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歌手・俳優だけではなくマラソンやトライアスロンにも参加するアスリートである"マッチ"こと近藤真彦監督がプロデュースした、"イイコト"プロジェクト(主催 : KONDO RACING/エムケーカンパニー)。今回横浜ゴムなどの協賛を受けて初めて開催されたこのイベントは、二輪/四輪のレースや走行会でもお馴染みの筑波サーキット(1周=2.045km)が舞台となる。

12月19日の大会当日は、気温こそ低いものの快晴に恵まれた。
早朝から続々と参加者が筑波につめかけ、パドックには着替え&休憩用のテントがあちこちに張られ、モータースポーツイベントで見られる光景とは明らかに違う雰囲気に包まれた。
200近い参加チーム、2,000名ほどの参加者だけでなく、参加者の家族や友人、またマッチのファンも含め3,000名を超える人で会場は朝から大いに賑わいを見せた。

午前9時、近藤監督が電気カート、ドライバーの横溝直輝選手が電気自動車でコースを周回して登場。そして近藤監督があいさつをして、地元の村岡はやし連の勇壮な太鼓が響く中、イベントは幕を開けた。
9時30分、いよいよ6時間耐久のリレーマラソン大会がスタート。リレーマラソンには、男子、女子、混成の部門と、ひとりで走るソロ(男女)、さらには婚活の部門があり、またリレーマラソン以外にも2kmファンラン、1kmファミリーランといった種目も設けられ、誰もが楽しんで参加できるイベントとなった。
またデビルマン、くまのプーさん、ヤッターマン、ドロンジョ、サンタクロースといった衣装を身にまとってコスプレを楽しむランナーの姿も!
近藤監督も約2kmのコースを2回走り、参加者とのふれあいを楽しんだ。
 
 
   
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昨年まで親子の交通安全教室を開催していた近藤監督だが、今年はジョギング/ランニングブームということもあり、一般の人にもサーキットを体験してもらおうということになったという。サーキットを走ることでモータースポーツにも興味を持ってもらえたらうれしいとも。

「今日は最初に電気自動車(カート)をドライブしましたが、ずいぶん進歩しましたね。いよいよ電気の時代かなという気もします。レースでも電気の時代が来るかもしれないですね。
実はいまかっこいいディーゼル車を探しているんです。海外ではディーゼルのスポーツカーがあるんですけれど、ディーゼルってCO2(二酸化炭素)の排出量も少ないし、壊れにくいし、燃費もいいし、環境にやさしいんです。横浜ゴムのエコタイヤも1〜2年乗るとどれだけ得するか分かると思いますよ。

でも今はどこでもエコ、エコだってブームになっていて、それは嫌なんです。だってブームって終わっちゃうものだし。終わらせないように、多少心のどこかに"エコ"って気持ちがあればいいと思いますよ。

今年のSUPER GTはいいシーズンになりました。開幕戦でいきなり優勝できましたし。チームも全体的にレベルアップしたし、ライバルチームからも『コンドウレーシングが来たな』って思われるようになってきました。マークされるようなチームに育ったことがとてもうれしいですね。
先日も大先輩の星野一義さんに『いい監督になった』と言われたときは本当にうれしかったですね。」
 
 
 
 
2008年の十勝24時間レースに横浜ゴムのエコタイヤで参戦した横溝直輝選手は、KONDO RACINGのスタートランナーとして参加。日ごろのトレーニング同様、サーキットを快走してみせた。

「初めは自分のカートチームで参加しようかなと思ってたんですが、ちょうど受験シーズンなので断念。KONDO RACINGの助っ人として参加することになりました。

筑波はF3だと50秒台前半で1周する短いコースというイメージなんですが、さすがに走ると長かったですね。これまで気づかなかったカント(傾斜)もあって面白かったですよ。一般の方がサーキットを走って、何かしらモータースポーツに触れ合ってくれればいいと思いました。

今年は初めてスーパー耐久シリーズにフル参戦しましたが、予想以上にハイレベルな戦いでやりがいがありました。いかにタイヤをマネージメントするか自分のスキルアップにもなりました。
若手ドライバーの育成も同時に行ったのですが、彼にいろいろ教えることで自分も初心に戻れたというか、勉強になり自分を見つめ直せたと思います。この経験はきっと来年につながると思います!」
 
 
■横溝直輝 選手
1980年・神奈川県出身。
1993年にレーシングカートをはじめ、デビュー戦で優勝を飾る。全日本カート選手権やワールドカップ参戦を経て、1999年にフォーミュラ・トヨタで4輪レースに転向。2001年にチャンピオンを獲得すると全日本F3にステップアップ、2006年から全日本GT選手権とフォーミュラ・ニッポンへの参戦を開始。
2009年はスーパー耐久のST-1クラスにフェアレディZで参戦、最終戦までシリーズチャンピオン争いを展開した。
 
 
 
 
宮下裕子 さん(右)
「クルマだと1周はあっと言う間ですよね。最初は歩いたのでかなり長く感じたんですが、2回目からは走ってみました。かなり達成感があります!
みんな自分なりの楽しみ方をしてて、次はコスプレもいいかもしれません。誘われればまた走ってみたいと思いました。」


Motoka さん(左)
「実際に走ってみて、あぁこんなコースなんだっていうのが分かりました。次は同乗で走ってみたいですね。
元々駅伝の選手をやっていたので今日は4回走りました。楽しかったし爽快感がありますね。でも抜かれるのは悔しい!
これをきっかけに来年はマラソンにも挑戦してみたいです。」
 
 
 
 
このイベントをサポートした横浜ゴムでは、有志が2チームを結成してリレーマラソンに参加。チームを代表して2名のランナーに直撃取材を試みた。


松岡浩嗣 (モータースポーツ部)
「トライアスロンには20回ほど、フルマラソンも2回出場しています。今回は周りに実業団の選手もいて、フォームやスピードを知ることでいい練習になりました。体にいいこと、クルマ環境にいいことと相乗効果もあって、いいイベントだと思います。来年はソロで出ようかなと思っています。
来年はGT500で2勝以上、GT300でチャンピオン連覇、ワンメイクレースの成功、そしてWTCCの盛り上がりに期待したいです。」


初又美由紀 (三島工場)
「初めて筑波を自分の足で走りましたが、バックストレートや最終コーナーが長すぎですっ!
ピットロードも長いし、予想以上に距離がありましたね。私は富士やもてぎでFJ1600のレースに出場しているんですが、まさか筑波の1コーナーの上りでふくらはぎがつりそうになるとは思いもしませんでした。
でもゆっくり走ってみるといろんな発見があって楽しかったです。レーシングカーのレコードラインはランニングでは通用しないことも分かりました。ランニングでは"インベタ"に限ります!(笑)」
 
 
 
 
コントロールタワー近くに展開された横浜ゴムブースをのぞいて、新商品をチェック。
まずは「ウィンドブレーカー」(サイズ : S〜LL)。ややタイトなデザインに仕上げたミリタリー風なウェア。肩と袖に牛革を使用してアクセントにもなっている。ロゴはやや控え目だが、街中でも普通に着て歩けそう。またアイコンもさりげなくあしらわれ、フードも収納されるなどアウトドアでのユースもしっかり考えられた作りになっている。
「サロペット」(サイズ : L、LL)は、夏場の暑い時期につなぎよりも楽に着られるメンテナンスウェアとして重宝しそうだ。膝の部分にはメッシュ生地を取り入れるなど通気性もアップしており、また胴まわりのゴムもゆったりめに仕上げてある。

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また、イイコトチャレンジには横浜ゴムのほかにも、いくつもの企業が主旨に賛同して協賛した。
シューズのクロックスでは、回復サポートシューズを展示&試し履きを展開。H.I.S.では移動旅行相談車が筑波に現れました。さらに日産自動車はエコなEV(電気自動車)の試乗会を開催。
この他さまざまな企業が"イイコト"をPRしてイベントを盛り上げた。
 
 
   
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日が傾きかけた午後3時30分、近藤監督がチェッカーを振ってレースは終了。

男子は何と最後の2周で大逆転した茨城県立下妻第一高校が52周(106.340km)を5時間59分24秒(平均約17.72km/h)で駆け抜けて優勝。女子も序盤からトップを守り続けた同校が45周(92.025km)を5時間57分25秒(平均約15.34km/h)で優勝してアベック制覇となった。

ソロ男子で優勝した選手はなんとひとりで38周(約77km)を走りぬいた。また婚活の部では7組のカップルが誕生するなど、表彰式も非常に盛り上がった。



渡辺寛和 さん (男子優勝 : 下妻第一高校陸上競技部男子キャプテン)
「出場するからには優勝を狙っていました。11人でひとり1周ずつ走ってつなぎました。終盤までずっと2位だったんですが、最後の前に逆転して僕がアンカーになりました。とにかく絶対に抜かれないように走りましたが、ちょっときつかったです。
筑波サーキットは初めて来ましたがすごく楽しかったし、来年以降も優勝できるようにしていきたいと思います。」


岩瀬美紗 さん(女子優勝 : 下妻第一高校陸上競技部女子キャプテン)
「今年最後の試合なので優勝を狙って中・長距離の選手10名で参加しました。
ここを含めて初めてのサーキットだったんですが、広くて気持ちのいいコースでした。最初は抑えて走りましたが、みんな楽しめたと思います。
これが最初のイベントなので来年以降も優勝を続けて伝統にしていけたらうれしいです。」


終盤まで総合トップを走り続けたのはNISSANチーム。最後は高校生に逆転を許し2位となったが、企業の部で見事優勝を飾った。
「せっかく協賛するならと有志を募って参加。みんな楽しく走れたと思います」と波多野義一代表。
筑波に駆け付けたおなじみ日産応援団と共に、はいチーズ!
 
 
   
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