■N4クラス : 喜勢竜一 選手
ジムカーナ歴10年の喜勢竜一選手は、2002年に初めて全日本戦に挑戦して以来、これまで一貫して4WDターボ車に乗り続けてきたドライバーだ。
「以前はAE86で峠を走っていたのですが、何か競技をやりたくてジムカーナを始めました。その時、やはり乗るなら一番速い4WDだと思ったわけです」という喜勢選手は、当時の全日本チャンピオンマシンを入手し、N4クラスに参戦してきた。
当初、強豪が多いN4クラスではそう簡単に成績を残すことができなかったが、2010年シーズンには第2戦名阪ラウンドでついに全日本初優勝を飾った。また、その年のJAFカップでも優勝を飾り、昨シーズンも1勝するなど、今ではN4クラス表彰台の常連のひとりだ。今回も3位に入賞している。
「やはり一番速いマシンで、かつレベルの高いクラスで走りたいという気持ちが強いので、なかなかほかのクラスには移れないですね(笑)。それに、いつも優勝するトップドライバーに勝ちたいという気持ちがジムカーナを続けるモチベーションになっています」
ジムカーナ以外ではサーキットの耐久レースにも参加しているという喜勢選手だが、「耐久レースは特に完走するために我慢の走りになることが多いのですが、ジムカーナは純粋にタイムで勝負ができるのが魅力ですね」と、ジムカーナの魅力を語ってくれた。
ランサーからインプレッサに乗り換えた今シーズンはまだ優勝がないが、インプレッサでの初優勝にも期待がかかる。