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KONDO Racing壮行会 at 横浜ゴム三島工場 KONDO Racing壮行会 at 横浜ゴム三島工場 KONDO Racing壮行会 at 横浜ゴム三島工場 KONDO Racing壮行会 at 横浜ゴム三島工場 KONDO Racing壮行会 at 横浜ゴム三島工場 KONDO Racing壮行会 at 横浜ゴム三島工場 KONDO Racing壮行会 at 横浜ゴム三島工場 KONDO Racing壮行会 at 横浜ゴム三島工場
レポート
世界中のモータースポーツシーンで活躍を見せる横浜ゴムのADVANレーシングタイヤ。
その生産を行っているのが、静岡県にある「横浜ゴム三島工場」です。
レーシングタイヤの生産は一般市販タイヤとは異なる部分も多く、工程の90%は専用のラインで作られており、その中には熟練したスタッフによる手作業を必要とする場面もあります。
 
こうして多彩なカテゴリーで強さを見せるADVANレーシングタイヤを産み出している三島工場。
前年に引き続き、2007年もSUPER GTシリーズのGT500クラスにフェアレディZで参戦する「KONDO Racing」の壮行会がシーズン開幕を前にして三島工場で開催されました。
静岡県三島市にある横浜ゴム三島工場。
ここでは乗用車用タイヤや小型トラック用タイヤ、そして世界各地で活躍するADVANレーシングタイヤを生産している。
 
壮行会の会場に掲げられた横幕のひとつ。
このメッセージを見た近藤監督は「僕らにとって"安心して"というのは一番嬉しい言葉。」と語った。
壮行会当日は「KONDO Racing」の近藤真彦監督と、ドライバーのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手、荒聖治選手が三島工場を訪れました。
迎える三島工場では数日前から準備が進められ、激励の寄せ書きやメッセージを大きく書いた横幕が飾られました。
 
壮行会当日は時折小雨が降る生憎の空模様でしたが、近藤監督らを迎える三島工場は熱気に包まれていました。
一行が到着する時間には壮行会が行われる建物の入口に多くの工場スタッフがやってきてお出迎えの準備。
 
そして近藤監督らが乗った車が入口にやってくると、盛り上がりは最初のピークを迎えます。近藤監督ご一行は、まず三島工場長と歓談、その後はレーシングタイヤを生産する現場を見学され、工程の随所で興味深そうに説明員の話をお聞きになっていました。
 
立ち見も含めて会場を埋めた工場スタッフを前に語る近藤監督(左)、荒選手(中央)、そしてオリベイラ選手(右)。壮行会は終始、和やかなムードに包まれた中で行われた。
工場見学のあと、いよいよ多くの工場スタッフが待つ壮行会が行われます。
盛大な拍手に迎えられて会場に入った近藤監督、オリベイラ選手、荒選手。
 
最初の挨拶に立った近藤監督はチーム体制を紹介、「オリベイラ選手の本当の速さと、荒選手のタイヤ開発能力で表彰台の真ん中を目指して頑張ります」と語りました。また「工場でタイヤを作っている過程を見て、本当に安心してタイヤを使え    ると思いました。」と感想を述べられました。
 
続いて荒選手は「'01年から'03年までも他のチームですがADVANでGT500を戦っていました。タイヤに対する難しい希望を沢山言い続けてきましたが、心を込めてタイヤを作っている皆さんにお礼を言いたいと思います。この性能を結果に結びつけるべく皆さんと一緒に戦っていきたいと思います。」と挨拶。
 
最後にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手が挨拶。
「皆さんこんにちは」と日本語で挨拶した後はポルトガル語で挨拶。これを近藤監督は「オリベイラ選手は、『僕はレーシングチームで働くのではなくて、この工場で働きたいんだ』と言ったんですよ」と訳して(?)、会場は大きな笑いに包まれました。
 
同郷のヒーロー、オリベイラ選手に三島工場で働くブラジル人スタッフから寄せ書きのプレゼント。
母国から遠く離れた日本の地で、多くのブラジリアンが勝利を目指してひとつになる。
その後は近藤監督から、これまでのテスト走行を踏まえた2007年シーズンに向けた意気込みや、ご自身のドライバー時代のことなどをお話しいただきました。
その中で近藤監督は「僕は横浜ゴムとは昔から縁があるんです。ドライバーだった頃の写真を見ると、表彰台に立ったときに被っている帽子は、ほとんどがADVANのものなんですよ。」とエピソードを披露してくれました。
 
続いて荒選手はドライバーという立場から見たタイヤ開発についてのお話し。
「昨年の最終戦ではとても良いレースを出来るタイヤを作って頂いたと思っています。それに危機感を持ってライバルメーカーも慌てて対応していることも感じています。そんなライバルに負けないように一層レベルの高い"基準タイヤ"を作ってシーズンを迎えたい、そんな思いを抱いて効率の良いテスト走行をするようにしています。」
 
最後にオリベイラ選手は「皆さんの協力がないと成り立たないのがモータースポーツという競技。これからも頑張りますので、強力なサポートをお願いします」と語ってくれました。
その後、三島工場に勤めているブラジル人のスタッフが、同郷のオリベイラ選手に寄せ書きをプレゼント。
同郷の仲間たちから"サプライズ・プレゼント"を受け取ったオリベイラ選手は、ラテン語で「ありがとう」を意味する「オブリガード(Obligado)」と感謝の気持ちを伝え、故郷から遠く離れたブラジリアン同士の心がSUPER GTでの勝利に向けてひとつになりました。
 
最後に近藤監督、オリベイラ選手、荒選手に花束と三島神社の「交通安全のお守り」が贈呈され、さらに工場スタッフ代表からますますの活躍を祈る激励のエールが贈られて壮行会は幕を閉じました。
 
 
近藤真彦監督の行くところは、常に工場スタッフによる黒山の人垣が出来た。
特に女性スタッフから近藤監督は大人気、出迎えた三島工場スタッフの表情にも満面の笑みがあふれていた。
 
工場スタッフによって書かれた「寄せ書き」。
激励のメッセージに加えて、SUPER GTのマシンを描いたイラストも。
このイラストは近藤監督の目にもとまり、「上手く描けてますね」と笑顔を見せてくれた。
 
三島工場から「KONDO Racing」に特製タイヤをプレゼント。
SUPER GTで使うスリックタイヤをベースに、チームの名称を表面にあしらっている。また、写真では判りにくいが、タイヤ表面にはチームロゴのほかにも「KONDO」の文字が記されている。
 
女性陣を中心に、壮行会に出席した三島工場スタッフが、近藤監督、オリベイラ選手、荒選手を囲んでの記念撮影。
大歓迎で迎えた三島工場、近藤監督らが帰った後は、再び各自が持ち場に戻り、心を込めたタイヤ作りに打ち込んだ。
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