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開催日程 2010年3月28日(日)
開催会場 お台場特設コース (東京都)
天 候 曇り (決勝)
路 面 ドライ (決勝)
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春らしからぬ厳しい寒さに見舞われた日曜日。天候は曇りで午後からは雨の予報も出されていたが、東京・お台場は前日開催された2010年・D1グランプリ開幕戦の熱気も冷めぬうちに、再び大勢のドリフトファンが詰めかけてきた。

前日のシリーズ開幕戦に続いて行われるのは「D1GP ALL STAR SHOW」と題して行われたエキシビジョンマッチ。
このイベント、まずはファンによる投票とオールスター選考基準によって 選ばれたドライバー27名による単走チャンピオン決定戦が行われる。シリーズ戦とは違った、一発勝負のド派手な走りが期待されるところだ。

その1回戦、YOKOHAMA勢トップで通過したのはS15・シルビアの中村直樹。速いドリフトで総合3番手につけた。続く4位には、審査員席前を壁ギリギリで駆け抜けたE92・BMWの上野高広がつける。さらに5位には昨日から引き続き好調なJZA80・スープラの織戸学が続き、YOKOHAMA勢が好調さをアピールする。

また、昨年のカローラアクシオGTレースでシリーズチャンピオンを獲得した松井有紀夫はRPS13・180SXを駆って8位に、 S13・シルビアの内海彰乃は9位に入り、それぞれ2回戦に駒を進めた。

続く2回戦、ここで魅せたのは織戸。審査員席前をギリギリで、しかも速いドリフトで攻めて会場を大いに沸かせてトップに。
松井はアグレッシブに攻めていくが、やや勢い余って1コーナーの進入に失敗してしまい10位。内海はストレートでリアを接触させ9位、上野は7位、中村は6位となり、果敢に攻めて行ったYOKOHAMA勢だったが、決勝戦へ駒を進めたのは織戸ただ1人となった。

5名が勝ち残った決勝戦。会場中の注目を一身に集めたADVANカラーのスープラを駆る織戸だったが、1コーナーでまさかの失速。その後、立て直すも万事休すとなり、ポイントは99.30で4位いう成績が確定した。


午後からはファン投票による「見てみたい対戦」をもとにカードが組まれたドリームマッチ追走バトルが開催された。

まず最初に組まれたのは織戸学 vs 野村謙。ベテラン同士の対戦は、まさに"ドリームマッチ"にふさわしいカードとなったが、この一戦を制したのはADVANカラーも鮮やかなスープラを駆る織戸で、堂々の2回戦進出を勝ち取った。

続いてJZX100・チェイサーの斉藤太吾 vs 今村陽一は波乱の展開。
なんと斉藤がウォームアップで審査員席前に突っ込んでしまうアクシデント。幸いに大きなダメージは無かったのものの、ヒヤッとさせられた。
仕切り直して迎えた本番は超接近バトルとなり、2人の戦いはサドンデスに突入。
会場の熱気も高まる中、サドンデス1本目は斉藤が後追い。果敢に攻めた斉藤だったが、1コーナーの進入でアンダーを出して今村に接触、そのままスピンを喫して惜しくも敗退となってしまった。

CT9A・エボIXの末永直登と対するは、弟の末永正雄という兄弟対決。
直登が1本目から綺麗なラインを見せてアドバンテージを奪い、勝利をおさめて兄の威厳を保った。

1回戦も後半に入って再び登場したのは斉藤大吾。AE86の日比野との対戦カードはマシンパワーで勝る斉藤に対して日比野がピタリと喰らいついて互いに引かぬ勝負はサドンデスに持ち越される。
両者ともにアグレッシブな走りを披露したサドンデスだったが、斉藤は日比野のハチロクを引き離す事ができずに残念ながら敗退してしまった。

土曜日の開幕戦からいまいち調子の上がらない熊久保信重は手塚強と対戦。
1コーナーで手塚に押される形で接触するも、大きく姿勢を乱すことなく走りきって勝ち上がりベスト8進出を決めた。

そしてまたまた登場の織戸は、これまた2度目の登場となる日比野と対戦。
ハチロクにトラブルを抱えた日比野は、松川和也のSC430で出走。乗り慣れないマシンに手を焼く日比野に織戸はあっさり勝利して、織戸はベスト16で2戦とも勝利する。

次はYOKOHAMA同士の争いとなったRPS13・180SXのマイク・ポラッドとGDB・インプレッサのフェデリコ・シェリフォの外国人対決。"ドリームマッチ"らしいカードだが、マイクはウォームアップでスポンジバリアに接触してリアバンパーを破損してしまう。
応急処置を施し出走するも1本目でスピンを喫したマイクに対して、フェデリコはド派手なタイヤスモークを巻き上げながら快走し勝利を奪った。

対戦はベスト8へと進み、まずは織戸と今村との対戦。
振り出し角度も速度も良かった織戸だが、ここは今村が1枚上手の走りを見せて軍配は今村に。

続いて末永直登 vs 手塚。
1本目こそ角度が浅かった末永だが、サドンデスに突入した1本目、 飛距離と引きの上手さを見せつけ、手塚に対して五分の戦い。なおも勝負がつかず2度目のサドンデス持ち越しとなったが、接触すれすれの接近戦で これまた五分の戦い。
勝負は3度目のサドンデスに持ち込まれた。1本目で手塚にアドバンテージを奪われた末永だが、先行となる2本目で勢いあまりはらんできた手塚に弾き飛ばされる結果となり、ベスト4進出。

熊久保は乗り慣れないSC430を駆る日比野と対戦。
1本目、熊久保は日比野にうまくあわせたが、2本目でドリフトが 戻ってしまう痛恨のミス。借り物マシンの日比野がベスト4進出を決める。

織戸は再び今村と対戦。
1本目、勝負を賭けた織戸は飛び込みすぎで 置いて行かれてしまい、今村に大きなアドバンテージを奪われそのまま敗退を喫してしまった。土曜日から好調な織戸、優勝も期待されただけに残念な結果ではあるが、果敢な走りには会場を埋めた観客から惜しみない拍手が贈られた。

YOKOHAMAユーザーで唯一のベスト4への進出を果たしたのは末永直登。
今村との対戦ではあと一歩攻めきれず、残念ながら健闘が光った走りだったもののここで敗退となった。


2日間に渡ってお台場で繰り広げられたD1GP。
心配された雨も降らず、気温は低いものの2日間で2万人を超える大観衆が詰めかけ、改めてD1の人気の高さを証明する形となった。
お台場での開催はこれが最後となってしまったが、都心のど真ん中で繰り広げられたイリュージョンは人々の記憶にいつまでも残る事だろう。


(文中敬称略)
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