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HOME / MOTORSPORTS / WTCC 2009 / Round 21 and 22 News Index
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WTCC Round 21&22
開催日程
2009年10月31日(土)
〜11月1日日(日)
開催場所
岡山国際サーキット(日本)
天 候
第21戦 : 雨
第22戦 : 雨
路 面
第21戦 : ウェット
第22戦 : ウェット
決勝周回数
第21戦 : 16周
第22戦 : 14周
(コース : 3,703m)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
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昨年の日本初上陸から1年。今年もまた岡山国際サーキットに世界最高峰のツーリングカーレースWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)が帰って来た。
「FIA WTCC Race of JAPAN」はチャンピオン争いも佳境に入ったシーズン終盤の重要な一戦。今年も熱いバトルが期待される中で、いよいよレースウィークを迎える。

金曜日の夕方に行なわれたテスト走行では、ディフェンディングチャンピオンのセアトを駆るイヴァン・ミューラー選手がトップタイムをマーク。2番手タイムは逆転チャンピオン獲得に望みをつなぎたいBMWのアウグスト・ファルファス選手となり、タイトルを賭けた好バトルに期待の高まる結果となった。

前日同様に朝から快晴に恵まれた岡山の土曜日、それぞれ30分ずつ設けられたフリープラクティスでは、ファルファス選手がともにリザルトの最上位にその名を刻んで好調さをアピール。
また1回目のプラクティスでは、今回WTCC初参戦を果たした谷口信輝選手はインディペンデントトロフィー勢の3番手、荒聖治選手は同じく4番手につけて存在感を見せた。


そして注目の公式予選。WTCCでは予選が2回行なわれ、1回目の予選でトップ10にその名を連ねた選手たちが2回目の予選に進出して最終的に第1レースのスターティンググリッドを賭けたタイムアタック合戦を繰り広げる。
1回目の予選を勝ち抜いたのは全てマニュファクチャラー勢で、トップタイムは唯一人の37秒台となる1分37秒914をマークしたBMWのヨルグ・ミュラー選手。昨年の予選も僅差の2番手を獲得しているミュラー選手は岡山との相性が良いようだ。
2番手はセアト勢の最上位となるジョルディ・ジェネ選手。タイトル争いの主役たちでは目下ランキングトップのガブリエレ・タルクィーニ選手(セアト)が5番手、イヴァン・ミューラー選手は7番手、そしてファルファス選手が8番手につけた。

インディペンデントトロフィー勢で最速タイムをマークしたのは昨年の岡山を制しているトム・コロネル選手で12番手。日本人ドライバーは谷口信輝選手が18番手(インディペンデントトロフィー4位)、荒聖治選手は20番手(同・5位)。加納政樹選手は最後尾となる27番手(同・11位)となったが、こちらはマシンのセットアップを進めるために周回を重ねていたという背景もあった。
 
10台が進出した2回目の予選は、終盤に激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。
そんな中で早々にタイミングモニターの最上段にその名を連ねたのは1回目の予選をトップで通過したミュラー選手。
しかし10分間の予選2回目、最後の最後でタルクィーニ選手が逆転を果たしてトップを奪う。タルクィーニ選手はドイツ、イタリア、そして日本と3戦連続、今季5回目の予選トップタイム。
さらにプリオール選手もミュラー選手のタイムを上回って2番手に躍進、僅か0.06秒の中で3台がひしめき合う接戦となった。


カレンダーが11月になり、いよいよ2回目となる日本でのWTCCは決勝レース日を迎えた。
朝のウォームアップ走行は青空に恵まれていたものの、天気予報では午後から雨。それも強い雨が降ると発表されていたのだが、少なくともこの時点では予報が外れるのではないかと期待させる空模様だった。
 
ところが前線の南下にともない時間を追って上空は灰色の雲に覆われてしまう。
そしてWTCC第1レースの前に行なわれたF4日本一決定戦ファイナルレースのスタートとなる頃には雨が降り出してしまい、コースはウェットコンディションへと転じてしまった。
 
残念ながらまたも雨に祟られてしまったWTCC日本ラウンドだが、全国から集まった熱心なファンが見守る中で第1レースがスタート。
スタートを控えて雨は強まり、レースウィークを通じて初めてのウェットということもあって、ローリング方式でスタートする第1レースは2周回をセーフティカーで先導した後にスタートが切られることとなった。WTCCではセーフティカーの走行周回はレース結果に加えないという規定があるので、実質的にレースは当初予定通りの14周回を競うかたちとなり、これにセーフティカーランの2周を加えた16周が走行周回として結果表に記載されている。

スタート直後の1コーナーは順当にポールポジションのタルクィーニ選手が制した。しかし次の2コーナーでタルクィーニ選手はまさかのコースオフ、2番手のプリオール選手が難なくトップを奪う。
こうなるとファルファス選手の走りに注目が集まるところだが、なんとファルファス選手は翌周にこちらも2コーナーでコースオフ。タイトルを争う両者が大きく序盤で順位を落とすという波乱の展開となる。
 
トップ争いは後半に入って熾烈なBMW同士の争いとなり、2番手のミュラー選手が10周目から14周目まで1分52秒台でラップを重ねてプリオール選手を激しくプッシュ。しかしここは3回のチャンピオンを獲得しているプリオール選手が一枚上手で巧みにミュラー選手の追撃を抑え、ドイツでの第1レース(第17戦)以来となる今季2勝目を飾ることに成功した。
2番手はミュラー選手、3番手には9周目にジェネ選手をかわしたシボレーのロブ・ハフ選手が食い込んでシボレー勢として初めて日本での表彰台獲得をなし遂げた。

また、8番手まで順位を落としたタルクィーニ選手はポジションを3つ上げて5位でフィニッシュ。ミューラー選手はそのひとつ上の4番手という結果を残した。
一時は14番手にまで後退したファルファス選手は、終盤に激しい8位争いを展開。シボレーのアラン・メニュ選手とサイド・バイ・サイドが続くドッグファイトの末に15周目で先行して8位に食い込み、上位8台のリバースグリッドとなる第2レースのポールポジションを獲得した。
 
YOKOHAMAインディペンデントトロフィーは、やはり日本での経験に勝るトム・コロネル選手(セアト)が2番手のフェリックス・ポルテイロ選手(BMW)におよそ20秒の大差をつけて制した。WTCC初参戦となった荒選手はトロフィー3番手(総合17位)、谷口選手は6番手(総合20位)という結果を残した。


第1レースが終わって雨は小康状態となっていたが、第2レースのスタート進行が始まり各車がグリッドに向けてコースインしていく頃から、恨めしいことに雨足は再び強まってしまった。
ヘビーウェットとなった中、スタンディング方式でスタートする第2レースはFR(後輪駆動)が有利と言われるが、ポールポジションのファルファス選手が勢い良く1コーナーを制した。続く2コーナーも無事にクリア、レースリーダーの地位を確実なものにしていく。
その後方は大混乱となり、1コーナーから2コーナーにかけてコースオフ車両が続出。その中にはタルクィーニ選手も巻き込まれてしまい、17番手まで大きく順位を下げてしまった。
逆にこの混乱を上手くかいくぐってポジションを上げたのは8番手スタートのプリオール選手と、9番手スタートのメニュ選手で、1周目を終えてそれぞれ2番手と4番手につけた。

ファルファス選手に一時はプリオール選手が詰め寄ったものの、ここはファルファス選手がミスなくリードを守りきって今季5回目となるウィニングチェッカー。第1レースに続いてBMW勢がワン・ツー・フィニッシュを飾る結果となった。
一方のセアト勢は、ミューラー選手が3番手を守りきって表彰台を獲得。激しく追い上げたタルクィーニ選手は最終ラップでチームメイトのジェネ選手とリカルド・リデル選手の前に出て8位でフィニッシュ、ランキング争いのトップを守りきることに成功した。
 
YOKOHAMAインディペンデントトロフィーはステファノ・ディアステ選手が4周目でフェリックス・ポルテイロ選手をかわしてトップチェッカー。
荒選手はスタート直後に追突をされ、しかもマシンの不調に苦しめられながらも執念の完走を果たしてクラス6番手。谷口選手は3周目に後続車両から追突されて無念のリタイアとなってしまった。
なお、第1レースと第2レースでインディペンデントトロフィー勢のファステストラップを、ともにJ-P・デ・オリベイラ選手がマークして存在感を見せた。
Driver's Voice
アンディ・プリオール選手
 【今回の成績 : 第21戦 優勝 / 第22戦 2位】
今回はとてもタフなレースでした。雨の影響でウォータースプラッシュが酷く、トップを争っていたタルクィーニ選手は濡れた路面に足をすくわれてしまっていましたが、自分も危うくコースオフしそうになりました。こうなってしまうと、コースに留まれるように祈るしかありませんよね。
ミュラー選手の追い上げは激しくて、もしもあと1周レースが長かったら彼が勝利していたことでしょう。

アウグスト・ファルファス選手
 【今回の成績 : 第21戦 8位 / 第22戦 優勝】
このレースウィークはマシンのセットアップも決まって好調な滑り出しでした。ところが決勝の雨で大変なことになってしまいました。
第1レースでプリオール選手も感じたように、ヘビーウェットの中でトップを走るということは、真っ先に滑り易い路面を走らされることになります。第2レースでは特にこの点に気をつけて走りました。
最終的にはBMWが2つのレースでともにワン・ツー・フィニッシュをなし遂げ、自分にとってもタイトル獲得の高い可能性を残して最終戦に臨めるので満足しています。

トム・コロネル選手
 【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第21戦 優勝 / 第22戦 3位】
雨は望むところだったので、レースの前にはパソコンでレインダンスのビデオを見たのですが、これが功を奏したようです(笑)。
YOKOHAMAインディペンデントトロフィーはポイントが倍になる最終戦のマカオで決着をつけることになりますが、ランキングのトップを奪われずに守れたことが良かったです。

ステファノ・ディアステ選手
 【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第21戦 10位 / 第22戦 優勝】
スタートに成功して、オープニングラップでライバル達よりも有利なポジションを得られました。
今季いくつかの勝利する機会を逃してしまっているので、YOKOHAMAインディペンデントトロフィーのタイトルを獲得するのは非常に難しい状況です。
コロネル選手とポルテイロ選手が、最終戦の舞台であるマカオ行きの飛行機に乗り遅れてしまわない限りは難しいでしょうね(笑)。

荒聖治選手
 【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第21戦 3位 / 第22戦 6位】
決勝ではエンジンがミスファイアを起こしたり、パワーステアリングが無くなったりとトラブルに苦しめられました。
しかしそんな中でも第1レースではザナルディ選手とサイド・バイ・サイドを短い間でしたが演じたり、WTCCならではの接近戦の楽しさを味わうことが出来ました。
戦い終えての率直な感想としては「とても良い経験になった」というところです。

谷口信輝選手
 【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第21戦 6位 / 第22戦 リタイア】
今回は厳しいレースになってしまいました。特に第2レースは視界もほとんど効かなくて、なんだか良く分からない状態でレースがスタートしました。金曜日に初めて乗って日曜日には決勝本番と時間が足りない中で、セットアップを出来る範囲で詰めてきたのですが、第2レースは残念ながら追突されてリタイアになってしまいました。
自分としては不甲斐ないレースになってしまい悔しさでいっぱい。マカオで巻き返していきたいと思います。
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