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HOME / MOTORSPORTS / WTCC 2007 / Round 13 and 14 News Index
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WTCC Round 13&14
開催日程
2007年7月27日(金)
〜29日(日)
開催場所
アンダーストープ・サーキット
(スウェーデン)
天 候
晴れ
路 面
ウェット
決勝周回数
第13戦 : 13周
第14戦 : 13周
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当初はトルコ・インタンブールでの開催が予定されていたが、シーズンインを前にして開催地がスウェーデンのアンダーストープに変更された第13戦&第14戦。
 
シーズンも後半戦に入りタイトル争いの行方も気になるところであるが、今回のアンダーストープ戦はニューカマーの参戦など話題の多い一戦となった。
開幕前に東京で行われた横浜ゴム・モータースポーツ発表会の席上、WTCCをプロモートするKSOのジャック・ベハー会長が発表したボルボの参戦がついに同社の地元で実現。
WTCCに初参戦となるボルボはポールスター・レーシングからエントリー、マシンはS60をベースにして造られているがバイオフューエルを使用することで注目を集める。使われる燃料はエタノールE85、環境問題に世界のトップツーリングカーカテゴリーとして取り組むWTCCには2009年からバイオフューエルを使うことを計画しているが、それに先立っての参戦実現となった。
 
また、ロシアツーリングカー選手権に参戦するゴールデンモータースがホンダアコード・ユーロRでエントリー、2人のロシア人ドライバーがステアリングを握る。
 
さらに昨年はセアトでシリーズに参戦していたR.リデル選手がシボレーから参戦、昨年のトルコ・第15戦では準優勝を飾っているだけに好調のシボレー勢にとって強い戦力が今回は加わることとなった。
 
土曜日の予選でポールを奪ったのはセアトのT.モンテイロ選手。その後ろには前戦ポルトで表彰台を独占したシボレー勢からN.ラリーニ選手、R.ハフ選手と続き、好調の波に乗っていることを強くアピール。
注目のボルボは13番手、R.リデル選手は5番手のグリッドから、それぞれ第13戦のスタートを迎えることとなった。
 
決勝が行われる日曜日は難しい路面コンディションがレースの行方を分からなくする。
第1レース(第13戦)のスタートは午後12時05分、空には晴れ間も顔を覗かせたものの、コース上は先に降った雨が残りウェットコンディション。

スタート間もなく2コーナーでシボレー勢が先行、R.ハフ選手がトップでストレートに戻ってくる。コース上はウェット、激しいウォータースプラッシュの影響もあって後続が思ったようにペースを上げられない中でベストラップを叩き出しながら独走態勢を構築。
そのまま終始レースの主導権をR.ハフ選手が手放すことはなく、13周を走りきってウィニングチェッカー。2番手にポールスタートのT.モンテイロ選手、3番手にはアルファロメオのJ.トンプソン選手が10番手スタートから追い上げて表彰台を飾った。
 
約2時間30分のインターバルを経てスタートを迎えた第2レース(第14戦)、こちらはコース状況が難しさを増していた。4,025mのコースは部分的に乾いていたものの、一方で水が掃け切っていない箇所もあり、一部のコーナーではクリッピングポイントに大きな水溜まりがあるようなコンディション。
 
そんな中で第1レースの上位8台がリバースグリッドとなり、A.メニュ選手とN.ラリーニ選手のシボレー勢がフロントローからスタート。
1周目でN.ラリーニ選手が先行、両選手は1秒差の中でワン・ツー体制で周回を重ねていった。
しかし、レースは後半に入って大きく動く。難しい路面も影響したか3番手以下の順位が変動し、上位をキープしてきたのはセアトのT.コロネル選手とアルファロメオのJ.トンプソン選手。

そして10周を過ぎてグングンとポジションを上げてきたのがシボレーのR.リデル選手。
12周目にJ.トンプソン選手をかわして4番手に順位を上げるとさらに最終コーナー付近でT.コロネル選手もパスして3番手に浮上、これでシボレーが1-2-3体制となる。
レースはファイナルイン、しかしこのままで終わらないのがWTCC。同じカラーリングのシボレー同士が激しいトップ争いを展開、大観衆が手に汗握って見守る中でR.リデル選手が猛追劇を披露、なんと先行する2台のシボレーをもパスしてトップでチェッカードフラッグを受ける。
 
この結果、シボレーは前戦ポルトの第1レースに続いて表彰台を独占、シーズン中盤戦でライバルを圧倒する強さを見せつけた。
Fuatured Driver|注目のドライバー
リカルド・リデル選手  
1967年9月22日、スウェーデン生まれ。
1984年にレーシングカートでモータースポーツに参戦を開始、同年および'85年にスウェーデンカート選手権でチャンピオンを獲得。
F3へとステップアップを果たして本格的に4輪レースの世界に入り、スウェーデン、イギリス、そして日本のF3などで好成績をおさめる。'92年にはマカオグランプリでTOM'S-TOYOTAを駆って優勝を飾った。
その後ツーリングカーへ転向、'94年から'99年まではボルボ、2000年はフォードでイギリスツーリングカー選手権(BTCC)に参戦。'98年には5勝を挙げてシリーズチャンピオンに輝いた。
WTCCには発足初年度の2005年からセアトで参戦、同年1勝を挙げた。'06年もセアトで最上位は2位。今年はレギュラーシートは持っていないものの、今回の母国・スウェーデン戦で栄冠を勝ち取った。
Circuit|サーキット紹介
アンダーストープ・サーキット(スウェーデン)
 
世界的に有名なテキスタイルメーカーがあることなどでも知られるスウェーデンのボロス市から南東に70kmに位置するアンダーストープ・サーキット。
過去、F1やヨーロッパツーリングカー選手権(ETCC)が開催されたこともあるコースは全長4,025m。
このサーキットは飛行場を兼ねており、コースサイドには小型飛行機が駐機されているという珍しい光景を見ることが出来る。
北欧は世界的なトップドライバーを輩出しているので、今年WTCCの会場にその名を連ねたことは注目を集めている。
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