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HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2008 / Round 7 News Index
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開催日程 2008年10月25日(土) 〜 26日(日)
開催会場 富士スピードウェイ (静岡県)
天 候 曇り (決勝)
路 面 ドライ (決勝)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)
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2008年も大いに盛り上がったD1グランプリ。最終戦は第2戦に続いて、静岡県の富士スピードウェイで開催された。
残念ながらYOKOHAMA勢にタイトル獲得の可能性のある選手はいないが、来季に向けて各選手ともに有終の美を飾りたいという思いで最終戦の戦いへと臨む。

そんな中で上野高広にとって、この2008年最終戦は思い出深い一戦になる。D1グランプリ開催初年度より8年間にわたって愛用し続けたソアラによるラストランとなるからだ。気になる来季からのマシンについては、BMWでの参戦を既に上野自身が表明している。

審査区間は、これまでと同じくコースを逆走して、スタート以降は300Rを抜け、ヘアピンを立ち上がって100Rへ向かうまでが審査区間となる。

決勝当日、朝は天気予報に反して小雨に見舞われ、セミウェットコンディション下での練習走行となった。その後も天候の悪化が心配されたが、幸運にもまもなくやんだ。そして、コースを乾かすために選手全員参加によるウォームアップランが予定外に行なわれた。観客にとっては実にラッキーで、ドリフト走行するマシンを見る機会が増えて、少し得した気分になれたかもしれない……。

決勝1回戦の単走の結果、YOKOHAMA勢でベスト16に勝ち残ったのは、岡村和義、熊久保信重、上野高広、長澤淳吉の4名。長澤は初のベスト16進出だ。

決勝2回戦の追走トーナメント。

2戦目で、岡村と熊久保というYOKOHAMA対決に。しかし、ウォームアップからスタート地点に帰ろうとする岡村がスロー走行。なんとタービンブローだ。ここまで岡村はノリノリの走りを見せていて、楽しみな1戦だっただけに残念である。

続く3戦目では、スカイラインを駆る野村と、ソアラのラストランとなる上野の対戦。重量級マシンの対戦は、野村には数字上はタイトルの可能性があるし、上野もラストランの意地を見せたいところだ。

1本目、先行する野村にもミスはなかったが、上野が300Rの角度の飛び出しの角度がすさまじく、ヘアピンへの進入でも大胆によせて、上野にアドバンテージ。

2本目も、上野にミスはなく、野村は300Rで流され、上野の勝利となった。

その上野は、ベスト8で180SXを駆る川畑と対戦。今度は逆に、先行時に300Rで寄せられ、後追いでは上野がヘアピンで流されてしまい、微妙な差ではあったが、上野が敗れた。観客からは、見事なラストランを飾った上野に惜しみない拍手が送られた。

また、初のベスト16に意気込んでいた長澤だったが、プレッシャーのせいか走りにまったく精彩がなく敗退。長澤は「自分でもダメだなと思うぐらい緊張していて、失敗してしまいました(笑)。でも、(ベスト16に残れて)すごくうれしい。いつもギリギリで通れなかったけど、最後の最後に通れてよかったです。もう少しできればよかったけど、来年ももっとがんばります」と述べた。

YOKOHAMAユーザーで唯一残った熊久保は、ベスト8で日比野と対戦。1本目は五分の判定の後、なんと今度は日比野がミッションブロー。熊久保は実に1本しか走らずにベスト4に進出した。前代未聞の珍事である。

ベスト4の対戦相手は川畑。1本目、先行する熊久保に、川畑が寄せすぎて接触。熊久保はヘアピン立ち上がりのエスケープゾーンにハーフスピンして止まったが、明らかに川畑の接触が原因であり、7:3で熊久保アドバンテージの判定。2本目は若干、川畑優位となったが、熊久保が決勝進出を決めた。

決勝戦の相手は、末永正雄。2本とも両者は好勝負を演じたが、2本とも300Rの角度で上回った末永が僅差で勝利した。実は、上野だけでなく熊久保もエボIXのラストランだったのだが、インプレッサのときと同じく準優勝で飾ることができたと満足そうだった。

なお、2008年のタイトルは、ランキング1位の斉藤と2位の今村がベスト8で直接対決し、斉藤が勝利してチャンピオンを勝ち取った。

(文中敬称略)
Driver's Voice
熊久保信重選手  
 【2008年のシリーズ成績 : 7位】
今日はいい仕事ができなくて、なんとか盛り上げたいと思っていたのですが、最後に自分の追走を観客の皆さんに見せることができて良かったです。
今年は出入りの激しいシーズンでしたね。シーズン途中にシードから外れたことでプレッシャーから開放されて、予選を戦ったことで、かえって強くなれた気がします。予選の苦しさも楽しさもわかって、いい経験ができました。
結果的にそこそこの順位まで上がれたし、エボで公式戦の優勝するのが目標だったので、それがちゃんとエボIXでできたし、バンバンザイの1年ですね。
来年はエボXを投入予定で、実はこのクルマ(エボIX)もファイナルだったんですよ。インプのときも決勝戦までいって、最後は2位だったんだすが、エボIXでも前回優勝して、今回2位で、大満足です。
来年はイチから出直してがんばりますよ!


上野高広選手  
 【2008年のシリーズ成績 : 8位】
今日は終始、なんかヘンな緊張感があったんですよ、ラストランを意識しすぎて(笑)。でも最後のほうは楽しく走れたので、よかったですよ、なんとか。
今年でソアラは最後だと決めていたので、コンスタントにポイントも取れてよかったです。来年はまったくデータのないBMWというクルマで、新たなチャレンジが始まるので、相当苦労するだろうけど、がんばりますよ。一年は苦労するだろうな〜。
エンジンはパーツの問題があるので、まず2JZでやってみるつもりです。極力BMWのパーツを使おうと思っているんで、ゆくゆくはBMWのV8あたり載せたいなと思ってます。
まあ、やってみないとわかんないですよ、カムバック・ソアラが待ってるかもしれないですし(笑)。
まずはオートサロンに向けて、しっかり仕上げることを第一目標としてがんばります。


吉岡稔記選手  
 【2008年のシリーズ成績 : 9位】
今年はやっぱり、鈴鹿でハチロクのラストランを迎えて、SCを投入したことが印象的ですね。
今までハチロクしか乗ったことがなかったのが、データも全くないターボ車に乗るということになったので、まわりでは「(吉岡は)そこで低迷していくんじゃないか」という話になっていましたね。しかし、そうならずにちゃんとシードで残れてよかったです(笑)。
新車には、とにかく慣れることが一番大事だと思っています。乗ってみて、こんな感じだからこうしようという考えが出てくるわけであって、挙動もわからないうちに方向性を決め付けるのは間違いだったと思います。
岡山で気づいて、オートポリスから作戦を変えたんですが、それがいい方向に出たと思います。
来年はさらに上を狙って、SC初優勝を目指します!


田中一弘選手  
 【2008年のシリーズ成績 : 10位】
今年はポイントの取りこぼしをなくそうと思っていたんですけど、どうも富士が苦手なんです・・・。
せっかく開幕戦で3位になったので、その勢いで続く第4戦の富士に対しては苦手意識をなくして走ろうと思ったのですが、やっぱりダメだったんです。
オートポリスもちょっと苦手ですが、そのときは苦手意識を振り払えるような走りができて5位になれて。
今日(第7戦富士)も、最近は富士を走っていて楽しく感じられるようになってたので、苦手意識を振り払って走れるか思ったら、雨でウェットになったりして、自分の中でテンションが下がってきちゃって、悔しい結果に終わってしまいました。
年間に富士が2戦というのが、自分としてはちょっといただけないです(笑)。
でも、(古口選手と)1点差でなんとかシードに残れたのでよかったですね。とにかく自分が楽しみながら走れれば、結果もちゃんとついてくるんじゃないかなと思っています。しばらく優勝してないし、来年は勝ちを狙っていきますよ!
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