■SA2クラス : 松崎充意 選手
石川県金沢市出身の松崎充意選手は、途中9年ほどブランクはあるものの、24歳からジムカーナをはじめた49歳というベテランドライバーだ。
「昨年はトラブルも多く、なかなか思ったとおりの成績が出ませんでしたが、今年に入ってようやくマシンのセッティングも決まってきました」と、今回のスナガワラウンドでも3位入賞を果たし、久しぶりにメダルをゲットした。
「スナガワはもう3〜4回ほど出場していますが、今までは5位が最高だったので嬉しいですね。コースにも慣れてきたということかもしれません。路面は地元のイオックス・アローザに似ていて比較的粗いのですが、スピードレンジが高いですし、"スナ"ガワというくらいですから、路面が砂っぽいんです(笑)。
でも、今回装着したADVAN A050のG/Sコンパウンドはすごくグリップしてくれました。今後はもっと努力して少しでも上の順位に行けるように頑張りたいですね」と松崎選手。
さらなる活躍が期待されるベテランの走りには、これからも要注目だ。
■R-1クラス(非全日本選手権) :吉崎智貴 選手
今回、併催となったJMRC北海道ラジアルシリーズに設定されているラジアルタイヤのR-1クラスで優勝を飾ったのが、ジムカーナでは珍しいR53型のMINIを駆る吉崎智貴選手だ。
「ジムカーナは職場の同僚に誘われて5年ほど前からはじめたのですが、ライセンスを取得して本格的に参加するようになったのは昨年からです。最初は地区戦の見学に連れて行ってもらったのですが、試しにクローズドイベントに出たら、もうジムカーナにハマってしまいました(笑)」と吉崎選手。
ジムカーナは普段の生活では味わえない、クルマを全開で走らせられるところが魅力だと語る吉崎選手。今回は自身の初優勝ということでかなりの喜びようだった。
「今はまだレーシングスーツがないので奥さんに頼んで購入しようかと思います」と苦笑する吉崎選手だが、今度はぜひレーシングスーツ姿で表彰台の頂点に登る場面を見せてほしいところだ。