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HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2007 / Round 4 News Index
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開催日程 2007年6月9日(土) 〜 10日(日)
開催会場 スポーツランドSUGO (宮城県)
天 候 曇り 時々 雨 (決勝)
路 面 ドライ 〜 ウェット (決勝)
入場者数 7,075人(土・日曜日合算)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)
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2007年のD1グランプリ、第4戦は再び舞台を東北に移し2005年から本コースでの開催となっているスポーツランドSUGOでの開催となる。
本戦日は晴天に恵まれた前戦・富士から一転、生憎の空模様となり雨がコースを濡らすことに。
タイヤスモークは控えめとなってしまうが、刻々と変化する路面コンディションを読みながらの勝負は、一段と観る者をハラハラさせた。

審査区間は昨年と同様に、メインストレートから1コーナー、2コーナーを抜け3コーナーまで。
ストレートで加速したマシンがハイスピードな直線ドリフトで進入してくる1コーナーが最大の見どころとなる。正確に1コーナーのクリップを取り、複合の右2コーナーへのラインを取るマシンコントロールは難易度が高い。
審査ポイントとしては、"メインストレートでアウト側から振り出すこと"、"クリッピングポイントで縁石に寄せること"、"1〜2コーナー間、2コーナーの立ち上がり、3コーナーの進入ではアウトに寄せること"という3つが要求された。

YOKOHAMA勢では、田中一弘、廣田友和、上野高広、内海彰乃、末永直登らが予選を通過。また、古口と福田がマシントラブルでリタイヤしたため、予選をリザーブ通過だった山下広一が繰り上がった。
これにシード選手であるゼッケン2番の熊久保と10番の岡村を加えた、総勢8名が決勝に勝ち進んだ。
1回戦の単走では、田中と廣田が100点でそれぞれ3位、4位で通過し、上野と熊久保の両名も99.95点という同点で通過、内海は99.85点で3年ぶりの追走トーナメント進出を決めた。

決勝2回戦開始の約30分前から雨足が若干弱まったため、予定を前倒しして追走トーナメントがスタート。路面はつかの間のドライとなった。
3戦目に登場したのは久々の追走となる内海。高取道博との対戦では難しい路面ながらも内海がミスの無い走りを見せて、久しぶりにベスト8進出を果たす。

そして7戦目ではシリーズランキング争いの主役である熊久保信重が姿を見せる。対戦相手はこちらもチャンピオン経験者である今村陽一。
1本目に熊久保は、ものすごいビタビタの追走を披露。2本目には今村も寄せてきたが、1本目の熊久保には及ばず、熊久保らしい圧勝ぶり。

8戦目では吉岡稔記が高橋邦明と対戦。サドンデスに持ち込まれる激戦となったが回を重ねても集中力の途切れない吉岡の好走に対し、高橋は2本目でコースアウト。

これで内海、熊久保、吉岡の3選手がベスト8進出となった。
そして気まぐれな空模様はベスト8の対戦が始まって間もなく、またも雨をコースへと降らせてきたのである。

ベスト8、まずコースに姿を見せたYOKOHAMA勢は内海。しかし残念なことにブレーキワイヤーの調整トラブルもあって実力の全てを発揮することを許されない状況になってしまっていたために内海は無念の敗退を喫してしまった。
そして吉岡と熊久保はYOKOHAMA対決として対戦に臨んだ。こちらは吉岡が2本目でまさかのスピンをしてしまい、熊久保がベスト4へと進出を決める。

準決勝は引き続きウエット路面。熊久保 vs 平岡の2戦目。熊久保は朝からレイン用にマシンをセットアップし、万全の体制で挑んでいた。
1本目は平岡が先行。ノリノリの平岡に対し、熊久保はバッチリ角度を合わせ、1コーナーの手前から平岡のインに飛び込む。熊久保はそのまま2コーナーまでビタビタに入り込み大きなアドバンテージを得る。
2本目も熊久保が平岡を寄せつけない貫祿の走りで、圧勝で決勝進出を果たした。。

路面が再びドライに近づいたところで、決勝は熊久保 vs 川畑の顔合わせ。
1本目は川畑が先行。ニューマシンを得た川畑のスピードに熊久保がやや離されてしまい、アドバンテージを奪われてしまう。
2本目は接近戦となったが、惜しくも判定は川畑有利となり熊久保は準優勝という結果に。

しかし、熊久保はインプレッサでの最終戦となったSUGOで優勝こそ逃したものの、難しいコンディションの下でD1ドライバー随一実力の高さとADVAN Neova AD07の圧倒的なグリップ力、そしてコントロール性能の高さを見せつけた。
そして、次戦エビスよりいよいよランサーエボリューションを投入予定。
ニューマシンの登場でますます盛り上がるD1グランプリ、熊久保をはじめYOKOHAMA選手のさらなる活躍に期待したい。

(文中敬称略)
FEATURED DRIVER
 
田中一弘選手
AE86に乗っていた高校の先輩から影響を受けてドリフトをはじめたという田中一弘選手。
チームオレンジの一員としてD1グランプリには発足初年度から参戦を続けるベテラン選手の一人。
以前はS15シルビア、現在はGDBインプレッサを駆るが、もちろんともにボディカラーはオレンジにペイントされている。
チームオレンジの相棒、熊久保信重選手と魅せるツインドリフトは、スピード、角度ともに高いレベルを保ちながら、信じられないほどの超接近ドリフトを2台で繰り出してくる。
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