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HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2010 / Round 6 News Index
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開催日程 2010年8月8日(日)
開催会場 エビスサーキット (福島県)
天 候 晴れ (決勝)
路 面 ドライ (決勝)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)
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デュアルファイナルとして、前日の第5戦に引き続き行われた第6戦。
天候は晴れ。当然、暑い。聞き飽きたが猛暑である。この日も朝から大勢のギャラリーが詰めかけ、改めてD1人気の高さを証明してみせた。
第6戦のコースは前日と違い、最終コーナー手前がシケイン気味となる例年通りのレイアウトとなる予定だったが、参加選手と審査員の協議によって例年よりも直線的なレイアウトに修正が施された。


単走1回戦。YOKOHAMAユーザーでのトップは4位に入ったシルビアの中村直樹。
前日の第5戦は予選を1位で通過するも、1回戦で姿を消してしまった中村だったが、今日は決勝トーナメントへ駒を進める事ができた。

続いて6位にRX-7の高山健司、8位にマークIIの斉藤太吾、11位に前日はまさかの1回戦敗退を喫したスープラの織戸学、そして13位にランサー・エボリューションIXの末永直登が入った。
前日の大クラッシュでマシンを大破させてしまった180SXの松井有紀夫は、ボロボロになったマシンで果敢に攻めるも22位、ランサー・エボリューション]の熊久保信重はマシントラブルに見舞われ早々に姿を消す事となった。


強い日差しが照りつける中、14時から決勝トーナメントが始まった。
斉藤は180SXの古口美範と対戦。
斉藤の先行で始まった1本目。古口が1コーナーのタイヤバリアへ吸い寄せられ、斉藤にアドバンテージ。
後追いの2本目も斉藤は古口にぴったりと食いついて勝利。ベスト8に勝ち進んだ。

続いて登場は中村と末永のYOKOHAMA勢対決。
超接近戦を演じる2人の戦いは決着つかずサドンデスへ。1本目に末永がアドバンテージを奪うと、中村も負けじと2本目は互角。
ここでも勝負が付かず再びサドンデスに突入。1本目、中村はドリフトが戻ってしまうも、2本目は末永に見事な寄せを披露。
お互い一歩も引かぬ接近戦は、またもやサドンデスへ。1本目、末永が先行する中村のテールに接触し、中村のリアバンパーが吹っ飛んでしまう。2本目もこれまた互角の走り。
結局、3度のサドンデスでも勝敗が付かず、勝負は審査員の判定により末永の勝利。ベスト8に進んだ。

続く対戦もYOKOHAMAユーザー同士の高山 vs 織戸だ。
いまいち調子が上がらない織戸に対して高山はミスする事なくまとめて1本目で7:3のアドバンテージを奪う。後追いに転じた2本目では織戸が6:4でアドバンテージを奪い返すも、1本目の差で逃げきった高山がベスト8に進出を果たした。


斉藤、末永、高山の3名が勝ち進んだベスト8。
斉藤はAE86の日比野と対戦。斉藤の後追いで始まった1本目。 2コーナーで日比野がコースアウトし斉藤有利かと思われたが、続く2本目に日比野にガッツリ寄せられ敗退してしまう。

末永はRX-7に乗る弟の末永正雄と対戦。お台場でのエキシビジョン以来の兄弟対決だ。
絶対に負けられない兄の意地と、シードドライバーとしての弟の意地の張り合いとなったこの対戦。兄直登が終始、弟正雄にプレッシャーを与え続け、2本目に正雄が痛恨のスピン。お台場に続いて兄の威厳を守る事ができた。

続いて、高山はRX-7の今村隆弘と対戦。FD3Sの高山とFC3Sの今村による新旧RX-7対決だ。
1本目で先行した今村がハイペースでリードしていったが、2コーナーでタイヤバリアに突っ込んでしまった。これで大きなアドバンテージを得た高山は先行に転じた2本目、1〜3コーナーで今村を大きく引き離す速いドリフトを見せてベスト4へと進出を決めた。


ベスト4の1戦目。ここまで絶好調の末永は日比野と対戦。
1本目、後追いの末永は派手なジャンピングドリフトを決める日比野に食らいつき アドバンテージを奪うも、続く2本目は形勢逆転、日比野に寄せられサドンデスに突入。
ほぼ互角の走りを見せる2人だったが、2本目に日比野に寄せられ勝負あり。審査員にも「惜しい」とうならせた末永の走りは、次戦の富士はもちろん、来シーズンに向けての飛躍を期待させるものであった。

続いては高山がシルビアの今村陽一と対戦。ここで今村が勝利すると、今村のシリーズチャンピオンが決定してしまう。
なんとしても阻止したい高山は、1本目こそ今村にアドバンテージを奪われるが、2本目に今村の横っ腹に食い込み勝負はサドンデスへ。
ここでもお互い譲らぬ好勝負を展開するが、勝って自力でシリーズチャンピオンを決めたい今村の意地にに僅かに及ばず高山は敗退。
しかし高山にとってはこれがD1シリーズ戦で初めてのベスト4進出であり、いよいよ優勝争いの一角を占める存在として頭角を現してきた。


表彰式終了後、大勢のファンやチームメイトが待つピットに戻った末永は、上司であり師匠でもある熊久保に健闘を讃えられると、緊張がとけたのか 熊久保に抱きかかえられながら涙を流し、周囲からは温かい拍手が送られた。
追走には定評のある末永。その実力が本物である事を証明した戦いとも言えるだろう。

第5戦、6戦ともにベスト4止まりとなったYOKOHAMA勢だが、 中村や水畑らの若いドライバーの成長や、安定感を増した高山の走り。
そして、エビスではいいところを見せられなかったが、今シーズン絶好調の織戸など、明るい話題が豊富だ。

次戦は約2ヶ月のインターバルをおいて、10月16日に富士スピードウェイで開催される第7戦。そして、翌17日には今シーズンの締めくくりとしてエキシビジョンが開催される。
今シーズンの締めくくり、YOKOHAMA勢の活躍が大いに期待される。


(文中敬称略)
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