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JDC Round 5
開催日程
2009年7月5日(日)
開催場所
丸和オートランド那須
(栃木県)
天 候
晴れ のち 曇り
路 面
セミウェット → ドライ
参加台数
159台
(ADVAN装着車 24台)
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全日本ダートトライアル選手権の中で最も注目を集めているのは、ナンバー付きの改造車クラスであるSA2である。
改造範囲が狭くマフラーなどもノーマルのまま戦わなければならないN3クラスも年を追うごとに参加台数が増えているが、今回も総参加台数の159台のうち34台がSA2クラスで、強豪ドライバーが顔を揃えている。

この最も勝つことが難しいクラスでシリーズリーダーになっているのが、ベテランの荒井信介選手だ。
今期は、緒戦こそ4位と表彰台を逃したが、第2戦と第3戦で連続して優勝し、第4戦で3位に食い込みポイントリーダーに立った。
この大会で勝てば、後半戦の展開が優位になる。しかもここは荒井選手にとってホームグラウンドとも言えるコースである。

「"次期戦闘機"のランサー・エボリューション]も走れる状態にはなっている。だが、まだエボ\の方がタイムがいいという状況で、ここで投入するのを断念した。
(ライバルの)北村和浩選手は2位が2回、3位と4位が1回ずつで、実はポイント的には大差ない。どうしてももう一勝したかったから、熟成度の高いエボ\にしたんだ。
北村選手も自信がありそうだったから、いい勝負になると思う」と荒井選手。

天候は午後から降雨になる可能性もあるという予報で、一本目からきっちりとタイムを残しておく必要があった。
いつもはあまり険しい表情を見せない荒井選手だが、チームのテントは緊張感が漂う。目の奥に強い闘志を秘めていた。

前走の北村選手は、ただ一人1分30秒を切るタイムで走り、ベストタイムを更新。
だが、荒井選手はその北村選手をコンマ7秒も上回る快走を見せ、観客から歓声が上がる。

心配していた午後の天候の崩れは予想に反して持ちこたえたが、前走のクラスが2本目の走行を終えた時点でホコリ防止の散水が入ることに。

「散水がなければADVAN A036の路面になっていたかも知れない。そうすればさらにタイムを短縮できるだろうと読んでいたんだけど、結果的にはA036を履く状況までにはなっていなかった。
今回は、あまり悩まずにA035を履いた。
でも、実は1本目にタイムロスになる小さなミスをしていて、タイムは上げられるだろうと思っていた。
北村選手もタイムを上げてくるだろうから、全力で攻めるしかない」と2本目の走行前の荒井選手。

その予測どおり、北村選手は自己タイムを1.5秒短縮して逆転トップに。
しかし、荒井選手は渾身の走りを見せ、再び北村選手をコンマ4秒弱破る逆転に成功。見事な勝ち方で念願の3勝目を挙げることに成功し、シナリオどおりシリーズを優位に進めた。

また、N2クラスをアルトで戦う三上満宏選手がシードゼッケンの意地を見せ、ストーリア、ブーン勢に迫る好走で4位入賞を果たしている。
次戦は三上選手が得意とする青森の大会で、この勢いを持続したいところ。

荒井選手はエボ]のテストの時間が取れないのでエボ\でポイントを重ねるつもりという。
また、N3の谷津良嗣選手(今回は不参加)もエントリーを予定しており、こちらも好走が期待される。
Driver's Voice
荒井信介 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
今回は路面の変化が少し遅めだった。いつもなら下の硬い所が出始めているのに、まだワダチの中に少し砂利が残っており、しかも、黒く見えるくらい湿っていたからね。
結果としてはADVAN A035で大正解だった。グリップのいいラインを慎重にトレースしたのも良かった。
ここで勝てて、かなり精神的に楽になった。逆に、他の選手は辛い状況になったはず。オレにとっては理想的な展開になったよ。

三上満宏 選手
 【今回の成績 : N2クラス 4位】
ボクらの走行の時点だと、ウェット用タイヤで走る選手も少なくないですね。確実に散水の影響が残っていますからね。
でも、勝ちを狙うならドライ用タイヤで行くしかない。ミスすると蚊帳の外になってしまうけど、上位陣はほぼ全員がドライ用タイヤで走るわけですから。
それに、ボクはドライ用タイヤの方が自分の走りに合っている。
今回は少し届かなかったけど、いい感触で走れました。次は得意な切谷内ですし、この勢いにのって好成績をおさめたいですね。
Technical Information
路面状況の変化は、走行台数や天候などによって大きく変わってくる。
荒井選手は「午後も午前中の日差しのままだったらADVAN A036の路面になったかも知れないが、慣熟をしている段階で路面の乾きが遅いと読んだ」という。
「特に外からは確認しにくい部分は砂利の深さや水捌けなどを見ておくことが必要」と、慣熟の際にある程度の変化を想定するというベテランらしいコメントを語った。
また、三上選手からは「全日本で成績を残すなら、いつもウェット用タイヤで走っている選手もドライ用タイヤで行くべき」というアドバイスが聞かれた。
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