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DRIFT 2007
/ Round 1
News Index
開催日程
2007年3月24日(土) 〜 25日(日)
開催会場
エビスサーキット・南コース (福島県)
天 候
雨 のち 曇り (決勝)
路 面
ウェット 〜 ドライ (決勝)
入場者数
4,974人
>> Report (レポート)
>> Result (競技結果)
2007年D1グランプリの開幕戦が、3月23日(金)〜25日(日)、福島県のエビスサーキット・南コースで開催された。
昨シーズンまでとマシンやタイヤサプライヤーに変更のあった選手もあり、一気に勢力図が変わる可能性もある。いずれにしても今シーズンの動向を占う上で重要となる一戦であるに違いない。
昨年、接戦を制しタイトルを手中におさめた熊久保信重は、ゼッケンナンバー1のGDB型スバルインプレッサを駆る。
その熊久保と、吉岡稔記、田中一弘がシード枠。
さらに予選では、2位上野高広、3位末永直登、4位高山健司、5位廣田友和、9位松井有紀夫、11位岡村和義、18位水畑力、19位野沢巧と、多くのYOKOHAMAユーザーが決勝戦進出を決めた。
特に2位の上野は当初100点でトップ通過と伝えらる好調な走りを披露。
結果的には今年から審査コーナーの進入速度が加味されることになったため、トップの選手に僅か1km/hおよばなかったために惜しくも2位となった。
その他、100点が計7名、99.80点の選手でギリギリ通過という、いつもながらシビアな予選となった。
日曜日の決勝は、小雨が降り、濃い霧のたちこめる中で始まった。
しかし徐々に雨は勢いを弱め、開会式が始まる頃には完全に止んだ。すなわち、ここから路面はドライへと転じていくことになり、時間を追って変化する路面との勝負にもなる。
決勝1回戦の単走では予選に続いて上野が好調さをアピールして100点満点を獲得。
ほか、YOKOHAMA勢では吉岡、末永(直)、熊久保、田中、松井がベスト16進出を決めた。
決勝2回戦、今シーズン初の追走トーナメントが始まる。
まず注目を集めたのは昨年チャンピオンの熊久保。対戦相手は猪瀬だったが、熊久保は貫祿勝ちでベスト8進出を果たし、地元エビスでの再びの優勝に期待が高まる。
そして2回戦を終えて、ベスト8に勝ち進んだYOKOHAMA勢は熊久保のみという予想外の展開になった。
各選手ともに健闘を見せたものの、思いがけぬドライビングミスを誘発するなどしての結果。
こうなると熊久保がどこまで勝ち進んでいくか、注目はその一点に集中する。
ベスト8初戦、春山vs熊久保の1本目、7:3に近い6:4で熊久保の優位、2本目は熊久保が圧勝し、熊久保が貫録勝ちした。
ベスト4で熊久保の対戦相手は手塚。その戦い、1本目で手塚が1コーナーでコースアウト、サスペンションを破損して走行不能になり、熊久保の不戦勝となった。
いよいよ迎えた決勝戦は、熊久保vs川畑の対決。昨年の覇者と、昨年最終戦の優勝者というカードとなった。
ホームコースながら苦手としていたエビスで、昨年の第5戦で優勝し、ふっきれたように見えた熊久保からは、少しばかり余裕がうかがえた。
川畑も、これまでトラブルに見舞われることが多く、なかなか実力を発揮できずにいたが、昨シーズン尻上がりに調子を上げ、そのまま今シーズンを迎えた。どちらが勝ってもまったく不思議ではない。
1本目、追う川畑が食い込みすぎて、熊久保のマシンのサイドをプッシュしてしまい、両車スピン。その瞬間、コースにオイルが流れた。川畑は、プッシュした際に、オイルクーラーを破損してしまったのだ。
ルールにより、スタート地点にもどって、5分以内に修復できれば出走可能だが、走行不可と判断されれば、熊久保の不戦勝となる。
5分後、なんとか応急処置された川畑のマシンだが、スタートの審判により、オイルのにじみがひどく、走行不可と判断された。よって、あっけなく熊久保の優勝が決定した。
「今日は1回勝てるかどうか不安だったし、6位以上に入れれば上出来と思っていましたが、シリーズ後半にニューマシンを投入予定なので、早めに得点を獲っておきたかったので、よかったと思っています」と、幸先のいいシーズンの幕開けに満面の笑みを浮かべた。
1970年2月10日、福島県出身。
東北におけるドリフトの聖地と呼ばれる「エビスサーキット」の支配人であり、楽しく走る場を多くのドリフターに提供する一方で、自らもドライバーとしてD1グランプリへの参戦を続けている。
既にお馴染みとなったオレンジ色のボディカラーをまとうマシンで結成された「チーム・オレンジ」、熊久保選手はハイスピードからの猛烈な"クイコミ"を得意としており、追走での迫力あるクイコミを期待しているファンも多い。
2003年の開幕戦でD1グランプリ参戦初表彰台を獲得。同年2勝を挙げてシリーズ2位を獲得。
続く'04年、'05年は優勝から遠ざかってしまい、やや苦しいシーズンを過ごすことに。
しかし'06年、開幕戦で準優勝を飾ると、第2戦以降も着実にポイントをゲット。第5戦、地元ながら苦手としていたエビス・南コースでシーズン初優勝を飾り、トータルではライバルを1点差で退けて嬉しいシリーズチャンピオンの称号を獲得。
マシンはS15シルビアから現在はスバルインプレッサに乗り換えているが、今年の夏にはFR仕様のランサー・エボリューションを投入する予定とのことで、こちらも大きな話題を呼びそうだ。