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HOME / MOTORSPORTS / WTCC 2007 / Round 15 and 16 News Index
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WTCC Round 15&16
開催日程
2007年8月24日(金)
〜26日(日)
開催場所
オッシャーズレーベン
(ドイツ)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
決勝周回数
第15戦 : 16周
第16戦 : 14周
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世界各地の11会場で熱い戦いが繰り広げられているツーリングカーレースの世界最高峰「FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)」。
第15戦&第16戦はドイツ、マグデブルグ市の南西約30kmに位置するオッシャーズレーベンが舞台となる。
 
今回の戦いで注目を集めていたのはセアト勢。
まずインディペンデントクラスに参戦するGRアジアからT.コロネル選手/M.セレソリ選手に加えて、ロシア人の若手・T.サドレディノフ選手がエントリー。サドレディノフ選手は19歳という若さで、これでWTCC史上最年少ドライバーが誕生した。

そしてもう二人、Y.ミューラー選手とJ.ジェネ選手。こちらは前回のアンダーストープ戦からセアトスポーツが投入したレオンのディーゼル、TDIエンジン搭載車での参戦である。アンダーストープでは第1レースでY.ミューラー選手が6位入賞を果たしただけに、今回は更なる好成績が期待された。
 
25日(土)には2回のフリー走行が行われた後に公式予選を迎える。
1回目のフリー走行でトップタイムをマークしたのはBMWのA.プリオール選手、2回目のフリー走行では代わってアルファロメオのJ.トンプソン選手がトップタイム。
気になるセアト勢はこの後、公式予選でその実力を遺憾なく発揮、ポールポジションを獲得したのはガソリンエンジンを搭載したレオンを駆るG.タルクィーニ選手だったが、0.011秒という僅差の2番手タイムをマークしたのはディーゼルエンジンモデルを駆るY.ミューラー選手。ガソリンとディーゼル、それぞれのエンジンを搭載するセアトがフロントローを独占した。
 
 
26日(日)、12時05分に第15戦(第1レース)がスタート。コンディションは晴れ/ドライ。
25台のマシンが一斉にスタートを切ったが、直後の後方集団で多重クラッシュが発生してレースはセーフティカー導入という波乱の幕開け。

4周目にレースが再開されると、2番手スタートのY.ミューラー選手は先行するG.タルクィーニ選手の隙を伺いながらプッシュ。5周目に入って第1コーナーで仕掛けたY.ミューラー選手、右に回り込むタイトコーナーですかさずインを奪うとトップに立つことに成功。
ディーゼルエンジン車を先頭に周回を重ねる中、3番手のアルファロメオを駆るJ.トンプソン選手がポジションアップを図るも、セアト勢が築いた鉄壁のワン・ツー・フォーメーションを崩すには至らず。

このまま16周を走りきったY.ミューラー選手のセアト・レオンTDIがトップでチェッカードフラッグを受け、世界選手権レース史上初めてディーゼルエンジン車が優勝を飾る歴史に残る一戦となった。
 
 
16時05分からは第16戦(第2レース)がスタート。
リバースグリッドによりR.コルチアーゴ選手がポールからスタートするが、またも第1コーナーで接触がありコルチアーゴ選手はコース外に押し出されるような格好になってポジションを大きく落としてしまう。
 
代わってトップに立ったのはBMWチームジャーマニーのA.ファルファス選手、これをディフェンディングチャンピオンのBMW チームUKに所属するA.プリオール選手が追う展開となる。
チャンピオン争いを展開している二人のBMWドライバーは互いに一歩も引かない接戦を繰り広げながら周回を重ねていく。
その差0.2秒ほどのテール・トゥ・ノーズによる接近戦が観客を魅了、終盤の10周目にはA.プリオール選手が前を行くA.ファルファス選手を執拗なプッシュから横に並びかけるまでに迫ったが、A.ファルファス選手がしっかり抑えてポジションを譲らず。
 
こうして14周の戦いはA.ファルファス選手がリードを守りきって今季3勝目を飾り、シリーズチャンピオン獲得に向けて価値ある勝利を手中におさめた。
また第15戦(第1レース)で優勝を飾ったY.ミューラー選手は5位、もう一台のディーゼルエンジンを搭載したセアト・レオンを駆るJ.ジェネ選手は3位表彰台を獲得し、第16戦(第2レース)でもTDIエンジン勢は高いポテンシャルを見せつけることとなった。
Fuatured Driver|注目のドライバー
ジョルディ・ジェネ選手  
1970年12月5日、スペイン生まれ。
1986年にスペインカート選手権でシリーズチャンピオンを獲得、翌'87年にスペイン・フォーミュラフィアットウーノ選手権で4輪レースにデビュー。同選手権、更にその翌年のスペイン・フォーミュラフォード選手権でもチャンピオンに輝いて頭角を現す。
1991年にはF3にステップアップ、同年日本で開催された「富士インターナショナルフォーミュラ3リーグ」で優勝を飾っている。そして'92年にFIA F3000に昇格、1勝を挙げる。
1995年にツーリングカーレースに転向、'96年にはスペイン・スーパーツーリングカー選手権でアウディを駆って5勝を飾りシリーズチャンピオンを獲得。2001年にはル・マン24時間レースのLMP675クラスで優勝、そして2002年からFIAヨーロッパツーリングカー選手権(ETCC)に参戦。
引き続き'05年からWTCCに参戦、これまでセアトのステアリングを握り続けてきている。
Circuit|サーキット紹介
モータースポーツアリーナ・オッシャーズレーベン(ドイツ)
 
1997年にオープンしたコースは全長3,696m。
ドイツツーリングカー選手権(DTM)やFIA-GT、フォーミュラ3といった4輪レースのみならず、レーシングカートや2輪のレースも盛んに開催されているコースである。
WTCCは発足初年度から開催されており、さらにヨーロッパツーリングカー選手権(ETCC)も長年に渡って開催されてきた。
その中で強さを見せてきたのがA.プリオール選手。2003年のETCC第2レースを皮切りに、'04年ETCCの第1レース、'05年WTCC第1レース、そして'06年のWTCC第1レースと4年連続で優勝を奪い続けてきた。
今年は残念ながら優勝には一歩届かなかったために連勝記録は途絶えたものの、僅差の2位でフィニッシュしているだけにオッシャーズレーベンの地を得意としていることに変わりはなさそうだ。
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