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JGC Round 5
開催日
2013年7月14日
開催場所
仙台ハイランドレースウェイ
(宮城県)
天 候
曇り 時々 小雨
路 面
ハーフウェット → ドライ → ウェット
参加台数
135台
(ヨコハマタイヤ装着車 50台)
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毎戦シビアな争いが繰り広げられる全日本ジムカーナも、いよいよ後半戦へと突入した。その第5戦が、宮城県仙台市の仙台ハイランドレースウェイ・レーシングコースで開催された。
同コースでの開催は昨年に続いて二度目となるが、昨年同様、今年も仙台市が後援となり、「ともに、前へ仙台」を合言葉に、少しでも東北の復興の役に立ちたいという願いを込めて開催されている。今年もイベントの盛り上げ役として、ご当地アイドルの「ORI☆姫隊」がライブやトークショーを開催し、仙台名物である牛タンが食べられるブースやケータリングなどが出店。
公開練習日の土曜日終了後には、トップドライバーたちによる同乗走行会も実施され、大いに盛り上がる大会となった。

コースは、昨年同様に仙台ハイランドレースウェイのレーシングコースに設定され、メインストレートのピット出口からスタートし、第3コーナーの手前で180度ターンをこなして、再びメインストレートに逆走で戻ってくる。
そのメインストレート上には、4カ所の360度ターンと180度ターンのパイロンセクションが並び、数々のパイロンワークをこなしてフィニッシュするというレイアウトだ。

前半は、レーシングコースのレイアウトを使用するハイスピードセクションとなる一方で、メインストレート上でのパイロンセクションは、限られたコース幅で複雑なターンをこなさなければならない。しかも、メインストレートは最終コーナーから第1コーナーに向かって緩い下りになっており、逆走で最終コーナーに向かうターンは上り勾配となる。360度ターンと180度ターンを組み合わせることで、下り勾配のターンと上り勾配のターンが連続する難易度の高い設定となった。
レーシングコースのレイアウトをそのまま使用した前半区間はパワー勝負、パイロン区間が連続する後半区間はテクニック勝負となり、力と技の総合力が問われる1戦ともなった。

その難コースを確実に攻略して勝利を手にしたのが、今季SA2クラスで4連勝中の柴田優作選手だ。
「仙台ハイランドのレーシングコースは、以前からサーキット走行会などで走っていてよく知っていますが、今回はコース上にパイロンが置かれていましたし、逆走も慣れていないので多少の不安はありました。でも、自分としてはほぼ完璧な走りができたと思います」と見事なパイロンワークを披露し、第1ヒート、第2ヒートとも2位以下に1秒以上の大差をつけて優勝を飾った。柴田選手はこれで開幕から5連勝を達成。
まさに破竹の勢いでタイトルに王手をかけ、次戦で6位以上に入賞すれば自力でのタイトル獲得が決定する。だが「ここまできたら、欲張ってぜひ満点チャンピオンを獲りたいですね」と意欲を見せていた。

そしてもう1台、5連勝を飾ったのが「パイロンキング」と異名を取るPN4クラスの岡野博史選手だ。
その異名どおり、パイロンのギリギリに寄せる岡野選手のパイロンワークは、凄みさえ感じさせる圧倒的な強さがある。今回も、クラス唯一1分23秒台に乗せるベストタイムをマーク。
「車速が高い中でターンしなければならないセクションもあり、かなり難易度の高いコースでしたが、それだけに走り甲斐はありました」と岡野選手。柴田選手と同様、次戦で6位以上に入賞すれば、早くも今年のタイトルが決定する。

また、N3クラスでは、シリーズランキング2位につける小林辰朗選手が、渾身のアタックをみせ第1ヒートのベストタイムをマーク。
「RX-7はライバルのエキシージに較べると車重が重いので、こういうターンの連続するコースは辛いのですが、ADVAN A050のG/Sコンパウンドがしっかりとグリップしてくれて、力強く前に出てくれました」と第2ヒートもさらにタイムアップを果たし、得意のパイロンワークで今季初優勝を手にした。

そしてDクラスでは、王者・小林キュウテン選手のマシンを譲り受けた小川謙輔選手が、「このコースは初めてでしたが、セッティングをうまく合わせこむことができました。キュウテンさんが、『昨年は仙台のコースが一番横Gがかかった』と言っていたのですが、そのとおりでしたね。横Gがかかってもタイヤがしっかりと路面にグリップしてくれたのが勝因だと思います」と今季2勝目を獲得。
小川選手はこれでシリーズポイントトップとなり、自身初となる全日本タイトルへ向け、大貴重な1勝を獲得することとなった。

また、PN1クラスではスイフトを駆る鵜飼洋一選手が、第2ヒートにタイムアップを果たして2位を獲得。
N1クラスも昨年のチャンピオンの平田裕三選手が2位入賞、SA2クラスでは新井大輔選手が2位に入賞し柴田選手とともにヨコハマタイヤ装着車のワン・ツー・フィニッシュを達成。
SA3クラスではシリーズポイントトップの天満清選手が2位に入りポイント差を広げるなど、各クラスでヨコハマタイヤ装着車が健闘をみせる結果となった。
 
Driver's Voice
岡野博史 選手
 【今回の成績 : PN4クラス 優勝】
今回はすべてが順調に運びました。コースは難しいターンが多かったのですが、自分なりにしっかりと対応することができました。路面温度は第2ヒートで比較的高くなりましたが、そんな中でもADVAN NEOVA AD08Rはゴールまでしっかりとグリップを発揮してくれましたし、ターンでもコントロール性が高く、素早いターンが可能になりましたね。
小林辰朗 選手
 【今回の成績 : N3クラス 優勝】
第1ヒートもベストタイムをマークできましたが、第2ヒートは第1ヒートでミスした細かいところを修正して、さらにタイムアップをすることができました。第2ヒートはプレッシャーもありましたが、意外に落ち着いていて、精神的にもいい状態でスタートできたのが勝因だったと思います。
柴田優作 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
今回は公開練習の土曜日から順調に試合運びをすることができたと思います。土曜日の2本目はウェットだったのでドライビングにはやや不安もあったのですが、そこはタイヤがしっかりフォローしてくれましたし、決勝では両トライともドライ路面で走れたので、自分としては完璧な走りができました。あと5ポイントでチャンピオンですが、次戦は欲張って満点チャンピオンを決めたいと思っています。
小川謙輔 選手
 【今回の成績 : Dクラス 優勝】
このコースは初めて走ったのですが、タイヤが前に出て行こうという力が強かったですし、特にハイスピードセクションは気持ちよく走ることができました。前戦の名阪ラウンドではクラッシュをしてしまったので、今回は無事に勝ててホッとしています。これでシリーズでもトップになったと思うので次回も頑張ります。
鵜飼洋一 選手
 【今回の成績 : PN1クラス 2位】
第2ヒートは最後のサブロク(360度)ターンで失敗してしまいましたが、シリーズランキングではまだトップなので次戦も頑張ってタイトル獲得につなげたいと思います。
平田裕三 選手
 【今回の成績 : N1クラス 2位】
今回のコースは自分としては好きな方で、走りも満足できるものでした。タイヤはADVAN A050のG/Sコンパウンドを4輪に装着しましたが、1コーナーからタイヤを信用して全開で攻めることができたのも良かったと思います。
新井大輔 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 2位】
タイヤはADVAN A050のG/Sコンパウンドを装着しましたが、コースとのマッチングはばっちりでした。自分としてもこのコースは嫌いではないのですが、狭いところでのターンがきつかったのは事実です。ただ、シリーズを考えるとここで2位に入れたのは良かったと思います。
天満清 選手
 【今回の成績 : SA3クラス 2位】
今回のコースとヨコハマタイヤの相性はもともとすごくいいので安心して攻めることができました。車速は高いのですが、そこでしっかりとパフォーマンスを発揮してくれました。第2ヒートは雨も降り始めてしまいましたが、それでもタイムアップできたのはタイヤのおかげですね。
 
FEATURED DRIVER
■PN2クラス : 志賀野浩 選手

志賀野浩選手は、すでにジムカーナ歴は20年以上というベテランドライバーだ。2002年よりEK9シビックのステアリングを握って関東ジムカーナ選手権に参戦。'03年のJAFカップでA2クラス2位に入ったことで全日本戦への参戦を決意。'05年には全日本選手権のSA1チャンピオンも獲得した。その志賀野選手は、昨年からマシンをZ34型の日産・フェアレディZに変更し、PN2クラスに参戦している。

「ずっと排気量1,600cc以下のマシンでジムカーナをやってきたので、そろそろ大きいクルマでジムカーナをやってみたいと思いZ34を選びました」と語る志賀野選手だが、たまたまPN部門という低コストで参戦できるクラスが設立されたこともきっかけだ。また、改造範囲が狭いだけに、よりイコールコンディションで戦えるのも魅力だった。

「ジムカーナはそういう改造範囲の狭い車両でもクルマを限界まで動かすことができるのが魅力ですね。それに運転以外にもいろんな方と知り合えた。協力してくれる人もたくさんいて、もう続けるのが当然という感じですよ(笑)」

笑顔で語ってくれる志賀野選手だが、その言葉どおりこれからもジムカーナを続けていくことが将来の目標だと言う。ぜひいつまでもジムカーナに参戦し、さらに好成績も残してほしいものだ。
 
TECHNICAL INFORMATION
今回は本格的なサーキットでの戦いということで、路面としては他のジムカーナコースと比べて高いグリップを発揮する。ただし、他のコースのようにタイヤへの攻撃性はそれほど高くなく、タイヤへの負担も少ないことから第2ヒートでも十分にタイムアップできたはず。晴れたり曇ったり小雨が降ったりと天候が不安定だったが、ほとんどの選手がADVAN A050のG/Sコンパウンドをチョイスしており、路面温度としても十分適正なものだったと言える。
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