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JDC Round 7
開催日程
2009年9月13日(日)
開催場所
コスモスパーク (京都府)
天 候
晴れ
路 面
ドライ
参加台数
133台
(ADVAN装着車 17台)
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全日本ダートトライアル選手権は、この大会を含めて2戦を残すのみとなった。
前大会の東北ラウンドで改造車クラスのSC2とSC3の2クラスのチャンピオンが確定しているが、この大会でも6クラスのシリーズリーダーが王手を掛けており、白熱した激闘が予想された。

ADVAN勢の中でシリーズ制覇の可能性を残しているSA2クラスの荒井信介選手もその中の一人で、ライバルの北村和浩選手に対して10ポイント差を付けるという好位置にいる。
ここで北村選手より上位のポイントを重ねればシリーズ制覇を確定できるだけに、事前の準備を万全に整えてきていた。

「今回はマシンを徹底的にチェックして、必要な部品を交換してきたよ。新車といったら言いすぎだけど、それに匹敵するくらいきっちりと手を入れてきた。
北村選手に勝ちたいのはもちろんだけど、優勝して気持ちよく決めるつもりだよ」と、気合いを伺わせるコメントが聞かれた。

だが、1本目を走り終えた時点で、荒井選手は3番手タイム。
「路面が好転して2本目にベストタイムが出せる状況なのは間違いなさそうだけど、北村選手もマシンを熟成させてきたみたいだね。
といってもコンマ2秒弱の僅差だから気が抜けない。2本目の路面がA036を使える状況なら逆転できるはず。
大丈夫だと思うけど、ただ路面のグリップ感が変なんだ」と、路面が硬質ダートタイヤを使える状況になった時のADVAN A036に対する信頼と自信を伺わせる一方で、グリップ感の違いを匂わせていた。

見た目と実際のグリップ感の違いは、路面の荒れを抑えるために撒かれたセメント系固化剤の影響によるものらしい。しかも、固化剤を入れた後に、ホコリ防止の塩化カルシウムも撒いているという。
その感覚の違いから、挙動を乱したりブレーキングポイントでオーバーランする選手が続出。これまでにない難しい路面だという声が多くの選手から聞かれた。

そして、その難しい路面状況に、荒井選手もミスを犯してしまう。
中間計測の時点ではベストタイムを更新したのだが、その計測ポイントのストレートの後、ギャラリーが注目するコーナーで挙動を乱してしまう。
外から見ているだけでは大きなロスには見えなかったが、それを抑えるのは大変だったという。

「突然リヤがスライドして、そのまま土手に乗り上げるかと思ったほどだったんだ。外からだと分からなかったかも知れないけど、中はバタバタだった」と荒井選手。

実は全く同じ場所で北村選手も同じようなミスをする。
北村選手はアウトに逃げる形だったが、荒井選手の方が0.02秒ほどロスが多く、またしても僅差で北村選手に負けて3位という結果に。

これで、決着は最終戦の一騎打ちに持ち越されることになってしまった。
とはいえ、ポイント差が縮まっただけで、最終戦で4位以上の成績を残せばシリーズ優勝という優位な状態に立っていることは間違いない。
珍しく、ミスを悔やんで苦い表情を見せた荒井選手。だが、最後は笑顔で締めくくってくれるはず。最終戦の健闘を期待したい。
Driver's Voice
荒井信介 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 3位】
いや、ホントに情けない。難しい路面だったことは確かだけど、タイヤが合っていなかったわけじゃない。
ただ、その手前のコーナーも、少しタイミングがズレている感じで、頭が入らずに舵を入れ直したりしたんだ。今となっては、土手にヒットしなかっただけ良かったと思うしかないね。
でも、これで気が引き締まったよ。次は真っ向勝負して絶対に勝つよ!
Technical Information
このコスモスパークは、イベント開催時などしか走れない特殊な形態を取っている。
そのために固化剤を入れたようだが、同じように固化剤を入れた路面は、見た目と実際のグリップ感の違いが大きいことが指摘されている。
荒井選手はその広い人脈から事前に路面作りを変えたという情報を掴んでいたため、ミスを喫したがマシンにダメージを与えるまでには至らなかった。
地元の選手などから情報を掴むことも、ダートトライアルを勝つ上では重要なことになる。
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