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WTCC 2007
/ Round 21 and 22
News Index
WTCC Round 21&22
開催日程
2007年11月16日(金)
〜18日(日)
開催場所
マカオ (中国)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
第21戦 : 9周
第22戦 : 9周
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>> Result (競技結果)
>> Detail (カテゴリー紹介)
世界各地を転戦してきたWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)は、今年もアジアで最も伝統ある一戦「マカオグランプリ」が最終戦の舞台となる。
エキサイティングかつチャレンジングなことで知られるストリートレースは"世界一決定戦"とも言われるF3レースを併催、この一週間マカオは焼けたオイルとタイヤの匂い、そして勇ましいエギゾーストノートに包まれる。
その性能を高く評価され、オフィシャルタイヤサプライヤーとして2年目のWTCCを締めくくる最終戦を迎えたADVANレーシングタイヤ。既に2009年までWTCCに対するワンメイク供給が決まっているが、マカオといえばF3のコントロールタイヤもADVAN。こちらは今年で供給開始から25年を迎えており、マカオの道はADVANが知り尽くしていると言っても過言ではない。
さて、最終戦マカオは3シーズン目のWTCCチャンピオンにどのドライバーが輝くのか、そしてマニュファクチャラーズタイトルはBMWとセアトどちらが勝ち取るのかが最大の注目点。
ドライバーズタイトルの筆頭候補は発足初年度から二連覇を達成し現時点で唯一のWTCCチャンピオンホルダーであるBMWのA.プリオール選手と、今季登場したディーゼルエンジンの速さを遺憾なく発揮しているセアトのY.ミューラー選手の二人。ともにウェイトハンディ搭載量は規定最大の60kg、シリーズ獲得ポイントは全くの同点で最終戦に臨む。
青空の下で迎えた第1レース(シリーズ第21戦)、ポールポジションについたのは今季これまで4勝を挙げているシボレーのA.メニュ選手。これに続くセカンドグリッドがY.ミューラー選手となり、対するA.プリオール選手は前日の予選で奮わず12番手グリッドに沈んでいた。
初のタイトル獲得向けて有利なスタートを切ったY.ミューラー選手はスタート直後にマンダリンオリエンタルベンドでトップに立った。このまま"クラッシュの名所"としても知られるリスボアコーナーに先頭で入り、後ろからA.メニュ選手、そしてA.ファルファス選手が追うという展開に。
一方のA.プリオール選手は抜き所の少ないマカオで中段グループからのスタートが災いして思うようにポジションアップを果たせず、折り返しを過ぎた7周目の段階でも11番手に留まる。
誰もがY.ミューラー選手の好成績を信じただろうが、トップで8周目に入ったセアト・レオンは山側の狭幅区間に差しかかったところで突然のスローダウン。燃料系トラブルに襲われてしまい、チェッカーを受けることなくレースを終えてしまった。
更に波乱はファイナルラップにも続き、リスボアコーナーの進入で3番手のA.ファルファス選手が猛追してきたG.タルクィーニ選手に押される格好で姿勢を乱しガードレールにヒット。
レースは結果的にポールスタートのA.メニュ選手が制して、今季5勝目を飾った。
そして注目は8番手。上位陣のリタイアなどにより、A.プリオール選手がこの位置で第1レースを終えたのである。
僅か15分のインターバルを経て迎えた第2レース(第22戦)。今季最終戦となるこのレース、第1レースでトラブルからリタイアとなったY.ミューラー選手はスターティンググリッドに着くことが叶わず。
ドライバーズポイントは82点のA.プリオール選手がトップ、81点のY.ミューラー選手は不出走で勝負権を喪失、73点を獲得している3番手のJ.トンプソン選手に逆転の可能性が僅かに残されてはいたものの、圧倒的にA.プリオール選手が有利という状況で最終戦のスタートを迎えた。
そのA.プリオール選手は前レースを8位で終えたため、上位8台がリバースグリッドとなる第2レースはポールポジションからスタート。
序盤から快調に飛ばすA.プリオール選手が独走の様子を見せる。一方のJ.トンプソン選手はスタート直後こそポジションを上げたものの、中盤にかけてはペースが伸びずに後続から猛プッシュを受けてしまう。
今季の締めくくりとなる最終戦はA.プリオール選手の独り舞台となり、トップの座を一度として脅かされることなくフィニッシュ。
WTCC発足から3年目のシーズンもチャンピオンの称号を勝ち取ったA.プリオール選手、同時にマニュファクチャラーズタイトルもBMWが三連覇を達成して強さを見せる結果となった。
また、プライベーター部門となるYOKOHAMAインディペンデントトロフィーは、ドライバーはステファノ・ディ・アステ選手、チームはPROTEAM MOTORSPORTがランキングトップとなった。.
マカオ・ギアサーキット/市街地特設コース (中国)
1954年にポルトガル人によって始まったマカオグランプリの歴史。
今やアジアで最も伝統あるレースとなったが、そのコースはエキサイティングでチャレンジングな市街地特設コース。
全長は6,117m、大まかにはコース幅の広い海側区間と、狭いワインディングの山側区間に分けられる。
いずれもエスケイプゾーンは皆無、ワンミスが命取りとなる。
特に山側区間の入口となるリスボアコーナーは"クラッシュの名所"として知られている。
一般公道ゆえに路面はウネリもあり、これを逆手に取って走るテクニックなども求められる。
【第2レース(第22戦)優勝/シリーズチャンピオン】
予選アタック中のミスでクルマをヒットしてしまい、苦しいレースでした。でも、最後まで諦めずに走りました。。
第1レースでミュラー選手とファルファス選手がリタイアしましたが、第2レースも集中してドライブすることに専念しました。
今年はセアトやシボレーが強くてハードな1年でしたから、タイトルを獲得できたことが本当に嬉しいですね。
最高のマシンを与えてくれたBMWに感謝します。
WTCCにタイヤの供給を開始して2年目になりますが、チームやWTCCのオーガナイザーからの要望で、スペックを変えずにサポートを行ないました。
昨年は1年目のシーズンだったのでドタバタしていましたが、マカオを含めて今年はようやくタイヤサプライヤーとして安定してきたと思います。
来年はドライタイヤの外径に合わせたサイズにレインタイヤを変更する予定ですが、それと並行してドライタイヤの開発も引き続けて行きます。