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HOME / MOTORSPORTS / WTCC 2007 / Round 17 and 18 News Index
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WTCC Round 17&18
開催日程
2007年9月22日(金)
〜23日(日)
開催場所
ブランズハッチ (イギリス)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
第17戦 : 16周
第18戦 : 16周
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2007年のWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)も残すところあと3戦。第17戦/第18戦はイギリスのブランズハッチを舞台にして開催された。

シーズンも終盤に入ったことから、タイトル争いの行方も気になってくるところ。ドライバーズタイトルの方は前戦を終えてA.ファルファス選手が69点でトップに立つものの、僅か1点差でディフェンディングチャンピオンのA.プリオール選手が2番手につけていた。3番手は56点でセアトのY.ミューラー選手で、こちらも虎視眈々と逆転を狙っている存在として注目されている。
 
さて、終盤戦ということでタイトル争いの他に、来シーズンの動向も話題となってくる。そんな中でイギリス戦を前に2008年のWTCC暫定カレンダーに関する情報が伝えられ、新たにメキシコと日本が開催地として加わることになった。メキシコは現時点では開催コースについては未定だが、日本は過去にF1グランプリも2度開催された岡山国際サーキットを舞台として最終戦マカオの前戦(第21&22戦)としてカレンダーに組み込まれた。
もちろん2008年もWTCCを支えるタイヤはADVAN、母国・日本におけるWTCC初開催は日本のモータースポーツ史にも残るものになるだけに今からレース当日を心待ちにしているモータースポーツファンも多いことだろう。
 
FIAのマックス・モズレー会長も予選日にパドックを訪れ、「WTCCはこれまで良い成果をあげており、とても成功している。将来に向けても積極的な展開を図っており、シリーズは国際的な発展を遂げている。」とWTCCを評価。この言葉の中、「将来に向けた積極的な展開」はディーゼルやバイオフューエル車の参戦など環境保護に考慮した展開について、また国際的な発展とは全世界的なテレビ放映によるファンの獲得、そして日本での初開催を評価したものと言えるだろう。

モズレー会長も見守る中、公式予選でトップタイムをマークしたのはシボレーのA.メニュ選手。
2番手はアルファロメオのJ.トンプソン選手、そして3番手にはTeamRACからスポット参戦でBMWを駆るC.タルキントン選手がつけた。
 
日曜日の決勝、第1レース(第17戦)はポールからスタートのA.メニュ選手が快走。一度たりともトップの座を奪われることなくポール・トゥ・ウィンを飾り、勝利数では今季最多となる4勝目をマークした。
以下、予選オーダー通りのポジションとなり、J.トンプソン選手とC.タルキントン選手も表彰台を獲得した。
 
インターバルをはさんで迎えた第2レース(第18戦)。第1レースをノーポイントで終えているA.ファルファス選手が、なんと最終コーナーでのA.メニュ選手との接触によってストレートでマシンはコンクリートウォールに激突、2戦ともにノーポイントというまさかの展開に。
このため長いセーフティカーランとなり、トップに立った2番手スタートのA.プリオール選手が逃げきりを果たして母国レースを制覇。2番手には同じくBMMを駆るF.ポルテイロ選手がつけてBMWがワン・ツー・フィニッシュを達成した。
 
また第1レースで表彰台を獲得したC.タルキントン選手は第2レースでも速さを魅せる。オレンジ色にペイントされたマシンはそれだけでコース上での高い存在感を見せていたが、冴えた走りに詰めかけた3万人以上の観客が惹きつけられていく。
6番手スタートから先行するレギュラードライバーを巧みにかわし、終盤にはファステストラップをマークして実力を遺憾なく発揮。惜しくも表彰台にこそあと一歩届かなかったものの、この25歳のイギリス人ドライバーも母国ラウンドで堂々たる速さをアピールした。
 
この結果、ドライバーズタイトル争いはA.プリオール選手が累計得点と81として、2戦ともにノーポイントで終わったA.ファルファス選手との差を12点と拡げ、シリーズ連覇に向けて有利な状況となった。
Fuatured Driver|注目のドライバー
コリン・タルキントン選手  
1982年3月21日、イギリス生まれ。
1998年、16歳で北部アイルランド・メトロ選手権でデビューしシリーズチャンピオンを獲得。
2000年にイギリス・ルノークリオ・ウィナーズカップ、'01年はイギリス・フォードフィエスタ・カップに参戦、'01年はシリーズチャンピオン。
2002年からイギリス・ツーリングカー選手権(BTCC)に参戦、'03年にBTCC初優勝を飾る。
BTCCは'02年〜'04年と'06年はMGのZS、'05年はヴォグゾールアストラ(オペルアストラのイギリス版)で参戦していたが、2007年はBMW 320siにスイッチして3勝を飾っている。
Circuit|サーキット紹介
ブランズハッチ(イギリス)
 
イギリスの首都・ロンドンから30kmという好立地のサーキットがブランズハッチ。このアクセスの良さから集客力の高いサーキットとして知られ、今回のWTCCでも3万人を超える観客が来場した。
全長3,703m、オープンは1926年という歴史あるコース。オープン当初は左周りだったが、1954年に一般的な右周りに改められた。
過去にはF1・ヨーロッパグランプリも開催されている。
コースレイアウトは攻略の難易度が高く、チャレンジングさに魅了されるドライバーも多い。
高低差もあり、ジェットコースターのようなアップダウンと加速感が特徴であるが、もちろんワンミスが大きなマシンダメージを被るクラッシュに直結してしまう結果も招きかねない。
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