■SA2クラス : 古沢聖樹 選手
毎年、全日本のスナガワラウンドに出場している北海道の古沢聖樹選手は、御年62歳という北海道・現役最年長ドライバーだ。
「たとえ速さで負けたとしても、アクセルの踏みっぷりだけは今でも若者に負けたくない(笑)」というドライビングスタイルは、年齢を感じさせないほど闘志溢れている。
当時の日産・チェリーX1Rを駆り18歳から始めたというモータースポーツ歴は、今年で44年目。その間には初代ホンダ・シティや全国に先駆けてデビューしたばかりの初代ホンダ・CR-Xをラリーに投入するなど、話題性溢れるクルマにもトライしている。
ヨコハマタイヤを装着するようになって20年以上経つというが、「ヨコハマタイヤの一番良いところは、アクセルを踏んでコントロールしやすいというところかな。自分が踏むタイプなので、そういった部分でのフィーリングが合っている。それと、路面状況が悪くても強いというところかな。とにかく安心して踏めるところがいいね」と、信頼を寄せている。
今年の全日本スナガワラウンドは、「コーナーでGがかかるとガス欠症状が出てしまって、攻め切れなかったのが残念。今年はそれだけハイスピードだったということだね。来年は、若者に踏み負けないように満タンで走らなきゃ(笑)」と古沢選手。北海道ダートラ界の牽引者は、これからも"アクセル全開"で若手ドライバーを引っ張っていく。