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HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2009 / EXHIBITION DAY2 News Index
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開催日程 2009年5月24日(日)
開催会場 お台場特設会場 (東京都)
天 候 雨〜曇り (決勝)
路 面 ウェット〜ハーフウェット (決勝)
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東京・お台場を舞台としたD1エキシビジョン戦の2日目。
観客は前日よりも明らかに多かったが、天候は一転して雨。朝の練習走行では、白煙のかわりに水しぶきを上げながら、各選手は路面状態の確認にいそしんでいた。

初日とほぼ同じスケジュールが組まれていたが、午前のプログラムが押し気味で、さらなる天候の悪化に備えて、多少調整し、午後の競技は前倒しで行なわれることとなった。

午前の予選では、上野、織戸、高山らが素晴らしい走りを披露して、それぞれ4位、5位、6位につけた。2日連続して素晴らしい走りを披露した高山は、初日の戦績がけっして"まぐれ"ではないことをアピール。
さらに、9位に水畑、10位に末永がつけた。
また、初日に予選落ちを喫したフェデリコは、この日も2本目の走行で派手なスピンを見せたものの、1回目をきれいにまとめており、ギリギリの16位で予選を通過した。

一方で、熊久保、田中、斎藤、松川、山下、内海、岡村らは敗退となった。
なんと熊久保は、ボーダーラインの直後の17位で予選落ち。ゼッケン2番の熊久保が2日ともベスト16に進出できないという波乱の展開となった。
また、初日にベスト4入りした田中も痛恨の予選落ち。初日はクラッチトラブルに悩んだ斎藤は、この日はミッショントラブルで2本目を走ることができず、連日のトラブルに泣いた。

途中から路面が乾き始め、ところどころタイヤがグリップするという難しいコンディションの中での走行だったため、他のタイヤメーカーがサポートする有力選手においても、いくつかの番狂わせが見られた。

ベスト16初戦は、フェデリコと予選トップ通過の日比野と対戦。
しかし1本目、追うフェデリコが1コーナーでまっすぐいってスポンジへ。2本目の先行時の走りはよかったものの、逆転はならなかった。

2戦目の時田 vs 水畑も、気負ったのか後追いでくっつきすぎ、行き場をなくした水畑がスピンして自滅した。

3戦目の織戸 vs 黒井では、ビタビタにつけた後追いの黒井が、審査席前で織戸のマシンにテールをヒットし、織戸のドリフトがもどった。
これの原因は黒井にあるとされ、織戸がアドバンテージを得て勝利。織戸はこの日もベスト8に勝ち残った!

4戦目は上野 vs 手塚。ウォーミングアップでスピンしたにもかかわらず、1本目、上野はさらに速い速度で1コーナーに入り、やはり耐え切れずスピン。2本目の後追いでは、目を覚ますようなすばらしいビタビタの追走を見せたが、挽回ならず。

6戦目の高山 vs 佐久間は、2日間を通して好調だった高山の速さに佐久間がついていけずじまい。
前後を入れ替えた2本目は、1本目の両者が入れ替わったかのような走りを佐久間も見せたが、高山の得たアドバンテージをひっくり返すまでにはいたらず。
高山も両日にわたりベスト8進出を決めた!

7戦目は川畑 vs 末永。振り出しは川畑のほうが速かったが、末永は師匠である熊久保が乗り移ったかのような猛烈な追走を披露し、観客を大いに沸かせた。
2本目、川畑もやり返そうとストレートから猛追してきたが、自滅して遅れ、末永が勝利!
この日、チームオレンジで唯一ここまで勝ち残り、強豪の川畑を下して、チームオレンジの無念をいくばくか晴らした末永。熊久保の激励を受けているシーンがオーロラビジョンに映し出された末永の姿は、涙しているように見えた。

ベスト8では、織戸 vs 手塚という対決。1本目は、1コーナーの飛び込みの角度、振り出しの速さは織戸が上回り、アドバンテージを獲得。2本目は手塚が好走を見せて、サドンデスに突入した。
しかし、その1本目、織戸は曲がりきれずクラッシュ。お祭り男も残念ながらここで敗退となった。

野村 vs 高山の対戦もサドンデスに突入。しかし、高山も痛恨のスピンを喫し、万事休す。

末永 vs 今村の対戦は、2本とも今村に軍配。

YOKOHAMA勢はベスト8で全員敗退という悔しい結果となってしまった。
ここお台場で開催されるD1GPは、今回が最後かもしれないが、このエキシビジョン戦を戦った、約半数のYOKOHAMAユーザーをはじめ、すべての選手の走りは、この日を待ち焦がれ、熱い戦いを、素晴らしい走りを目の当たりにした1万人の観客の脳裏に、深く刻まれたことだろう。


(文中敬称略)
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