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WTCC 2007
/ Round 3 and 4
News Index
WTCC Round 3&4
開催日程
2007年5月5日(金)〜6日(日)
開催場所
ザントフールト(オランダ)
天 候
曇り のち 小雨
路 面
ドライ
決勝周回数
第3戦 : 13周
第4戦 : 12周
>> Report (レポート)
>> Result (競技結果)
>> Detail (カテゴリー紹介)
ブラジルで開幕を迎えた2007年のFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、1ヶ月を超えるインターバルをはさんで第3戦/第4戦の開催を迎えた。
戦いの舞台はオランダのザントフールト。
オランダ西部の古都・ハーレムはチューリップ栽培でも知られる街で、その西およそ10kmというロケーションに4,300mのコースが存在する。
開幕のブラジルでは2レースをともにBMW勢がトップ3独占という強さを見せたが、今回はその3台に35kgずつのウェイトハンディが課せられている。
そのような背景もあって練習走行から好タイムをマークしたのは今回から新車を投入したシボレー勢。予選でもその好調さは健在で、A.メニュ選手がポールポジションを獲得、N.ラリーニ選手が続いてフロントローをシボレーラセッティが独占した。
13周で競われる第1レース(シリーズ第3戦)は現地時間で6日の12時05分にスタート。
ローシングラップのスタートから2台のシボレーは勢い良く飛び出していく。後方では接触によるアクシデントも発生、セアトのY.ミューラーらは早々にレースを終えてしまう。
レース中盤、激しいポジション争いをしていたシボレーのR.ハフ選手がコースオフ、クラッシュを喫してしまう。このためセーフティカーが導入され、レースは仕切り直し。
マージンが帳消しになったA.メニュ選手とN.ラリーニ選手だが、レース再開後も好調な走りが衰えることは無く、フィニッシュに向けてワン・ツー体制を固めていく。
結果、A.メニュ選手がポール・トゥ・ウィンで昨年の第5戦ブランズハッチ以来の優勝を獲得。
N.ラリーニ選手が2番手でチェッカーを受けて、シボレーはWTCC参戦開始以来初となるワン・ツー・フィニッシュを飾ることに成功した。
また、昨年F1をドライブしてアメリカGPで表彰台を獲得したT.モンテイロ選手はセアトでのWTCCデビュー戦で4位という成績を残した。
現地時間の15時35分からは第2レース(第4戦)がスタート。
第1レースの上位8台がリバースグリッドとなって迎える決勝、ポールポジションはBMWのA.プリオール選手である。
スタンディングでスタートした第2戦、1コーナーはA.プリオール選手がトップを守りきるも1周目を終えた時点ではセアトのG.タルクィーニ選手が先行した。
また、BMWのJ.ミューラー選手が素晴らしいスタートを決めて10番手から一気に6番手までポジションをアップ。
3周目、第1レースで優勝を飾ったA.メニュ選手がコースオフ、ここでレースを終えてしまう。
7周目にはA.プリオール選手がダートにマシンを落としてしまい、即座にコースへ復帰したもののシボレーのN.ラリーニ選手の先行を許してしまう。
終盤、10周目にN.ラリーニ選手は更にポジションをひとつ上げて4番手となったが、上位陣の大きな順位変動はここまで。
結果、2番手スタートのG.タルクィーニ選手が優勝を飾り、A.ファルファス選手、J.ミューラー選手と続いてセアトがウィナーとなった。
1963年8月9日、スイス生まれ。
1986年、フランス・フォーミュラフォード選手権に参戦、翌年はイギリス・フォーミュラフォード選手権に戦いの場を移す。
'90年にイギリスF3000選手権で2勝を挙げてシリーズ2位、'92年にはイギリス・ツーリングカー選手権(BTCC)に参戦して"ハコ車"でのキャリアをスタートさせる。
'97年にはルノーラグナで12勝を飾りBTCCのチャンピオンを獲得。
同じくBTCCではフォードに転向した2000年にもモンデオを駆って2回目のタイトルを獲得している。
'05年のWTCC発足からシボレーで参戦、昨シーズンはイギリスのブランズハッチでWTCC初優勝を飾っている。
1964年3月19日、イタリア生まれ。
1986年、イタリアF3選手権で5勝、シリーズチャンピオンを獲得。この時のマシンはダラーラ:アルファロメオだったが、以降アルファロメオで幾多のレースに参戦。
'92年のイタリア・スーパーツーリングカー選手権、'93年のドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)では、ともにアルファ155を駆ってシリーズチャンピオンに輝いた。
また、'87年と'97年にはF1もドライブ、準優勝も経験している。
WTCCには'05年からシボレーで参戦、今回の2位が現在のところWTCCでの獲得最上位となっている。
ザントフールト(オランダ)
オランダの特産品でもあるチューリップ栽培の中心地、ハーレムの街から西に約10kmというロケーションに立地するザントフールト。
元々はドイツ軍の輸送路だったものを利用して作られたコースで、設計は鈴鹿サーキットも手がけたJ.フーゲンホルツ。
改修を重ねてコース距離も変化してきたが、現在はフルコースで4.3km。
砂丘という立地のために強風となることが多く、風によって運ばれてくる砂や土埃がコース上を覆うためにスリッピーなコースとして知られている。
ハイスピードの最終コーナーを立ち上がってストレートを駆け抜け、ほぼUターンのようなきつい1コーナーへの飛び込みが最大の見どころである。