■PN4クラス : 新井範正 選手
今回、PN4クラスで岡野博史選手に次いで2位に入賞したのが新井範正選手だ。ジムカーナ歴13年という新井選手は、昨シーズンは九州ラウンドで全日本初優勝も飾り、シリーズランキングも3位に入った実力者だ。
「ジムカーナは学生の時に自動車部に入部して始めました。自分は岡野選手と同じアルファのクラブ員なのですが、たまたま学生時代に学校がアルファに近くて、たまたまヘルメットを買いに行ったら社長の中村(誠司)さんにジムカーナを教えてもらったのが、ジムカーナを始めるきっかけでした」
と語る新井選手は、ジムカーナを始める前はR32型のスカイラインGT-Rに乗っていたが、ジムカーナをやるためにシティに乗り換えたという。
その後、ランサーに乗り換え、2011年に全日本選手権にステップアップしてからは当時のPN3クラス(現行のPN4クラス)に挑戦、初年度は全戦には出場せず、ランキング6位となった。
「ジムカーナって完熟歩行をしただけで初めてのコースレイアウトを攻めなきゃいけないじゃないですか。コースに慣れてからなら誰でもタイムは出せると思うんです。でも、歩いただけでタイムを出すのが難しいし、また面白い。その人のインスピレーションやセンスが問われる競技だと思います」と、ジムカーナの魅力を語る新井選手。
今シーズンは再びシリーズ3位以内と、また全日本選手権2勝目が目標だと言う。ぜひともその目標が達成できるよう頑張ってもらいたいものだ。