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WTCC|FIA世界ツーリングカー選手権
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>> 日程・レポート・結果表 >> 2009年のWTCC >> WTCCを戦うタイヤ
>> 参戦車両の概要 >> 主な参戦車種
Preview|次戦のプレビュー
カレンダーも10月最後の週に入り、いよいよ2年目となる日本でのWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)が開催されるレースウィークとなった。
 
発表されたエントリーリストによると、参加台数は総勢27台。
この中には荒聖治選手/谷口信輝選手/加納政樹選手という日本人ドライバーや、SUPER GTで活躍するJ-P・デ・オリベイラ選手といった顔ぶれも含まれている。

今年も全12大会/24戦でタイトルが競われているWTCCだが、シーズンとしては岡山とマカオの2大会/4戦を残すのみ。終盤戦の日本ラウンドは、シリーズタイトル争いの上で非常に重要な位置づけとなる。
 
この岡山にチャンピオン獲得の権利を持って乗り込んで来るのは、昨年よりも少ない3人のドライバー。
セアト勢からガブリエレ・タルクィーニ選手とディフェンディングチャンピオンのイヴァン・ミューラー選手、そしてBMWのアウグスト・ファルファス選手である。

まさに三つ巴の戦いとなっているが、ファルファス選手はイタリアで第1レースをリタイア、第2レースは8位という成績に終わっているため、ポイント的には岡山でセアトの二人を上回る好成績がチャンピオン獲得の絶対条件。岡山を終えて点差が20以上に開くとチャンピオン獲得の可能性が無くなるだけに、他の誰よりも重要な一戦となる。

このためチャンピオン奪還に向けてBMW陣営は、ファルファス選手を他の選手もサポートする体制で臨むことになる。
例えば予選は、今年は実施方式が変更されて走行時間が短くなっているが、ファルファス選手の上位グリッド獲得に向けて、BMW陣営としてスリップストリームをファルファス選手に効果的に使わせるようなフォーメーションを組んでくることなどが予想される。

昨年は初めての開催ということに加えて、天候が不安定だったという要因もあってか、結果としては過去に日本のレースに参戦の経験を有しているリカルド・リデル選手とトム・コロネル選手が優勝を飾った。
今年も主要選手が口々に「岡山は誰もにイコールな戦いになる」と語っているように、やはりまだ開催2年目ということでレギュラードライバーにとっても経験値が少なく、チームとしてもデータが少ないコースだけに優勝の行方を予想するのは難しい。
 
ただ、昨年と大きく異なるポイントとしては、個々の獲得ポイントに応じてウェイトを搭載するサクセスバラスト制度が廃止されて、今季は車種毎の調整を目的とした補正ウェイト制度が採用されていることを忘れてはならない。
昨年の岡山に参戦する時点で、セアトのイヴァン・ミューラー選手とガブリエレ・タルクィーニ選手は70kg、シボレーのニコラ・ラリーニ選手は68kg、同じくシボレーのアラン・メニュ選手は64kg、BMWのアンディ・プリオール選手は66kgと、主力選手たちは軒並み大きなウェイトを搭載していたのである。

これが今年は車種毎のウェイト搭載となるため、シリーズランキングの上位に名を連ねる選手たちも戦う条件としては重さに苦しめられることが無くなった。
もちろん何が起こっても不思議ではないWTCCだけに、単純にこのウェイトだけを採り上げて有利・不利を断じるのは短絡的かもしれないが、今年は前述のように三つ巴のタイトル争いが佳境を迎えているだけに、ランキング上位選手たちの激しいトップ争いが展開される可能性は非常に高い。

前売り観戦券も昨年以上に好調な売れ行きと伝えられている「FIA WTCC Race of JAPAN」。
今年はアジア・ル・マンやF4日本一決定戦なども併催されるこの週末。ぜひ多くの方に岡山国際サーキットへ足を運んでいただき、世界最高峰のツーリングカー・バトルをはじめとした、バラエティ豊かな開催レースを生でお楽しみいただきたい。
 
 
第21戦&第22戦(日本・岡山国際) 補正ウェイト
車種 ラップタイム差 補正ウェイト
BMW E90 320si +0.1 40kg (±0kg)
BMW E90 320si GBS +1.3 -20kg (±0kg)
シボレー・クルーズ LT +0.5 30kg (±0kg)
ラーダ・プリオラ +2.7 -20kg (±0kg)
セアト・レオン TDI (ディーゼルエンジン) +0.0 40kg (±0kg)
セアト・レオン TFSI (ガソリンエンジン) +1.0 0kg (+20kg)
※BMW E90 320si GBS : シーケンシャルギアボックス装着車。
※補正ウエイト欄のカッコ内は前回大会との増減差。
 
 


RANKING|ランキング
【選手権ポイントランキング (第20戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 輛 ポイント
1 2 ガブリエレ・タルクィーニ セアト・レオン 2.0 TDI 109
2 1 イヴァン・ミューラー セアト・レオン 2.0 TDI 102
3 8 アウグスト・ファルファス BMW 320si 91
4 6 アンディ・プリオール BMW 320si 66
5 3 リカルド・リデル セアト・レオン 2.0 TDI 63
6 11 ロブ・ハフ シボレー・クルーズ LT 60
7 7 ヨルグ・ミュラー BMW 320si 58
8 10 セルジオ・ヘルナンデス BMW 320si 36
9 4 ジョルディ・ジェネ セアト・レオン 2.0 TDI 36
10 5 ティアゴ・モンテイロ セアト・レオン 2.0 TDI 34
11 12 アラン・メニュ シボレー・クルーズ LT 31
12 9 アレッサンドロ・ザナルディ BMW 320si 31
13 14 ニコラ・ラリーニ シボレー・クルーズ 21
14 21 トム・コロネル セアト・レオン 2.0 TFSI 15
15 23 フェリックス・ポルテイロ BMW 320si 10
16 25 フランツ・エングストラー BMW 320si 7
17 36 ジェームス・トンプソン ラーダ・プリオラ 6
18 27 ステファノ・ディアステ BMW 320si 3
18 29 エリック・ケイヨール セアト・レオン 2.0 TFSI 1



【YOKOHAMAインディペンデントトロフィー ポイントランキング (第20戦終了時点)】
順位 No. ドライバー 車 輛 ポイント
1 21 トム・コロネル セアト・レオン 2.0 TFSI 195
2 23 フェリックス・ポルテイロ BMW 320si 166
3 25 フランツ・エングストラー BMW 320si 128
4 27 ステファノ・デ・アステ BMW 320si 127
5 22 トム・ボードマン セアト・レオン 2.0 TFSI 77
6 26 クリスチャン・ポールセン BMW 320si 38
7 28 マリン・コーラック セアト・レオン 2.0 TFSI 31
8 30 メルディ・ベナニ セアト・レオン 2.0 TFSI 30
9 31 ヴィト・ポスティリオーネ BMW 320si 24
10 29 エリック・ケイヨール セアト・レオン 2.0 TFSI 18
11 38 フィリップ・ゲイペル BMW 320si 15
12 24 ジョージ・タネヴ BMW 320si 12
13 35 ディエゴ・プヨ BMW 320si 8
14 32 ティム・コロネル セアト・レオン 2.0 TFSI 7
15 33 ルーセント・カズナーヴ BMW 320si 6
16 41 ジャン・マリー・クレーレ セアト・レオン 2.0 TFSI 4
17 42 マイケル・ニュキェア シボレー・ラセッティ 2
17 45 アンドレア・ラリーニ セアト・レオン TFSI 2
19 37 ノルベルト・ミケリス セアト・レオン 2.0 TFSI 2
19 46 ファビオ・ファビアーニ BMW 320si 2
21 43 ジェイソン・ワット セアト・レオン 2.0 TFSI 1

Circuit|サーキット紹介
岡山国際サーキット
岡山国際サーキット(日本)

昨年に続いてこの秋も、日本における唯一のWTCCが戦われる場が岡山国際サーキット。
3,703mというコース全長は、開幕戦の舞台であるブラジルのクリティバや、イギリスのブランズハッチ、ドイツのオッシャーズレーベンなどとほぼ同じ、WTCCにとっては"標準的規模"ともいえるもの。

レイアウトはテクニカル、しかし比較的パッシングポイントは多く、コースの至る所でWTCCらしい接近戦や、ツーワイド、時にスリーワイド以上のコーナーリング合戦も見られることだろう。

また、観戦するファンにとってはコースとの距離感が近く、場所によってはコースの広い範囲を見渡すことも出来るので、思い思いにベストなロケーションに陣取って世界最高峰のツーリングカー・レースを堪能出来る。

昨年の大会におけるコースレコードは、BMW320siを駆るアウグスト・ファルファス選手がマークした1分37秒040(平均車速 137.3799km/h)。このタイムは今年の9月に岡山で開催されたスーパー耐久の予選で、ST-1クラスのポルシェ勢がマークしたタイムに近いものだ。
不安定な空模様となった決勝ラップのレコードは、ジェームス・トンプソン選手がホンダ・アコードでマークした1分48秒767(平均車速 122.56km/h)。
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