ポルシェによるワンメイクレースの歴史は長く、今も世界各地でシリーズが展開されている。そんな中のひとつ、北米を舞台に開催されているのがIMSA GT3 Cup Challenge by YOKOHAMAだ。

このシリーズは北米のモータースポーツを統括している団体のひとつであるIMSA(International Motor Sports Association)により運営されており、ALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)のサポートイベントとして位置づけられているため、熱戦はどのラウンドでも大観衆に見守られる中で行われている。

マシンはポルシェ911のGT3カップ・カーであり、最新の現行モデルはプラチナ・カップ、2005年後期から2009年までのモデルはゴールド・カップに分類され、2クラス混走で競われている。
参戦するドライバーはセミ・プロフェッショナルの面々で、1大会2レース制を採用。毎回、30〜40台の参加台数がコンスタントに集まっており、最も成功しているワンメイクレースシリーズのひとつに数えられている。

ちなみに2011年には、15歳という若さのマディソン・スノー選手がゴールド・カップのチャンピオンに輝いた。これはポルシェのワンメイクレース史上最年少のタイトル獲得という偉業であり、ステップアップ・カテゴリーとして若手ドライバーが台頭する場としても注目を集めている。

ヨコハマタイヤは2009年から、IMSA GT3 Cup Challenge by YOKOHAMAのワンメイクタイヤサプライヤーをつとめている。

国内外のさまざまなモータースポーツカテゴリーで、ヨコハマタイヤを装着したポルシェは幾多の栄冠を手中に収めてきているが、タイヤの性能が優れていることはもちろん、ワンメイクサプライヤーに求められる安定した高品質タイヤの供給能力、さらに充実したサービス体制も、主催者や参加者から高い評価を受けている。

供給するタイヤは、オレンジオイルを配合して環境性能を高めた“エコ・レーシングタイヤ”。
WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)をはじめとした多くのカテゴリーで実績が認められており、IMSA GT3 Cup Challenge by YOKOHAMAでも各選手が鎬を削りあう熱戦を、足元からしっかりと支えている。