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HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2009 / Round 3 News Index
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開催日程 2009年6月27日(土)
開催会場 岡山国際サーキット (岡山県)
天 候 晴れ
路 面 ドライ
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)
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昨年同様、6月最後の週末に岡山国際サーキットを舞台に開催されるD1グランプリ。
WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)の開催などで知られる国際サーキットは、関西や中国、さらには高速道路料金の割引を活用して四国から観戦に訪れるなどした大勢の観客がスタンド席を埋めつくした。

今年の岡山ラウンドは、土曜日と日曜日にそれぞれシリーズの決勝を一戦づつ開催するスケジュール。まずは土曜日にシリーズ第3戦が催された。

ちょうど一年前の岡山ラウンドは不安定な天候の難しい一戦となった。決勝トーナメントは序盤がウェット、後半のファイナルへと対戦が進むにつれて路面が乾いていくという中、YOKOHAMAを装着したヴェロッサが準優勝を獲得している。

既に梅雨入りしている岡山県地方だが、第3戦は早朝から気持ちよい青空に恵まれた。
日中にかけて気温はグングン上がり、眩しい日射しが容赦なく路面を照らし続ける。気温に比例して路面温度も高まり、今年デビューしたADVAN NEOVA AD08にとっては暑さの中でポテンシャルを試される一戦ともなった。

午前中に行われた単走1回戦を勝ち抜いてベスト16トーナメントに進出したYOKOHAMA勢は、斎藤太吾(マークII)、山下広一(マークII)、高山健司(RX-7)、織戸学(アリスト)、田中一弘(インプレッサ)、熊久保信重(ランサー)の6選手。
装着タイヤメーカー別では、YOKOHAMA勢がベスト16における最大勢力となった。
特にマークIIの斎藤と山下は高得点をマーク、3番手と4番手での通過を果たしている。

追走トーナメントの1回戦、3組目でYOKOHAMA勢の先陣を切って登場したのは織戸。クラウンを駆る時田雅義との"ビッグ・セダン対決"となった。
まずは先行する時田を追う織戸、大柄なボディを時田に合わせて大胆に振り出して1コーナーへと進入。しかし若干戻してしまい6:4のアドバンテージを奪われてしまう。
前後を入れ替えた2本目、先行した織戸はコースの両サイドを埋めた観客から声があがる迫力の走りを見せたが、時田もソツなくまとめて判定はイーブン。1本目の結果により惜しくもベスト8進出はならなかった。

続いて4組目で1番ゼッケンをつける野村謙と対戦したのは山下。
第2戦・オートポリスでも冴えた走りを見せた山下は今回も注目の存在となり、先行した1本目では大柄なボディを角度あるドリフトでコントロール、野村と互角の走りを見せる。
勝負を決する2本目、審査員からは「後追いに転じた山下が、野村にどこまで食らいついていけるかがポイント」とのコメント。注目を集める中、野村に対してベテランらしい技のある走りで追った山下の健闘が光る対戦であったが、残念ながら僅差で敗退となった。

このほかのYOKOHAMA勢も大いに観客を沸かせる走りを繰り出して行ったが、残念ながら僅差での敗退が続いてしまう。
そんな中で唯一ベスト8進出を決めたのが斎藤。田中とのYOKOHAMA対決を先行・後追いともにアドバンテージを得る好走で制した。

その斎藤はベスト8で今村陽一と対戦。
まずは先行した斎藤、1コーナーの進入からスピードで勝って今村を寄せつけず、5.5:4.5でアドバンテージを獲得。
後追いにまわっても勢いが衰えることはなく、1コーナー進入から同時振り出してピタリと今村を捕らえて審査席前を通過、振り返しも絶妙のタイミングで決めて再びアドバンテージを得てベスト4進出を飾った。

このままベスト4でも手塚強を下した斎藤は、厳しい暑さの下でADVAN NEOVA AD08のポテンシャルを存分に活かす走りでいよいよ決勝戦へと駒を進めた。

決勝での対戦相手はAE86を駆る日比野哲也。
1本目は後追いの斎藤、決勝戦に相応しいハイレベルな対戦となり「、5人の審査員中3人がイーブン、1人が4.5:5.5、もう1人が4:6という僅差の裁定で若干アドバンテージを奪われるも充分に先行となる2本目での逆転が期待される結果に。

前を走る2本目、1本目を凌ぐ迫力満点のドリフトを見せた斎藤に対して日比野が若干戻すミスを犯して、これで2本を終えての裁定はイーブン、サドンデス突入となった。

サドンデス1本目、先行した日比野は1コーナーの進入でリアタイヤをダートに落とし、その後に若干戻すというミス。対する斎藤はノーミスで走りきってアドバンテージ獲得した。

しかし2本目で斎藤のマシンにトラブルが発生、思うような走りが叶わず、トータルの裁定は再びイーブンに。

スタート位置に戻った両者、サドンデス3本目の走りを優位に進めた斎藤が優勝という判定に。
今季からYOKOHAMAで戦う斎藤は、D1USAシリーズで既にADVAN NEOVA AD08を装着して開幕二連勝をしているが、待望の国内戦今季初優勝を飾った。

なお競技終了後にサドンデス3本目の取り扱いについて審査がなされ、競技レギュレーションの不備が認められた結果、今回の勝負は斎藤と日比野のダブル優勝ということになり、両者にシリーズポイントが23点ずつ与えられることとなった。


(文中敬称略)
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