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HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2010 / Round 3 News Index
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開催日程 2010年6月6日(日)
開催会場 富士スピードウェイ (静岡県)
天 候 晴れ (決勝)
路 面 ドライ (決勝)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)
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前戦のオートポリスから約1ヶ月強のインターバルで開催された第3戦富士。
オートポリスと同様、ハイスピードコースである富士スピードウェイ。コースは通常のレースとは異なり逆走で競い合う。200km/h近い速度から300Rに飛び込み、続くヘアピンへ向けて直線的に切り返す、ドライバーにとっては度胸一発、ギャラリーには迫力満点の見応えあるコースだ。

だが、マシンにとっては過酷なコース。
ハイスピードコースゆえにハイパワー車が有利だが、そのパワーが仇となりエンジンブローなど、 マシントラブルを引き起こす可能性もあり、必ずしもハイパワー車が有利とも言えないのもここ富士の特徴だ。

今年も多くのギャラリーが詰めかけた6日の決勝。朝から晴れ路面はドライ。
ただ、上空には雲も多く富士山は望めない状況。富士山をバックにマシンが駆け抜ける姿は絵になるだけに少しばかり残念な天候だ。

そんな中、まずは単走1回戦から競技は始まった。
前日の予選を15位で通過の 末永直登(ランサー)と14位で通過の熊久保信重(ランサー)のチームオレンジの2人だが、末永は28位、熊久保は18位となり、ここで脱落。
人気者の2人だけに残念だが、これからの巻き返しに期待したい。

対照的に、800馬力とも言われる大パワーを武器に、速度、角度、ライン、全てにおいて完璧な走りを見せた斎藤太吾(マークII)が1回戦をトップで通過。これにはスタンドを埋め尽くしたギャラリーも大盛り上がり。

続くYOKOHAMA勢は6位の織戸学(スープラ)。
オートポリスでの大クラッシュ後、決して長いとは言えないインターバルの間に、フレームにまで損傷が及んだマシンは完璧に修復された。ただ、エアロだけが間に合わず、「自分の車用のエアロを巻いたから自分の車は裸だよ(笑)」と笑顔で語り、体調も万全のようだ。
いつも通りの、角度も煙りもたっぷり、スピードも高い迫力あるドリフトを見せてくれた。

続いて、10位に高山健司(RX-7)、13位に藤中学(RX-7)、 16位に水畑力(シルビア)が入り、それぞれ追走トーナメントに駒を進めた。

午後からの追走で争われる決勝トーナメント。天候は、ときおり陽も差すが曇り。路面はドライだ。

ベスト16、まずは斎藤太吾と水畑力のYOKOHAMAユーザー同士の対決。
1本目、パワーに勝る斉藤が水畑を引き離す。続く2本目、水畑も善戦するが及ばず斎藤に軍配。

藤中学は時田雅義(クラウン)と対戦。
ウォームアップで時田クラウンにトラブルが発生。マシンをチェックした後、スタートしたがやはりエンジンは吹けず。ライバルのトラブルにペースを乱される事なく、スムーズなドリフトを見せた藤中が勝利。

続いて、織戸学は今村隆弘(RX-7)と対戦。
1本目、速度も角度も文句無しの走り。ギャラリーの盛り上がりも段違いだ。
後追いとなる2本目も今村にピッタリと食いつき勝利した。クラッシュの後遺症は体にもマシンにも全く無いと言っていいようだ。

YOKOHAMA勢、最後の登場は高山健司。佐久間達也(シルビア)との対戦だ。
絶妙のコントロールを魅せたが佐久間にピッタリ付けられ敗退してしまう。

ベスト8に進出したYOKOHAMA勢は、斎藤、藤中、織戸の3名。

まずは斎藤が川畑真人(180SX)と対戦。
ここでもパワー差でブッチ切りたい斎藤だったが、 1本目こそ5分の争いだったものの、2本目になんとエンジンにトラブルが発生し、失速してしまい敗退となってしまう。
ハイスピードコース富士の餌食となってしまった形だが、豪快なドリフトに、ギャラリーからは惜しみない拍手が送られた。

続いて、藤中は今村陽一(シルビア)と対戦。
追走に強い今村にどこまで食らいつけるかがポイントだったが、無念の敗退。さらなる奮起を期待したいところだ。

そして、織戸と末永正雄(RX-7)の対戦。
互いに引かぬ接近戦となり、好バトルを演じた2人だったが、織戸の先行となる2本目にヘアピンで末永にピッタリ付けられ、ここで万事休す。

これにより、YOKOHAMA勢はベスト8で姿を消してしまう事となる。
ベスト8止まりとなったYOKOHAMA勢だが、シーズンはまだ始まったばかり。第3戦富士が終わった時点で、ポイントランキング7位の斉藤を筆頭に、8位に高山、9位に織戸が付け、虎視眈々と上位を狙う。

また、今シーズンなぜか未だ調子が上向かない熊久保も、本来もっと上位に来ていいはず、いや来るべきドライバー。このままでは終わらないはずだ。

次戦は6月27日の岡山。YOKOHAMA勢の更なる活躍に期待したい。


(文中敬称略)
Driver's Voice
織戸 学 選手
オートポリスのクラッシュの後、北海道でイベントがあってね。それに車を間に合わせるために、5月の連休明けから板金屋通いの毎日だったよ。そのイベントにもなんとか間に合って、さらにもうひとつイベントがあったんだ。
結果的にはその2つのイベントでテストしたって感じかな。おかげで車も良い状態に仕上げられたしね。
体の方は全く問題無し。たいした事ないよ(笑)。

D1GPも10年目に入って、僕らドライバー達にもプロ意識って言うのかな、みんなから観られている、お金を出して観てもらうんだから、良いものを観せなきゃ、って言う意識が根付いたと思う。
これからもどんどん盛り上げたいと思ってる。今以上にどうやって盛り上げるかって?
オレがもっとレベルを上げていい走りをすれば自然と盛り上がるんだよ(笑)。
必ず上に行くよ!
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