BMWのチューニングで名を馳せる「Studie」。BMW Motor Sport Z4M RACING on Street Versionを会場に持ち込んだ。初夏の風のようなグリーンのカラーリングが一際、注目を集めている。タイヤはADVAN Sport。
フロント255/30ZR19(91Y)。リアは275/40ZR19(105Y)にまで広げられていた。路面を噛み、駆け抜けるためのこだわりがそこにあった。
「 Studie 」のCEO、鈴木康昭氏にうかがった。BMWのチューニングメーカーとして確固とした地位を築いている「Studie」。そのチューニングにADVAN sportが欠かせないという。ヨコハマがスポンサードをしているドイツのサーキット、ニュブルクリンクでのイメージをそのままストリートにナンバーを取る形でドイツの香りを持ってこられないかと考えてチューニングした車を出展した。
「今年はこの会場でも白い車が多い中、ドイツのイメージを打ち出せるカラーリングの車を入れられたことに大変、満足しています」、自らが生み出したチューニングカーのドレスアップセンスに自信の表情で答えてくれた。
第1回からSISに参加しているという「Studie」は、ADVANとの強いつながりを求めてコラボレーションでのイベント参加に可能性を見出しているという。
ADVENT(アドベント)。ドイツのチューニングメーカー「AC SCHNITZER」の総代理店。1995年設立。AC SCHNITZERはドイツ国内でBMWのワークスチームを持ちレースに参戦、そのタイヤもヨコハマが供給している。数々の戦績を残してきた。
今回はBMW M6をベースにしたコンプリートカー、AC SCHNITZER Tension Street Versionを会場に持ち込んだ。営業部長、小林圭介氏にそのポテンシャルを伺った。
「レースからのイメージをそのままストリートに、というコンセプトの車です。ADVAN のイメージは欠かせませんね。Team AC SCHNITZERと同じようにコラボレーションでプレゼン出来ることでトータルなイメージに結びつけたいですね」
「アイメック」ポルシェを中心として展開するチューングメーカーは、豊田市に本拠地を置く。平成2年創立。鶴田昭臣氏はヨコハマタイヤへの信頼は自身がポルシェのCカー時代、レースに関わった経験からだった。リアにエンジンを積むポルシェならではの過酷な要求に応えてくれるタイヤがADVAN。その信頼をコラボレーションという形に変えて参加した。
今回はSISの会場へポルシェ997を乗り入れた。最上級モデル3.8Lのエンジンにスーパーチャージャーを搭載。テスト段階で480馬力を叩き出した。オリジナルの355馬力から100馬力以上もそのポテンシャルを伸ばせるのはポルシェの粘り強いエンジンがあってこそのチューニングだという。フロントにはADVAN Sport 235/35ZR19(91Y)。リアを295/30ZR19(100Y)が支えている。