[2007/03/20]
Caro Gran Sport R.C 2007~
世界のクラシックカー、101台がお台場に集まった!
今年、第4回を迎えたCaro Gran Sport R.C 2007(カーログランスポルト)が3月10日11日の2日間にわたって開催された。YOKOHAMAタイヤがサポートするチャリティイベントとして、日本のクラッシックカーラリーの中で新らたなポジションを築き始めているイベントだ。3月10日午前9時すぎ、ドライバー・ミーティングを終えたエントラント(参加車両)が続々と、黒地に赤のADVANフラッグがはためくスタート会場=フジテレビ前広場に集結した。その数101台。往年の名車がずらり顔を揃える光景は圧巻。週末とあって数多くのギャラリーが詰めかけ見守った。
ゼッケンNo1を付けたロールスロイスPhantomⅠは1925年製、7,660ccのエンジンを誇る。続くゼッケンNo4を付けたのは1933年製のフィアットBalilla Coppa d’Oro、995cc。1930年、40年代と世界の名車が並ぶ。日本ではなかなか目にすることの出来ない名車ばかり。BENTLEY、JAGUAR、MG、ASTONMARTINと英国勢がならび、FIAT、ALFAROMEOなどイタリア車がそのスタイリッシュな姿を誇る。名車の伝統はMERSEDESとPORSCHE抜きには語れないとばかりにドイツ勢がエンジン音を響かせる。日本勢も負けてはいられない。TOYOTA2000GT、DATSUN FARLADYがその美しい姿を見せた。1972年までの101台が広場に勢揃いした。
3月11日夕、600kmを走破したクラシックカーが続々とフジテレビ前広場に戻ってきた。名車揃い101台だが、34年以上の年月を経たエンジンに600kmはタフな道のりに違いない。第4回Caro Gran Sport R.C 2007、優勝はエントリーナンバー27、瀧川弘幸氏のチーム1949年製のOSCA MT-4(1,100cc)。第3回に続いての2連覇となった。第1回、第2回の優勝者、西村恵隆氏のAC AACE Bristol(1957年、1,971cc)が2位。3位は久富浩氏のJAGUAR XK140OTS(1955年、3,442cc)となった。沿道からは多くの喝采と注目を集め、すべての車が無事故でレースを終了。「すべての人の心にチャリティ精神を」と祈る5カウントベルが響き渡った。