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SUPER GT Round 6
開催日程
予選 : 2007年8月18日(土)
決勝 : 2007年8月19日(日)
開催場所
鈴鹿サーキット (三重県)
天 候
晴れ のち 曇り 一時 雨
路 面
ドライ → ウェット
決勝周回数
173周
(1周=5.807km)
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ADVAN MOTORSPORTS INFOMATION [SUPER GT Rd.6] (PDFファイル・AdobeReaderが必要です)
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今年で36回目の開催を数え、真夏の風物詩となった鈴鹿1000kmがSUPER GTシリーズ第6戦として鈴鹿サーキットで開催された。
 
鈴鹿1000kmと言えば厳しい残暑の中での戦いとして知られているが、ADVANタイヤは先に行われたマレーシアでの第4戦で24号車「WOODONE ADVAN Clarion Z」が初優勝を飾るなど、猛暑・酷暑のコンディションで大きなアドバンテージを見せているだけに今回も活躍が期待された。
 
ただ、24号車は優勝を経験したこともあってウェイトハンディが重く課せられており、一方でマシンは2006年モデルのアップデート仕様ながらリストリクター「+2」の措置を受けている25号車「ECLIPSE ADVAN SC430」に注目が集まっていた。
 
その25号車は金曜日の公式練習から好調な走りを見せ、常にタイミングモニターの上位に名を連ねていた。
土曜日の公式予選では午前中のセッションで暫定5番手につけてスーパーラップへ進出を果たす。スーパーラップでは自己ベストラップタイムを更新する走りで、「ECLIPSE ADVAN SC430」は堂々のセカンドロー、3番手グリッドから決勝スタートを迎えることになった。
 
GT300クラスでもADVAN勢は速さを遺憾なく見せ、ランキング争いで2位の2号車「プリヴェKENZOアセット・紫電」が午前中の予選で4番手につけると、午後のスーパーラップで見事な逆転でポールポジションを獲得。
さらに62号車「WILLCOM ADVAN VEMAC 408R」、13号車「エンドレス アドバン 洗剤革命Z」、26号車「ユンケルパワータイサンポルシェ」、7号車「RE 雨宮 ADVAN RX-7」といった面々が上位の決勝スターティンググリッドを確保した。
 
 
決勝が行われる日曜日、朝方は雲が拡がっていた空もフリー走行を終えるころには晴れ上がり、気温/路面温度ともにグングン上昇。決勝スタートの頃には気温34度、路面温度は53度にまで跳ね上がった。
 
そんな厳しい残暑の中でスタートした1000kmの戦い、まずオープニングラップをポジションキープで終えた25号車はトップグループの一角を守りながら周回を重ねていく。
そして17周目には2位にポジションアップ、その後も当初予定通りピットインを34周目まで引っ張ったことでスティント終盤ではトップを快走。
 
スタートを担当した土屋武士選手から織戸学選手に交代した後もトップグループの中で存在感を見せつけながら周回を重ねていく。
そんな中、今回のレースはスタート直後から荒れた展開となっていた。GT500/GT300ともにあちこちでアクシデントが続出。コース上には序盤から破損したマシンのパーツが散乱、タフなコンディションとなっていた。
そしてこの破片を踏んでしまったがために「ECLIPSE ADVAN SC430」はマシンにダメージを負ってしまい、ガレージには戻ってきたもののリタイアせざるを得ないという無念の結果になった。
 
 
GT300クラスでは2号車「プリヴェKENZOアセット・紫電」がライバルを圧倒する速さを強さを見せた。
加藤寛規選手と今回助っ人に加わった吉本大樹選手がスティントを重ねてマージンを構築。
しかし終盤、吉本選手の2回目スティント中から雨が降り始めて、数周に渡ってスリックタイヤのままウェットコンディションに変化したコース上を走行することになってしまう。
時間とともに雨足は強さを増し、チームは当初予定よりもこのスティントを早めに切り上げ、吉本選手からチームオーナーである高橋一穂選手にチェンジ。
 
もちろんレインタイヤに交換してのピットアウトではあったが、視界は激しくウィンドゥに打ちつける雨粒と先行車の水しぶきで遮られ、特に西コースはコンディションの悪化が著しかった。
そんな中で全く不安を感じさせない高橋選手の走りが一際コース上で光る。
 
この後も空模様は変化を続け、雨足が弱まってくるとコースはライン上から乾きはじめる。
少し早めにスリックタイヤに交換して追い上げを図るマシンもあったが、紫電のピットでは加藤選手がコース状況を確認しながらエンジニアと協議をし、タイヤ交換のタイミングを図っていた。
 
そしてラスト10周というところで高橋選手がピットイン、スリックタイヤに交換すると加藤選手がステアリングを握って最後のピットアウト。
このピットストップ中もトップの座は安泰だったが、最後を託された加藤選手はペースを緩めることなく力走を続け、悲願だった今季初めてのウィニングチェッカードフラッグを受けることに成功。
予選ポール獲得から決勝中のファステストラップ、そして優勝というこの上ない完全勝利で今季初優勝を飾った。
Driver's Voice
加藤寛規選手  
  【GT300クラス・優勝】
今シーズンはこれまでに何度もポールポジションを奪い、ポディウムにも何度か登っていたのですが、ようやく勝つことが出来ました。
今回は、レース終盤ににわか雨が降ってきて、スリックからレイン、そして最後にまたスリックとタイヤを交換することになりましたが、ドライバーが3人とも、微妙なコンディションで踏み止まれたことと、タイミングがバッチリ合ったことが大きかった。
でも、ADVANで用意してもらったスリックタイヤに助けられたことも見逃せません。『ピッタリはまった』と言うか『巧く当たった』んです。
この後も、大きな武器になると思います。残り3戦。
ウェイトは限度一杯で、厳しい戦いになると思いますが、1戦1戦ベストを尽くし、1ポイントでも多く稼いでチャンピオンを狙っていきます。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
島田淳
今回は、タイヤに絶えず高荷重の掛かる鈴鹿に向け、剛性をアップしたタイヤを用意してきました。
ゴムに関しては、各車種ごとに2種類を用意しましたが、全チームでハード目のものを選択しています。もちろんこれは、気温/路面温度ともに上昇するコンディションを考慮したものですが、ナイトセッションで路面温度がある程度下がっても、充分なパフォーマンスが確認されています。
今回、路面温度が上昇することは予想していましたが、昨年までのデータもあって、精々40度を超える程度と考えていたのですが、実際には50度を超えるレベルになってしまいました。
正直これは予想外でしたが、それでもハード目のコンパウンドなら、摩耗もタレも何ら問題なく、高いパフォーマンスを保ったまま、1スティントを走りきれることが金曜日のセッションで確認できています。
GT300では「プリヴェKENZOアセット・紫電」が初優勝しましたが、これでタイトル争いも、益々面白くなると期待しています。
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