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APRC Round 1
開催日程
LEG1A : 2008年4月11日(金)
LED1B : 2008年4月12日(土)
LEG2 : 2008年4月13日(日)
開催場所
ニューカレドニア
ヌメア近郊
天候/路面
LEG1A : 晴れ/ドライ
LEG1B : 晴れ/ドライ
LEG2 : 雨/ウェット
路面 : グラベル(未舗装路)
参加台数
5台 (ADVAN装着 2台)
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全7戦で戦われる2008年のAPRC(FIAアジア・パシフィック・ラリー選手権)が南半球を舞台にした開幕戦を迎えた。
日本では「天国に一番近い島」という小説の舞台にもなったことで知られるニューカレドニア、ヘッドクォーターはリゾート地としても知られるヌメアに設けられた。
 
初日はセレモニアルスタートと短いSSS(スーパースペシャルステージ)が2本行われたが、ADVANラリータイヤを装着するCUSCO勢の2台は手堅く3番手と4番手につけて、戦いの本番に臨む。
 
11日(土)は青空の下で戦いがスタート。
ニューカレドニアの路面は細かいダストや石によってスリッピーなことで知られており、シビアな展開が予想される一日となった。
 
CUSCO勢は難しい路面を堅実な走りでクリアしつつ、サスペンションのセッティングを変更したり、タイヤの空気圧調整を行うなどで対応していく。
その結果、11日の最終SS(スペシャルステージ)となる15.59kmのSS11「No Bo 3」でD.ヘリッジ選手がステージベストタイムをマーク。
LEG1Bを終えてヘリッジ選手が3位、柳澤宏至選手が4位とポジションキープでLEG2に向けての巻き返しが期待された。
 
LEG2は雨の影響でコースが泥沼と化してしまった。余りにも酷いコンディションの悪化は、ステージのキャンセルまでもが検討されたほどである。

この日は4本のSSで争われるが、最初に待ち構えているのが今大会で最長となる35.41kmの「Katrikoin 1」。
蓋を開けてみるとコースの前半はマッドタイヤを装着した4輪駆動車ですら走行が難しいという一面の泥沼となっていた。
 
各車はおよそ競技中とは思えないようなスロースピードで進んでいく。
しかし、ここで柳澤選手のマシンはヘアピンコーナーをクリアしたかと思われた矢先、軟弱な路肩に足を捕られてまさかのコースオフを喫してしまった。
ここまでトップの田口選手と同タイムで走ってきて調子が上向いていただけに、悔やまれるリタイアとなってしまった。
 
トップと約2分差の2番手につけていたヘリッジ選手は、3位との差が3分と大きく開いたためキープポジションで残るSSを手堅くまとめ、開幕戦を2位獲得で締めくくった。
Driver's Voice
D.ヘリッジ選手  
 【今回の成績 : 2位】
スタートから間もない序盤ではオーバーステアでなかなかアクセルを踏んでいけなかったのですが、セッティングの変更で調子を取り戻してステージベストも出せるようになりました。
初めてのチームだったがゆえに戸惑いもありましたが、全てのチームスタッフの努力によって2位を獲得出来たことに感謝しています。
次戦のオーストラリアは地元での開催ですから、ベストの結果を出したいと思っています。

柳澤宏至選手  
 【今回の成績 : リタイア】
SS12はとても滑りやすい路面状況でした。慎重にドライブしていたのですが、ヘアピンコーナーで曲がり切れると思った次の瞬間に、ズルズルと滑り落ちてしまいました。
次のオーストラリア・キャンベラでは今回の借りを返せるように頑張ります。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
真崎健雄
今回のコースはドライならばグリップが高いのですが、雨が降ると粘土質の路面なのでかなりスリッピーなものに変化します。
タイヤは昨年までP-WRC(FIA世界プロダクションカーラリー選手権)で進めてきたグラベルタイヤ開発のデータを、フルに注ぎ込んだ仕様を今回投入しています。
P-WRCでの開発はランサーで進めてきたのですが、2台のインプレッサの走りを見て、その仕様が良好なものであることを確認出来ました。まずはこれまで行ってきた開発の方向が間違っていなかったことで、ほっとしているのが今の正直なところです。
競技の方はヘリッジ選手は初めてのニューカレドニアにも関わらず、高いパフォーマンスを示してくれて感謝しています。柳澤選手も上位争いに加わってポディウムは射程内だっただけに、非常に残念なコースアウトとなってしまいました。
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