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HOME / MOTORSPORTS / JGC 2007 / Round 3 News Index
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オールジャパンジムカーナ in 幸田
開催日程
2007年4月29日(日)
開催場所
幸田サーキットYRP桐山
(愛知県)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
気 温
13〜15度
路面温度
20〜40度
参加台数
156台 (ADVAN 31台)
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全日本ジムカーナ第3戦は舞台を中部地区へ移し、初の全日本戦開催となる愛知県の幸田サーキットYRP桐山が戦いの場となる。
 
第2戦のフルパイロンコースとはうって変わってミニサーキットでのタイム争いとなるが、全長約1km、最大路幅15mのレーシングコースのところどころにパイロンが置かれ、コースなりのラインでは走れないように設定。
 
加えて中間地点、最終コーナー、ゴール前の3個所にターンセクションが設けられ、3速全開のストレートから一気に速度ゼロまで落とすブレーキングや、8の字ターンなどジムカーナならではドライビングの正確さも要求され、全日本戦にふさわしい難易度の高いコースでの戦いとなる。
 
 
決勝日は天候に恵まれ、朝のうちは冷えていた路面も強い陽射しを浴びて温度が上昇。
午後の2本目は路面温度が約40℃に達し、ターン部分にはタイヤラバーが付着してグリップが不安定になるなど難しさが増すコンディションとなった。
 
そんな中でまずADVAN A048 を履く樫山慶選手(インテグラ)が激戦のN2クラスで大活躍。セッティングの決まったマシンをまさに手足のように操り、1999年に浅間台で開催されたJAFカップジムカーナ以来となる嬉しい優勝を飾った。
 
前回の第2戦では激しい戦いの末に遂に谷森雅彦選手(ランサー)の連勝に鳥居孝成選手(ランサー)がストップをかけたSCクラス。
12台の参加となったが、やはりADVANスリック履く両選手による戦いになった。
1本目、鳥居選手が1分09秒564をマーク、対する谷森選手は1分09秒281と0.283秒鳥居選手を上回るタイムを叩き出してリード。
注目が集まった鳥居選手の2本目は1分10秒684で惜しくもタイムアップならず、谷森選手が前回の借りを返すかたちで貫祿の今季2勝目を挙げた。
 
Dクラスは地元・中部ということで名古屋を本拠とするK-ONEチームから参戦する、静岡県在住の小林キュウテン選手が注目の的。
実に1000人以上のギャラリーが訪れた幸田サーキット、その中にはK-ONE、小林選手を応援に来たという方々も多く、大観衆の期待を背に受けての走行となる。
 
しかし、1本目は赤旗中断の影響を受けて当初予定よりもスタートが遅れ、出走タイミングを見計らってウォーマーにかけるなど準備を進めてきたタイヤについても空気圧が待機中にダウンして小林選手にとっては満足出来ない結果に。それでもタイムは1分05秒973、Dクラスを含む全車の中で圧倒的な速さを見せつける。
 
迎えた2本目、小林選手の走りにも一層の"気合い"が入り、縁石上などに置かれたパイロンをギリギリでかすめる攻めの走りを披露。
フィニッシュ後に大観衆が注目する中で発表されたタイムは1分04秒665、実に2番手の選手を約2.5秒引き離すスーパーベスト。
タイムが場内にアナウンスされると観客からはどよめきと拍手が沸き起こり、ADVANスリックタイヤが支えた小林選手の走りに称賛が寄せられた。
Driver's Voice
小林キュウテン選手  
  【Dクラス : 優勝】
1本目は再出走のためにタイヤが冷えて自分の走りができませんでした。
しかし2本目は、第1コーナーからイン側ギリギリを攻めこんで、1分04秒台というタイムを刻むことができましたね。
 
谷森雅彦選手
  【SCクラス : 優勝】
初めてのコースということもあってデータ不足の部分もありましたが、なんとか1本目にベストタイムを出して逃げきれました。

※右写真※
SCクラス表彰台の谷森選手(右)と、2位の鳥居孝成選手(左)。
今季は開幕からADVANを履く両選手が三戦連続でワン・ツー・フィニッシュを飾っており、圧倒的な強さを見せ続けている。
柴田優作選手
  【N3クラス : 2位】
前半のコーナリングセクションはほぼ90点の走りができましたが、後半のターンセクションはクルマの特性をつかみきれず苦労しました。
今シーズン投入したばかりのマシンだけにまだ手探り状態のところもありますが、3戦目にして走るのが面白くなってきました。
 
※右写真※
N3クラスで2位となった柴田選手(左)。
2005年の最終戦で優勝を飾って以来の表彰台獲得。
樫山慶選手
  【N2クラス : 優勝】
フロントはG/S、リアG/2SのセットがFFのDC2インテグラにはピッタリの温度域となりました。
さらにサスペンションのセッティングも当たって最高の走りができました。
G/Sのグリップレベルの高さを改めて実感できた一戦でしたね
 
TECHNICAL INFORMATION|テクニカル・インフォメーション
路面温度はG/Sの温度域に入ったが、このコースは意外とミューが低いこともあって、FF車のフロント以外はG/2Sのチョイスが正解だったようだ。
G/Sでは前半を慎重に走り、G/2Sを選んだ場合は前半頑張って後半は無難にこなすといった使い方を考えるといいだろう。
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