Your browser does not currently have the Flash Player version 8 that is required to view this site.
Please click here to download the latest Flash Player version.
HOME / MOTORSPORTS / MACAU GP F3 2013 / About MACAU News Index
  ひとつ前にもどる  
マカオグランプリ・F3インターコンチネンタルカップ
マカオグランプリ・F3インターコンチネンタルカップ
マカオグランプリ・F3インターコンチネンタルカップ
マカオグランプリ・F3インターコンチネンタルカップ
マカオグランプリ・F3インターコンチネンタルカップ
マカオグランプリ・F3インターコンチネンタルカップ
マカオグランプリ・F3インターコンチネンタルカップ
マカオグランプリ・F3インターコンチネンタルカップ
日程・レポート・結果表 カテゴリー&タイヤ解説 2012 マカオグランプリ 特設ウェブサイト
[LINK] 公式ウェブサイト
カテゴリー&タイヤ解説
1954年に産声をあげたマカオ・グランプリは、2013年で第60回という大会の歴史におけるひとつの節目を迎える。アジアで最も歴史あるモータースポーツイベントとして世界的な注目を集めるマカオ・グランプリ、もちろん2013年も例年通りに11月の第3週に開催される予定である。

ポルトガルの植民地だったという歴史を有するマカオは、アジアとヨーロッパの架け橋という位置づけであった。ゆえに互いの文化が融合して、今もなお情緒あふれる町並みが残り観光名所も多い。また世界最大級のカジノ都市という“夜の顔”もまた、紛れないマカオの姿である。
エキゾチックでエキサイティング。人口55万6千人あまり、しかしその面積は東京都世田谷区の半分ほどにあたる、わずか29.5平方キロメートル。想像通り、過密な人口密度はアジアらしい、ともすればやや喧騒に包まれた感じがする町の姿を見せるが、11月の第3週になるとそんな喧騒はレーシングマシンの甲高いエギゾーストノートにかき消される。

市街地の一般公道を封鎖して設けられた、全長6.117kmのギア・サーキットと呼ばれる特設レーシングコースを舞台に戦われるマカオ・グランプリ。
コースの両側をガードレールが囲い、ランオフエリアは事実上皆無というチャレンジングなストリートバトル。海側のハイスピード区間、一方で山側はテクニカル区間。一寸のミスは命取り、なれど相手の一寸の隙を突いて攻めなければパッシングは難しい、ドライバーのテクニックと精神力を極限で試されるレースである。

そんなマカオ・グランプリは4輪のみならず2輪も含めて、多彩なカテゴリーが開催される。その中でツーリングカーのWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)と並んで、フォーミュラカーのメインレースとして位置づけられているのが、F3インターコンチネンタルカップだ。これは各国・地域のF3シリーズで好成績をおさめたドライバーに参加権利が与えられるもので、事実上の「F3世界一決定戦」として注目を集めている。

F3規格がマカオに導入されたのは1983年、その初代ウィナーはアイルトン・セナ選手。その後もミハエル・シューマッハー選手やデビッド・クルサード選手など、このマカオ・グランプリでの勝利をきっかけにF1へとステップアップを果たした選手も多い。もちろんF1に限らず、ここから世界のメジャーカテゴリー参戦への道を歩んだドライバーは多く、トップドライバーを目指す若手選手にとっては世界への登竜門となっている。

レースは木曜日と金曜日の公式予選を経て、土曜日に予選レース、日曜日には決勝レースという流れになる。公式予選はコースオープンしている一定時間内でのベストタイムを賭けたアタック合戦で一般的な予選形態だが、結果を基にしてマカオでは予選レースが行われる。このレースは通常の決勝と同じスタイルであるが、その距離は日曜日の決勝よりも短め。そして、この予選レースの結果を受けて開催される決勝レースがメインイベントであり、マカオ・ウィナーと言えば決勝レースの勝者を指している。
1983年からマカオ・グランプリに導入されたF3規格、その歴史を足元でワンメイクタイヤサプライヤーとして一貫して支え続けているのがヨコハマタイヤだ。2012年にはワンメイクタイヤ供給30周年という記念すべき年を迎え、改めて主催者やチームとの信頼関係を厚いものとした。

マカオ・グランプリのタイヤはサーキットよりも条件が厳しいストリートレースにおいて、30年間に渡って安定した高いポテンシャルを発揮し続けている。それはグリップ性能やライフ性能といった基本的な事項に加えて、コントロール性能に優れているという点も、ドライバーからは高い評価を受けている。

各国のF3はADVAN以外のタイヤで競われていることもあるため、どのメーカーのタイヤから乗り換えてもドライバーは早く馴染まなければならない。この時に、あまり癖のあるタイヤだったとしたら、ドライバーはレースウィークを通じて違和感だけに支配されることとなり、さらにセーフティマージンが限りなくゼロに近いマカオの場合は、不要なクラッシュにつながってしまう可能性も懸念されるのだ。
そのため、ハイレベルなコントロール性能は安全面にも寄与する結果となっており、先にご紹介したF1ドライバー達も、マカオでADVANレーシングタイヤとともに栄光の第一歩を踏み出すことが出来たと言えるだろう。

もう一点、横浜ゴムが厚い信頼を得ている理由として、充実したサービス体制と物流システムがある。
品質の高いタイヤを安定して生産し、これを確実にスケジュールに則って競技会の現場へと運び、レースウィークを通じて組み付け作業などを滞りなく進行させる。

これらは決してマカオ・グランプリに限った話ではないが、一見すると当たり前に思えるこうしたひとつひとつの作業には、卓越した経験や知識、組織力が必要になる。横浜ゴムはマカオ・グランプリについても、これまでの30年に渡って安定したコントロールタイヤの供給を続けており、まさにグランプリの縁の下の力持ちとして主催者やチームなどから多大な信頼を寄せられるに至ったのだ。
ひとつ前にもどる