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HOME / MOTORSPORTS / P-WRC 2007 / Round 1 News Index
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Uddeholm Swedish Rally
開催日程
2007年2月8日(木)〜11日(日)
開催場所
スウェーデン・
カールスタッド近郊
天 候
晴れ
路 面
スノー&アイス
総走行距離
1749.39km
SS総距離
343.99km (SS1〜SS20)
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いよいよ2007年のFIAプロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)が開幕を迎えた。
昨年は伝統のモンテカルロからスタートしたシーズン、その開幕戦で見事に優勝を飾ったのがADVANのエース・奴田原文雄選手だ。
 
2007年はモンテカルロがP-WRCのカレンダーから外れ、代わって開幕の舞台となったのは北欧のスウェーデン。コンディションはもちろんスノー&アイス、奴田原選手の二年連続開幕戦制覇に期待が高まる中で戦いがスタートした。
 
日本では記録的な暖冬のニュースが連日報じられているが、スウェーデンは日を追う毎に寒さが厳しさを増していき、最終日の朝は最低気温がマイナス21度にまで下がった。
路面はアイスバーン路面とアイスの上に雪が載っている路面が混在し、全体的にハイスピードラリーでもあることから、攻略が難しい戦いとなった。
 
昨年のP-WRCで最多の3勝を飾っている奴田原選手は、今年もイギリス人のダニエル・バリット選手とコンビを組みシリーズ制覇を目指す。
 
レグ1から速さを見せたのは地元・北欧系のドライバーたち。中でもADVANを装着したスバルインプレッサを駆るスウェーデン出身のクリスチャン・ソルベルグ選手は全てのSSを通じて安定した走りを見せて初日をトップで終えた。
一方の奴田原選手はセッティングなどでやや苦しむ展開となり、10位というリザルト。
 
7本のSSで競われるレグ2、トップ争いは激しさを増して上位陣はリスクを厭わない限界ギリギリの走りの応酬となる。
初日トップだったソルベルグ選手は順位的には2位に後退したものの、トップとの差は6.9秒と小さく、最終日の走りに期待が集まった。
奴田原選手もセッティングが徐々に煮詰まってきたこともあって8位にポジションアップ。
 
迎えた最終日のレグ3。
トップ奪還に期待がかかったソルベルグ選手だったが、惜しくも駆動系トラブルによって後退を余儀なくされる。それでもトラブルをクリアしたソルベルグ選手は最後まで果敢な走りを続け、見事に3位表彰台を獲得した。
奴田原選手も持ち前の実力を遺憾なく発揮、5位入賞を果たして4ポイントを獲得した。
DRIVER VOICE|ドライバー・ボイス
奴田原文雄選手
難しいスノー&アイス路面を駆け抜ける「ADVAN-PIAAランサー」。
装着タイヤはADVAN A040Sという競技専用スタッドタイヤ。
日本ではスタッドタイヤの使用は出来ないので販売は行われていない海外競技専用のタイヤ。
スウェーデンは雪は全体的に少なめでしたが、気温がかなり下がって冬の北欧らしいスノーラリーになりました。
 
そんな中でADVAN A040Sというタイヤを装着して戦いましたが、トラクション、ハンドリングともに良好なものでした。
コースアウトをすることもなく、ロングステージでもスタッド抜けなどのトラブルも発生せず、耐久性の面でも文句無しでした。
 
このラリーはハイスピードのとても難しいスノーコースが特徴ですが、初戦でしっかり4ポイントを獲得できたことには安堵しています。
 
第2戦のメキシコは得意のグラベルラリーですので、もちろん優勝を狙って挑みます。
今シーズンも、応援宜しくお願いします。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
真崎健雄
激しいトップ争いの一角を占めたクリスチャン・ソルベルグ選手。
ソルベルグ選手は地元スウェーデンの出身、やはり北欧系ドライバーが強さを見せ続ける展開となったが、ADVANラリータイヤの高いポテンシャルがその走りを支え続けた。
今回はADVAN A040Sという競技用スパイク専用タイヤを使用しました。サイズは110/650R16です。
一昨年、奴田原選手がスウェーデンに参戦したときのデータや現地テストデータを基に、我々の中でベストなスペックのタイヤを持ち込みました。
 
展開としては北欧系の現地ドライバーが先行して、非北欧系のドライバーが追うかたちになりました。
シムスチームのソルベルグ選手と、ハンニネン選手、アレン選手が繰り広げたトップ争いは、限界ギリギリでの戦いで見応えがありましたね。
同時に、ハイレベルな戦いの一角を占めたソルベルグ選手の走りをADVANタイヤが支え続けたことで、タイヤパフォーマンスを確認することも出来ました。
 
奴田原選手については序盤は苦戦する展開でしたが、そんな状況で4ポイントを得られたことは非常に大きな意味があり、上々の滑り出しではないでしょうか。
 
次のメキシコは昨年の借りを返すという意味でも、表彰台を狙いたいと思います。
昨年中盤から投入している新しいグラベルタイヤもメキシコでは初めて使いますので、とても楽しみにしています。
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