■SA2クラス : 川崎修也 選手
昨年、本格的に全日本ダートトライアル選手権N3クラスにシリーズ参戦した川崎修也選手は、今年の開幕戦はSA2クラスにエントリー。惜しくも表彰台は逃したものの、堂々の4位に入賞した。
今シーズンは激戦のSA2クラスへ移籍か!? と思われた川崎選手だが、
「実は今、N3クラス仕様のランサーエボリューションIXを製作している最中なのです。それが開幕戦に間に合わず、今回はSA2クラス仕様のランサーをレンタルして出場したのです。
だから、今回の4位は自分のなかではかなり上出来だと思っています(笑)」とのことだ。
「ADVAN A036が自分の走り方に合っていて、今回もみんなが『滑る、滑る』と言っていたのですが、僕は全然気にならない。逆に路面が濡れているところでも『グリップが抜けず、効くなあ』と感じていたくらいですから」
と語るように、特に路面の砂利が掃けた第2ヒートに実力を発揮するドライバーだ。
昨年の最上位は、第6戦今庄とJAFカップの3位。
「実は2010年にスポット参戦したホームコースの切谷内でも3位だったんです。クラスで一番初めのゼッケンだったのですが、最後の2台までずっと抜かれなくて。自分の中では『よし、全日本で頑張っていける!」というきっかけになった大会でしたね』と振り返る。
今年の目標はもちろん"優勝"だ。
「うまく走り切る時と、ものすごく失敗してしまう時の差が激しいのが課題なのですが、それが自分の持ち味でもあると思うので、走るからには常に全開で攻めることを心掛けています」と川崎選手。
全日本のキャリアはまだ浅いものの、競技歴は20年近くと長い。今季は台風の目となるに違いない。