■Dクラス : 浜田隆行 選手
九州は、全国でも改造クラスの選手が多い地域だ。今回も全日本レギュラー選手を含め、SC1、SC2、Dクラス合わせて12名の地元ドライバーが、全日本ドライバーとの勝負を楽しんだ。
今回紹介する浜田隆行選手も、九州の地方選手権を中心に改造クラスでたたかってきたドライバーのひとり。全日本には2012年と13年の第7戦タカタに2回出場し、地元九州の全日本には今回が初めての出場となる。
「18歳からダートトライアルを始めたんですけれど、21歳の時から改造車に乗るようになったので、改造車歴は13年です。きっかけは、やっぱり改造クラスに対する憧れですね。先輩たちの多くが改造クラスで走っていて、ダートトライアルを始めた頃からいつかは自分も同じクラスで走りたいと思っていたんです」と浜田選手。
「今回は、エンジンやサスペンション、ミッションなどほとんどのパーツを作り直して出場しましたが、セッティングが仕上がっておらず、攻め切ることができなかったのが悔しいですね。タイヤはADVAN A053を装着しましたが、第1ヒートのハーフウェット、第2ヒートのドライのどちらもフィーリングが良かった。タイヤの性能を生かすことができるセッティングが、これからの課題ですね」
今年は積極的に全日本に出場する予定の浜田選手。Dクラス6位に初入賞した今大会をきっかけに、大きく羽ばたいてほしいドライバーのひとりだ。