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WTCC 2009
/ Round 7 and 8
News Index
WTCC Round 7&8
開催日程
2009年5月15日(金)
〜17日(日)
開催場所
ポー(フランス)
天 候
第7戦 : 曇り
第8戦 : 曇り
路 面
第7戦 : ドライ
第8戦 : ドライ
決勝周回数
第7戦 : 19周
第8戦 : 18周
(コース : 2,760m)
>> Report (レポート)
>> Result (競技結果)
>> Detail (カテゴリー紹介)
2009年は全12大会(24戦)のカレンダーが組まれているWTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)。
ブラジル、メキシコの南米ラウンド、そして初上陸となったアフリカ大陸のモロッコを経て、いよいよシリーズはヨーロッパラウンドへと戦いの舞台を移した。
その緒戦はフランスのポー。モロッコに続いての市街地特設コースにおける一戦は、大混乱のレースウィークとなってしまった。
土曜日の公式予選では終了後の技術検査結果により、ターボエンジンの過給圧やガソリンエンジンの回転数が上限を超えていたとされた9選手にペナルティが下された。
その内容だが、アンディ・プリオール選手(BMW)やセルジオ・ヘルナンデス選手(BMW)、トム・コロネル選手(セアト)、そしてシボレー勢の全車が全ての予選ラップタイムを抹消された。
さらにイヴァン・ミューラー選手(セアト)はベストラップ、ステファノ・ディアステ選手(BMW)はベスト4のラップタイムが抹消されるという、厳しいものであった。
この結果、ポールポジションを獲得したのはBMWのアウグスト・ファルファス選手となった。
日曜日の決勝レース、第1レースはシリーズ第7戦として開催される。
グリッドは先頭がファルファス選手、2番手はヨルグ・ミュラー選手。そして3番手にはインディペンデントトロフィークラスの予選トップに立ったフランツ・エングストラー選手と並び、BMWがトップ3を独占する形となっている。
しかし絶妙のスタートを決めたのは4番手につけていたシボレーのロブ・ハフ選手。早々に2番手にポジションを上げると、前を行くファルファス選手をプッシュ。
そして2周目のポント・オスカーが勝負どころとなり、外に膨らんだファルファス選手のミスを見逃さなかったハフ選手が一気にパスしてトップへと躍り出る。
ここからは攻守が逆転、今度はファルファス選手がトップ奪還に向けての激しいプッシュを続けていくが、ハフ選手が巧みなブロックで前に出ることを許さず。
息詰まる攻防戦はファイナルラップまで続いたが、ハフ選手が逃げきりを果たして前戦・マラケシュの第1レースに続いて今季2勝目、シボレーは三連勝を飾ることに成功した。
2位以下はファルファス選手、ミュラー選手、プリオール選手、ヘルナンデス選手と、BMWのマニュファクチャラー勢が続き、6位にはインディペンデントトロフィークラスの優勝となったBMWのエングストラー選手が食い込んだが、惜しくもBMW勢は今季初優勝にあと一歩届かなかった。
なお、この第7戦ではファイナルラップでBMWのフェリックス・ポルテイロ選手と、それまでインディペンデントトロフィークラスのトップを走っていたコロネル選手が接触してコロネル選手が押し出される形で後退を余儀なくされた。
このアクシデントについては、レース後にポルテイロ選手が危険行為を犯したという裁定が下り、ポルテイロ選手はレース除外処分となっている。
インターバルをはさんで行なわれた第2レース(シリーズ第8戦)。
スタンディングスタートで行なわれる第2レースはオープニングラップから大混乱となった。
ポールポジションはシボレーのアラン・メニュ選手。2番手はインディペンデントトロフィークラスのエングストラー選手、そして3番グリッドにはこの時点では第1レースの裁定処分が下される前だったポルテイロ選手がついていた。
レッドシグナルが消灯してスタートの瞬間を迎えたが、ポールに陣取っていたメニュ選手が若干出遅れ、エングストラー選手らが先行してメニュ選手は3番手にポジションダウン。しかしすぐに先行したポルテイロ選手をかわしてメニュ選手は2番手に回復してエングストラー選手を追う。
この後に大混乱が生じてしまう。
3番手に後退したポルテイロ選手はヘルナンデス選手と接触、ヘルナンデス選手が押し出されるかたちになってポルテイロ選手にはドライブスルーペナルティが科せられた。
さらにその後方ではプリオール選手とヨルグ・ミュラー選手、トム・ボードマン選手が接触して、各車は足回りなどを破損してしまう。
これらのアクシデントで幅が狭くエスケイプゾーンが皆無のコース上にはパーツが散乱して危険な状況に。
そこでセーフティカーがコースインすることになるのだが、ややブラインド気味の1コーナー先にあるピットレーン出口からゆっくりとコースに合流しようとしたセーフティカーはピットレーンを出るといきなりコースの中央に進んできた。
ここにストレートを立ち上がってきた集団が1コーナーに進入、先頭を走っていたエングストラー選手はいきなり目の前に現れたセーフティカーを避ける術を失い両者は激しく衝突してしまう。
前代未聞とも言えるセーフティカーと競技車両のクラッシュによりレースは赤旗が提示されて中断。コースの清掃や散乱しているパーツの回収、そしてクラッシュしたエングストラー選手のマシンとセーフティカーの回収作業などが行なわれ、レースが再開されるまでには約30分を要した。
再開後は比較的おとなしいリ・スタートとなったが、上位グループは徐々にシボレーとBMWによる4台に絞られていき、さらに後半に入るとメニュ選手とファルファス選手によるトップ争い、そしてハフ選手とプリオール選手による3位争いという、それぞれシボレー対BMWの一騎討ちとなっていく。
ともにテール・トゥ・ノーズの息詰まる接戦がファイナルラップまで続いたが、ファイナルラップでまさかのアクシデント。
地元フランスでのWTCCに初参戦を果たしたエリック・ケイヨール選手はインディペンデントトロフィークラスのトップを走っていたが、コーナーで外に膨らんでガードレールに接触、はずみで戻ったところでシボレーのラリーニ選手と接触してコースを塞いでしまう。
こうした状況に対してこのレースでは2回目となる赤旗が提示され、レースは終了となった。
赤旗提示のためにレース結果は提示前に周回を遡って確定。
優勝はアラン・メニュ選手で、シボレーはモロッコに続いて2レースをともに制して4連勝。メニュ選手は嬉しい今季初優勝を飾った。
インディペンデントトロフィークラスは最終的にレース終了の原因を作るかたちになったケイヨール選手が制して、地元フランスで大勢の観客にパフォーマンスを見せつける結果となった。
【今回の成績 : 第7戦 優勝 / 第8戦 3位】
今日の第1レース(第7戦)は、前戦のマラケシュよりも難しい戦いでしたが、勝つことが出来てとても嬉しく思っています。
スタートが巧くいって、トップに立ってててからは特に終盤になって、ファルファス選手を抑えるために頑張りましたが、なんとか持ちこたえてそのままフィニッシュを迎えられました。
第2レースでは多くのアクシデントが起こりましたが、それらを避けることが出来て表彰台に立てました。
今日のレースは私のレース人生において、もっともタフなものだったと言えるでしょう。
【今回の成績 : 第7戦 7位 / 第8戦 優勝】
第2レースを制してシボレーが4連勝を飾れたことは、とても素晴らしい結果だと思います。
マラケシュは私にとってアンラッキーなレースとなってしまいましたが、今回はとても良い結果を得られました。
今日はまさしく"シボレーの日"になりましたね。
【今回の成績 : YOKOHAMAインディペンデントトロフィー 第7戦 4位 / 第8戦 優勝】
チームのおかげでWTCCの勝利を獲得できて大変嬉しく思っています。
車の特性がなかなかわからなくて難しいレースウィークではありましたが、第2レース(第8戦)ではリズムを掴むことができました。