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WTCC|FIA世界ツーリングカー選手権
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日程・レポート・結果表 2010年のWTCC WTCCを戦うタイヤ
参戦車両の概要 主な参戦車種
Preview|次戦のプレビュー
3月一週目に南米のブラジルで開幕してから7ヶ月以上、アフリカ大陸のモロッコやヨーロッパ各地を転戦してきたWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)は、いよいよ終盤のアジア・ラウンドに突入する。

この週末、岡山国際サーキットで開催される「FIA WTCC Race of JAPAN」。3年連続でのWTCC日本開催となるが、この一戦がシリーズチャンピオン争いにとって如何に重要なものであるか、このページをごらんの皆さんなら既にご承知のことだろう。

改めて現時点の状況を記すと、選手権タイトル争いはほぼ三つ巴の展開。
今期からシボレーに移籍したイヴァン・ミューラー選手がリードを守り悲願のシボレー初タイトルを獲得を目指すが、3年ぶりの王座奪還を目指すBMWのアンディ・プリオール選手、そして2年連続チャンピオンとを狙うセアトのガブリエレ・タルクィーニ選手も終盤での逆転が十分可能なポジションにつけている。

テクニカルな要素が強い岡山国際、昨年はBMWのプリオール選手とアウグスト・ファルファス選手が勝利を分け合った。そして一昨年はリカルド・リデル選手とトム・コロネル選手というセアト勢が勝利。
そう、岡山国際ではシボレーが勝った経験が無いのである。

シボレーの最上位は昨年の第1レースでロブ・ハフ選手が獲得した3位表彰台。過去2年、4戦を開催した岡山で、シボレーが唯一表彰台に立ったのがこのレースである。

こうしたデータを見ると、「シボレーは岡山を苦手としている」と言っても間違いではないだろう。
しかし今シーズンは何といってもミューラー選手という大きな存在があることを忘れてはならない。一昨年、セアトに初のWTCCタイトルをプレゼントしたミューラー選手、もちろん今シーズンはWTCC発足初年度から参戦を続けているシボレーにとって「チャンピオン請負人」として迎え入れたのだから、かかる期待は大きい。シボレー・クルーズもデビュー2年目に入って熟成が進み、開幕戦から表彰台を独占するなど速さに磨きがかけられている。
岡山の見どころ、まずは三つ巴の選手権争い、中でもミューラー選手の戦いぶりからは目を離せないだろう。
 
 
第19戦&第20戦(日本・岡山国際) 補正ウェイト
車 種 ラップタイム差 補正ウェイト
BMW E90 320si 0.3 +40kg
BMW E90 320si (OLD MODEL) 0.9 -20kg
BMW E90 320si (シーケンシャルギアボックス) 2.6 -20kg
シボレー・クルーズ LT 0.0 +40kg
シボレー・ラセッティ 1.6 -20kg
セアト・レオン TDI (ディーゼルエンジン) 0.1 +40kg
セアト・レオン TDI (ガソリンエンジン) 1.2 -20kg
ボルボ C30 - +40kg
 
 
WTCC公式ウェブサイト上で発表された「FIA WTCC Race of JAPAN」のエントリーは27台。この参加台数は今シーズン最多、それだけに戦いはエキサイティングなものになることは間違いないだろう。

エントリーリストの中からまずご紹介したいのはボルボC30を駆るロバート・ダールグレン選手。将来的なボルボのWTCC本格参戦に向けたエントリーで、イギリス戦以来の登場となる。ポイント対象外での参戦にはなるが、イギリスの第1レースではインディペンデントの1位と2位の間に割ってはいる成績をおさめているだけに、ボルボの戦闘力は今から要チェックだ。

また直前になってコリン・タルキントン選手も岡山とマカオへの参戦を発表。BTCC(イギリス・ツーリングカー選手権)でチャンピオンを獲得した28歳のドライバーは北アイルランド出身。今期のWTCC・イギリス戦では第1レースで総合3位、第2レースではさらにポジションをあげて総合2位でフィニッシュという快走を見せた。もちろんともにインディペンデントトロフィーの最上位である。

そして既報の通り、4人の日本人ドライバーが参戦する岡山大会。中でも谷口信輝選手はスーパー耐久で、柳田真孝選手はスーパー耐久とSUPER GTでチャンピオンを獲得、まさに"上昇気流"に乗っている中での出場となる。
2年目の谷口信輝選手はWTCCマシン独特のドライビングテクニックも見いだしたということなので、昨年のマカオ・第2レースで残したインディペンデントトロフィー3位を上回る好成績に期待が高まる。

最後に当日のスケジュール(予定)をご紹介しておこう。
29日の金曜日には、16時から16時30分の間でテスト走行が行われ、一年ぶりにWTCCマシンの雄叫びが岡山の空に響きわたる。
30日(土)は10時からと12時15分からの2回、それぞれ30分間のフリー走行。そして15時30分から予選・クオリファイ1を20分間行い、ここでトップ10に名を連ねた選手が15時55分から16時05分までの予選・クオリファイ2に進出して決勝第1レースのスターティンググリッドを決する。
31日(日)は10時から15分間のウォームアップ走行。お昼には様々なイベントやピットウォークなどが行われ、注目の第1レース(第19戦)は14時35分から14周でスタート。フィニッシュ後、短いインターバルをはさんで16時05分からは第2レース(第20戦)がスタートを迎えることになる。
 
 
 【日本ラウンド(岡山国際サーキット) エントリーリスト】
「I」はインディペンデントトロフィー、「**」はポイント対象外。
No. クラス ドライバー 車 両 チーム
1   ガブリエレ・タルクィーニ セアト・レオン 2.0 TDI SR-Sport
2   トム・コロネル セアト・レオン 2.0 TDI SR-Sport
3   ティアゴ・モンテイロ セアト・レオン 2.0 TDI SR-Sport
5   ノルベルト・ミケリス セアト・レオン 2.0 TDI Zengo-Dension Team
6   イヴァン・ミューラー シボレー・クルーズ LT Chevrolet
7   ロブ・ハフ シボレー・クルーズ LT Chevrolet
8   アラン・メニュ シボレー・クルーズ LT Chevrolet
10   アウグスト・ファルファス BMW 320si BMW Team RBM
11   アンディ・プリオール BMW 320si BMW Team RBM
15 I フランツ・エングストラー BMW 320si Liqui Moly Team Engstler
16 I アンドレイ・ロマノフ BMW 320si Liqui Moly Team Engstler
17   ミシェル・ニュケア セアト・レオン 2.0 TDI SUNRED Engineering
18   フレディ・バース セアト・レオン 2.0 TDI SUNRED Engineering
20 I ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ bamboo-engineering
21 I メルディ・ベナニ BMW 320si Wiechers-Sport
24 I クリスチャン・ポールセン BMW 320si Poulsen Motorsport
25 I セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si Scuderia Proteam Motorsport
26 I ステファノ・ディアステ BMW 320si Scuderia Proteam Motorsport
29 I コリン・タルキントン BMW 320si Aviva-Cofco
41 ** ロバート・ダールグレン ボルボ C30 Volvo Olsbergs Green Racing
42 I 谷口 信輝 BMW 320si Scuderia Proteam Motorsport
44 I 伊藤 善博 BMW 320si Liqui Moly Team Engstler
45 I ケビン・チェン・ナイ・チア BMW 320si Scuderia Proteam Motorsport
46 I 柳田 真孝 BMW 320si Wiechers-Sport
51 I ヘンリー・ホー BMW 320si Ho Chun Kei / Sports & You Asia
72 I 谷口 行規 シボレー・ラセッティ bamboo-engineering
73 I ミハエル・ロッシ セアト・レオン 2.0 TDI SR-Sport


RANKING|ランキング
【選手権ポイントランキング (第18戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 6 イヴァン・ミューラー シボレー・クルーズ 265
2 11 アンディ・プリオール BMW 320si 240
3 1 ガブリエレ・タルクィーニ セアト・レオン TDI 236
4 7 ロブ・ハフ シボレー・クルーズ 196
5 3 ティアゴ・モンテイロ セアト・レオン TDI 158
6 8 アラン・メニュ シボレー・クルーズ 149
7 10 アウグスト・ファルファス BMW 320si 149
8 2 トム・コロネル セアト・レオン TDI 122
9 4 ジョルディ・ジェネ セアト・レオン TDI 61
10 29 コリン・タルキントン BMW 320si 60
11 18 フレディ・バース セアト・レオン TDI 51
12 17 ミシェル・ニュケア セアト・レオン TDI 48
13 5 ノルベルト・ミケリス セアト・レオン TDI 46
14 24 クリスチャン・ポールセン BMW 320si 15
15 20 ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ 9
16 25 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 6
17 26 ステファノ・ディアステ BMW 320si 3
18 21 メルディ・ベナニ BMW 320si 2
19 34 レオネル・ペルニア シボレー・クルーズ LT 1
19 19 ハリー・ボルカード シボレー・ラセッティ 1


【YOKOHAMAインディペンデントトロフィー ポイントランキング (第18戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 両 ポイント
1 25 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 118
2 24 クリスチャン・ポールセン BMW 320si 87
3 26 ステファノ・ディアステ BMW 320si 86
4 20 ダリル・オーヤン シボレー・ラセッティ 85
5 15 フランツ・エングストラー BMW 320si 81
6 29 コリン・タルキントン BMW 320si 73
7 21 メルディ・ベナニ BMW 320si 65
8 19 ハリー・ボルカード シボレー・ラセッティ 61
9 16 アンドレイ・ロマノフ BMW 320si 27
10 39 マーク・キャロル セアト・レオン TFSI 16
11 27 ピエール-イブ・コルタル セアト・レオン TFSI 13
12 72 谷口 行規 シボレー・ラセッティ 12
13 38 トム・ボードマン セアト・レオン TFSI 8
14 33 ファビオ・ファビアーニ BMW 320si 7
15 42 ティム・コロネル BMW 320si 4

Circuit|サーキット紹介
岡山国際サーキット(日本)

日本における唯一のWTCCが戦われる岡山国際サーキット。
3,703mというコース全長は、開幕戦の舞台であるブラジルのクリティバや、イギリスのブランズハッチ、ドイツのオッシャーズレーベンなどとほぼ同じ、WTCCにとっては"標準的規模"ともいえるもの。

レイアウトはテクニカル、しかし比較的パッシングポイントは多く、コースの至る所でWTCCらしい接近戦や、ツーワイド、時にスリーワイド以上のコーナーリング合戦も見られることだろう。

また、観戦するファンにとってはコースとの距離感が近く、場所によってはコースの広い範囲を見渡すことも出来るので、思い思いにベストなロケーションに陣取って世界最高峰のツーリングカーレースを堪能出来る。

コースレコードは、BMW320siを駆るアウグスト・ファルファス選手が2008年にマークした1分37秒040(平均車速 137.3799km/h)。不安定な空模様となった決勝ラップのレコードは、やはり同年ジェームス・トンプソン選手がホンダ・アコードでマークした1分48秒767(平均車速 122.56km/h)。
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