■PN3クラス : 森嶋昭時 選手
これまで2008年、2009年、2011年とマツダ・RX-7を駆って3度のSA2クラスチャンピオンを獲得してきた森嶋昭時選手は、今シーズンからトヨタ・86に乗り換えてPN3クラスに挑み、最終戦までチャンピオン争いを展開した。
ジムカーナ歴が22年というベテランの森嶋選手は、2003年にMR2で全日本N3クラスに参戦して初の3位表彰台を獲得。その後'04年にRX-7に乗り換え、'06年にはエキシージでN3クラス初優勝を達成、さらにその後の全日本タイトル獲得へとつながる。今では後輪駆動車のスペシャリストとして名高い森嶋選手にとって、今年新たにチャレンジしたトヨタ86でのPN3クラス出場は、シーズンを通して「やり甲斐のある年だった」という。
「今年は開幕戦から横浜ゴムさんがADVAN NEOVA AD08Rという素晴らしいグリップ力を発揮してくれるタイヤを発売してくれたのが最大の武器になりました。自分の力量不足でタイトル獲得はなりませんでしたが、シリーズ2位という成績を納めることでき、また今シーズンを楽しく走ることができたのもADVAN AD08Rのおかげだと思っています。本当にありがとうございました」
今回の最終戦は3位。「決して勝てない試合ではなかったと思いますが、自分としてはすべてを出してやり切ったと思っています」と、清々しい表情で語ってくれた森嶋選手。ぜひ来季はチャンピオン獲得を期待したい。