日が傾きかけた午後3時30分、近藤監督がチェッカーを振ってレースは終了。
男子は何と最後の2周で大逆転した茨城県立下妻第一高校が52周(106.340km)を5時間59分24秒(平均約17.72km/h)で駆け抜けて優勝。女子も序盤からトップを守り続けた同校が45周(92.025km)を5時間57分25秒(平均約15.34km/h)で優勝してアベック制覇となった。
ソロ男子で優勝した選手はなんとひとりで38周(約77km)を走りぬいた。また婚活の部では7組のカップルが誕生するなど、表彰式も非常に盛り上がった。
渡辺寛和 さん (男子優勝 : 下妻第一高校陸上競技部男子キャプテン)
「出場するからには優勝を狙っていました。11人でひとり1周ずつ走ってつなぎました。終盤までずっと2位だったんですが、最後の前に逆転して僕がアンカーになりました。とにかく絶対に抜かれないように走りましたが、ちょっときつかったです。
筑波サーキットは初めて来ましたがすごく楽しかったし、来年以降も優勝できるようにしていきたいと思います。」
岩瀬美紗 さん(女子優勝 : 下妻第一高校陸上競技部女子キャプテン)
「今年最後の試合なので優勝を狙って中・長距離の選手10名で参加しました。
ここを含めて初めてのサーキットだったんですが、広くて気持ちのいいコースでした。最初は抑えて走りましたが、みんな楽しめたと思います。
これが最初のイベントなので来年以降も優勝を続けて伝統にしていけたらうれしいです。」
終盤まで総合トップを走り続けたのはNISSANチーム。最後は高校生に逆転を許し2位となったが、企業の部で見事優勝を飾った。
「せっかく協賛するならと有志を募って参加。みんな楽しく走れたと思います」と波多野義一代表。
筑波に駆け付けたおなじみ日産応援団と共に、はいチーズ!