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WTCC 2009
/ Round 1 and 2
News Index
WTCC Round 1&2
開催日程
2009年3月6日(金)〜8日(日)
開催場所
クリティバ(ブラジル)
天 候
第1戦 : 曇り
第2戦 : 雨
路 面
第1戦 : ドライ
第2戦 : ウェット
決勝周回数
第1戦 : 16周
第2戦 : 16周
(コース : 3,695m)
>> Report (レポート)
>> Result (競技結果)
>> Detail (カテゴリー紹介)
世界最高峰のツーリングカーレース、WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)は、ADVANがワンメイクタイヤとなってから4シーズン目の開幕を迎えた。
昨年同様に舞台となるのはブラジルのクリティバサーキット、ここから今年も激しい戦いがスタートを切ることになる。
今回は開幕戦ということもあり、金曜日からテスト走行枠が設けられた。金曜日に1本、土曜日には2本、それぞれ30分間ずつの走行を経て、総勢24台のマシンがいよいよ公式予選へと臨む。
2009年からWTCCは予選方式を改めた。
予選パート1でのベストラップ上位10台が予選パート2へ進出、ここでの最終的なベストラップ順に上位グリッドを決することとなる。
予選パート2への進出を果たしたのは昨年のチャンピオンを獲得したセアトのイヴァン・ミューラー選手を筆頭に、アラン・メニュ選手(シボレー)、ガブリエレ・タルクィーニ選手(セアト)、ティアゴ・モンテイロ選手(セアト)、ヨルグ・ミュラー選手(BMW)、アンディ・プリオール選手(BMW)、アウグスト・ファルファス選手(BMW)、ジョルディ・ジェネ選手(セアト)、リカルド・リデル選手(セアト)、ニコラ・ラリーニ選手(シボレー)という面々。
惜しくも今年からマニュファクチャラー登録となったラーダ勢と、インディペンデント・トロフィー勢からは進出を果たす選手が現れなかったものの、顔ぶれを見ると昨年もタイトル争いを展開した強豪ドライバーが名を連ねる順当な結果であったとも言えるだろう。
この10人によって開幕戦の決勝スターティンググリッドが競われたが、結果的にはセアト・スポーツ勢がトップ5を独占した。ポールポジションを奪ったのはイヴァン・ミューラー選手である。
日曜日、開幕戦の決勝は現地時間の13時05分にスタート。
上位グリッドを独占したセアト勢は序盤から鉄壁の体制を構築してレースをリードしていく。
中盤の6周目から9周目にかけては、エッセ・デ・アルタのステファノ・ディアステ選手など、コースサイドに止まってしまったマシン回収のためにセーフティカーが導入される。
しかし、このアクシデントも上位陣のポジションに変化を生むには至らず、後半もセアトの"イエロー・トレイン"がレースの主導権を握り続け、イヴァン・ミューラー選手が2009年の緒戦を制した。
また2位以下はジョルディ・ジェネ選手、リカルド・リデル選手、ガブリエレ・タルクィーニ選手と続いてセアト勢が表彰台を独占。
BMW勢のトップは5位のアウグスト・ファルファス選手、新型車クルーズを投入したシボレー勢ではニコラ・ラリーニ選手の15位、そして注目のラーダはビクター・シャポヴァーロフ選手の13位が最高位となった。
またYOKOHAMAインディペンデント・トロフィーはProteamに移籍したBMWを駆るフェリックス・ポルテイロ選手が総合8位でクラストップの座を手中におさめた。
なおポルテイロ選手はフィニッシュ時は10番手だったが、レース後にペナルティ裁定が他の4選手に下ったことから正式結果では8番手となり、第2レースのスタートをポールポジションから迎える事となった。
第1レース終了からおよそ2時間半、現地時間で16時05分にスタートする予定の第2レース。
しかしインターバルの間にふたつの波乱が起こる。
一つ目は前述の通り、第1レースの結果に対して4選手にペナルティの裁定が下ったこと。セーフティカー解除後の再スタート時に追い越し違反があったとして、決勝結果に30秒加算された。
そしてもう一つが天候の変化。インターバルの間に上空を覆った厚い雲からは雨粒が落ち始め、レーススタート予定時刻前にはシャワーの蛇口を全開にしたような豪雨となってしまった。
このため安全確保を理由にスタートは遅らされ、16時20分に第2レースはセーフティカースタートで開始された。
2周でセーフティカーは解除され、ポルテイロ選手を先頭に各車がウォータースプラッシュをあげながら1コーナーへと飛び込んでいく。
そして序盤から速さを見せたのがセアト勢。4周目にはタルクィーニ選手が一気にBMWのプリオール選手とヘルナンデス選手をかわして2番手に浮上。翌周にはここまでトップを守ってきたポルテイロ選手に仕掛けて遂にトップを奪い去る。
さらに後方からはリデル選手とジェネ選手がポジションアップ、6周目にはBMWのファルファス選手に容赦なく襲いかかって先行すると、この周のうちにそれぞれ3番手/4番手に躍進。
そして次なる標的とされたのが2番手にいたセルジオ・ヘルナンデス選手、2台のセアトディーゼルターボは一気にこれをかわしてトップ3を独占。
結果、タルクィーニ選手、リデル選手、ジェネ選手、そして最後には第1戦を制したミューラー選手も続いてセアト勢が第2戦もトップ4を独占。
またYOKOHAMAインディペンデント・トロフィーは第1戦に続いてポルテイロ選手がトップでフィニッシュ。
期せずして2009年のクリティバは第1戦/第2戦ともに昨年と同じドライバーが優勝。
すなわち2008年のドライバータイトルを獲得したイヴァン・ミューラー選手と2位のガブリエレ・タルクィーニ選手という顔ぶれになり、セアト勢にとって幸先よいシーズンインとなった。
また第1レースはドライ、第2レースはウェットというコンディションになったが、スリック/レインともにYOKOHAMAのワンメイク指定タイヤが抜群のパフォーマンスを発揮する結果となった。
【今回の成績 : 第1戦 優勝】
今シーズンも昨年と同じように優勝で緒戦を飾ることが出来て、とても嬉しく思っています。
ぜひこのままシリーズチャンピオン争いも、昨年と同じような展開になってほしいですね(笑)。
【今回の成績 : 第2戦 優勝】
第2戦では序盤にコース上がヘビーウェットコンディションだったので、特に最初の1周目でFR(後輪駆動)のBMW勢よりも私たちの方が有利でしたね。
5番手グリッドについた私の前には4台のBMWがいましたが、天候が異なっていたら非常に難しい戦いになっていたでしょう。