■PN1クラス : ダンディ赤城 選手
なかなか洒落たライセンスネームで、その明るい性格から全日本ジムカーナの名物男ともなっているのがダンディ赤城選手だ。
年齢は58歳と還暦も近いが、「ジムカーナをやっていると若い連中が一緒に遊んでくれるのがいいんですよね(笑)」と笑う。そのモータースポーツ歴は長く、今から34年前の24歳の時にAE86レビンでラリーを始めた。
しかし「結婚したので経済的にも辛くなり、ラリーを始めて5年ほどで手軽に楽しめるジムカーナを始めたんです」と言うのがジムカーナを始めたきっかけだ。「それに、ラリーに出ている頃から、下りのヘアピンカーブでサイドを引いてドリフトするのが信条でしたから、ジムカーナをやるのも違和感はありませんでしたね」と苦笑する。
当時はAE86やEP71スターレットで関東ジムカーナ選手権などに参戦していたが、その後はS13シルビアやGA2シティで東京ジムカーナツアーシリーズに参戦。当時のジムカーナを知る貴重な現役ドライバーでもある。その後は何年かおきに参戦休止もあったが、2011年にPNクラスに復帰してきた。
「ラリーと違ってジムカーナはクルマが壊れないのがいいですね(笑)。手軽に競技に参加できるのもいい。それに今のPNクラスはタイヤがラジアルなので、より手軽に参加できるようになったと思いますね。横浜ゴムさんもADVAN
NEOVA AD08Rを発売してくれて、自分の成績もぐんと上がったのも嬉しい」と語る。
開幕戦では久しぶりに5位入賞を果たした。しかも前日の公開練習では今回も含めてトップタイムをマークすることも。「自分はクルマ遊びしか知らないんです(笑)。できるだけ長く続けていきたいですね」と笑顔で語ってくれたのが印象的だった。