2014年のWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)、今年のカレンダーは開幕戦から2週連続開催をこなして1週のインターバルをはさみ、再び2週連続開催という流れが序盤は続く。ハンガリー戦を去る週末に終えたばかりだが、チームは隣国のハンガリーでこの週末は第4大会(第7&8戦)に臨む。
戦いの舞台となるのはスロバキアリンク。2012年から3年連続の開催となるので、WTCCファンにはお馴染みになったコースだと言えるだろう。
では、過去2大会/4戦の結果はどうだったか。
2012年、第1レース当時セアトを駆っていたガブリエレ・タルクィーニ選手(右写真)が3番手スタートから序盤でトップを奪って優勝、第2レースは2番手スタートのシボレーを駆るロブ・ハフ選手が優勝したが、タルクィーニ選手も7番手スタートから猛追し、最終ラップでは激しいサイド・バイ・サイドを演じてイヴァン・ミューラー選手と2位争いを演じた。
昨年は第1レースでホンダ勢が表彰台を独占、優勝したのはタルクィーニ選手でポール・トゥ・ウィン。第2レースはBMWを駆るトム・コロネル選手がやはりポール・トゥ・ウィン、そしてこの時もまたタルクィーニ選手は10番手スタートから猛追を見せて3位表彰台を獲得している。
このように、過去4戦を見るとタルクィーニ選手が2勝を飾り、かつリバースグリッドで後方からのスタートとなった第2レースでも好走を見せている。この結果からしてタルクィーニ選手がスロバキアリンクを得意としていると言っても過言ではないだろうし、さらに昨年の第1レースの表彰台独占からしてシビックとの相性も良さそうなコースである。
前戦のハンガロリンクではシトロエンの連勝にシボレー勢が待ったをかけた。気になるカンペンセイト(補正)ウェイトは、前戦と変わらずシトロエンのみがプラス60kgとなるため、シビックの今季初優勝に期待が高まる一戦となる。