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HOME / MOTORSPORTS / DRIFT 2007 / Round 2 News Index
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開催日程 2007年4月28日(土) 〜 29日(日)
開催会場 富士スピードウェイ (静岡県)
天 候 晴れ (決勝)
路 面 ドライ (決勝)
入場者数 15,000人
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)
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D1GP第2戦は、4月28日(土)〜29日(日)、富士スピードウェイで開催された。
これまでなぜか悪天候に見舞われることの多かった富士戦だが、今大会は予選〜決勝を通じて好天に恵まれた。
審査区間は例年どおり、300R〜ヘアピンを立ち上がり100Rに向かうところまでを逆走するコース。300Rではクリップよりも手前から振り出すこと、審査員席前でアウトに寄せること、ヘアピンのクリップによせること、そして立ち上がりでアウトまでコースを使うことなどが審査のポイントとされた。
 
YOKOHAMA勢は、吉岡稔記、廣田友和、末永直登、松井有紀夫、田中一弘、地主亮治、藤中学らが予選を通過。これにシード選手のゼッケン1番の熊久保、10番の上野を加えた大量9名が決勝1回戦の単走に勝ち進み、装着タイヤ別では最多の予選通過となった。
 
決勝1回戦の単走では、なんと9人が100点をマークするというハイレベルな戦いに。
採点を見ると、2位に熊久保、5位に末永、13位に上野、15位に吉岡、そして16位にはYOKOHAMAのスカラシップ選手である地主が、強豪選手を退けて勝ち上がるという健闘ぶりを見せた。
 
決勝2回戦の追走トーナメント、ベスト16の1戦目は、1回戦をトップで勝ち上がった斉藤と、注目の地主の対戦。
予選〜決勝1回戦トップで通過したノリノリの斉藤を相手に、1本目、追う地主は300Rの角度はよかったのだが、ヘアピンでまっすぐになり、7:3で斉藤有利の判定。
2本目は地主が6:4で有利と判定だったが、1本目が響き、地主は惜しくも敗退。
しかし今回の地主の活躍は、次戦以降の更なる上位進出に大いに期待を持たせてくれる内容となった。
 
3戦目は、末永直登と高取という、どちらもまだベスト8に勝ち残ったことのない顔合わせ。
1本目は五分の判定だったが、2本目で、角度と勢いに勝る高取が有利と判定。
末永のベスト8は残念ながら次戦以降にお預けとなってしまった。
 
4戦目は黒井vs上野。
1本目、追う上野は、ヘアピンで黒井のインに入ろうとしてスピンを喫し、万事休す。
2本目を無難にまとめた黒井の勝利となった。
 
そして8戦目は注目のカード、熊久保 vs 吉岡のYOKOHAMA対決。
吉岡を苦手としている熊久保だが、1本目、全開で逃げる熊久保に、吉岡はついてこれずじまい。
吉岡の速さをよく知っている熊久保の作戦勝ちとなった。
2本目も得意の追走、1本目と同じく7:3で熊久保の判定、サドンデス突入が予想されたカードだったが、意外とあっさり勝負がついた。
 
これで、YOKOHAMA勢は、ベスト8に勝ち残ったのは、開幕戦に続いて、熊久保のみとなった。
そのベスト8の1戦目、斉藤 vs 川畑の対戦でアクシデントが起こった。激しいクラッシュにより、コース上にパーツやオイルなどが撒かれ、競技は長時間にわたって中断。再開したのは18時近くになってからだった。
 
長い中断をはさんでいよいよ迎えたのは古口 vs 熊久保の対戦。
1本目、角度に勝った古口だが、ややフラつきが見られた。しかし熊久保も入りきれておらず、ヘアピンで古口が挽回し、五分五分と判定された。
2本目では、熊久保にしっかりついてきた古口が評価され、勝負はサドンデスに突入。
サドンデス1本目、300Rの飛び出しは古口がよかったが、少しもどり気味の古口に、熊久保が入りこんで、6:4で熊久保が有利の判定。
2本目はインをつこうとした古口がヘアピンで失速し、熊久保がベスト4進出を決めた。

セミファイナルで熊久保の対戦相手となったのは末永正雄。
1本目、追う熊久保は相手の速さを計算しつくした、さすがといえるクイコミを見せた。
しかし2本目は、300Rから審査員席前、ヘアピンと追走する末永が、熊久保に飛び込んだ。
出てきた角度、熊久保よりも接近したこと、ヘアピン角度なども末永が上。これに対し、熊久保は少しもどったとの判定。
決勝進出をかけた一戦に相応しい激しいバトルとなったが、今回は残念ながら熊久保は開幕戦に続く決勝進出とはならず。
それでも、「ランエボ投入までに少しでも多くのポイントを稼いでおきたいですね。今回もゼッケン1番を守ることができたので、今日はこれで良しとします。」と既に次なる戦いに向けて闘士を燃やしていた。
 
(文中敬称略)
FEATURED DRIVER
 
1971年11月5日、神奈川県出身。
"上ちん"の愛称で知られる上野選手、エアロパーツメーカー「カーメイクT&E」の代表であることはドリフトファンには既に良く知られているところ。
 
JZZ30ソアラ一筋でD1グランプリに参戦、今では650psものビッグパワーを手に入れた大柄なマシンが繰り出す豪快なドリフトがファンを魅了する。
しかし、上野選手といえば圧倒的にソアラのイメージが浸透しているが、ドリフトを始めた初期の頃はピンク色のFC3S型RX-7を駆っていたことは意外と知られていない。
 
今では自らエアロパーツをデザインしたり、社長業などで大忙しの日々を送っているが、D1グランプリでは"ドライバー"として多くのファンを魅了する走りを披露してくれている。
そんな大忙しの上野選手だが、家では奥さんと3歳の息子さんが待つ"マイホーム・パパ"という一面も持っている。
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