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JDC Round 4
開催日程
2009年6月14日(日)
開催場所
スポーツランドスナガワ
(北海道)
天 候
路 面
ウェット
参加台数
104台
(ADVAN装着車 14台)
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今期の全日本ダートトライアル選手権は全8戦が組まれているが、この北海道のラウンドは折り返し点の第4戦にあたる。
だが、北海道の選手以外はフェリーなどを使う必要があるなど経費が嵩むことも事実で、この一戦をスキップするケースが増えている。シード権を持つ選手も顔を見せないなど、今大会は総参加台数が104台と寂しい状況になってしまった。

逆に言えば来期のシード権を獲得したい選手にとってはポイントを稼ぐ絶好のチャンス。
低気圧の影響を受け、前日の公開練習、決勝当日も降雨に見舞われて肌寒い気温になってしまったが、各クラスとも熱い走りが繰り広げられた。

ADVAN勢の注目は、SA2クラスにランサーエボリューション]のニューマシンを投入する予定だった荒井信介選手の動向だが、マシンはようやく完成したもののセッティングの熟成が進んでおらず、この大会にもエボリューション\を持ち込んだ。
「シリーズを考えると、確実にポイントを重ねることが重要。まだエボ\とエボ]の直接比較も出来ていない状態で、エボ]を持ち込むのは冒険になってしまう。
確実にタイムが出るという確信を持てるようになるまでは、もう少し時間が掛かってしまうかも知れない」という。

一方、第2戦と第3戦をスキップしてニューマシンのエボリューション]を熟成させたN3クラスの谷津良嗣選手が久しぶりに参戦し、その走りにも期待が集まった。

まずはその谷津選手が参戦するN3クラスだが、前戦のタカタでマシンを大破してしまった佐藤隆行選手が大健闘。チーム員のマシンを借りて参戦してきたのだが、中間地点までのオーバーオールベストを記録する激走を見せ、今期2度目のクラス2位を獲得した。
注目の谷津選手は、佐藤選手が好走を見せた区間で逆にオーバーランして大幅にタイムロス。クラス18位という残念な結果に終わってしまった。

「今回は完全にボクのミス。でも、マシンは確実に速くなっていて、上位を狙えるポテンシャルがあることは間違いない。次は青森の参戦になりますが、得意のA036の路面になれば・・・・」と悔しがる。
前日の公開練習ではトップと僅差の走りを見せていただけに、残念な結果に終わってしまった。

SA2クラスの荒井信介選手は、1本目は深い水溜まりに足を取られて挙動を乱し、トップから1.3秒差の3位。2位の北村和浩選手とのタイム差は0.54秒。2本目の逆転に全力を注ぐ。

「雨が降り続いて水溜まりは深くなっているけど、砂利が飛んで下の堅い路面が出ている所もある。そのいい路面をうまく捉えられればタイムアップできる可能性もある。トップタイムには届かないかも知れないけど、タイムアップを狙って攻めるよ」 と2本目の走行直前に話した荒井選手。

1本目にトップタイムを出した地元の松波克知選手、2位の北村和浩選手を含め、殆どの選手が自己タイムを上げられなかった状況の中で、荒井選手は言葉どおりに自己タイムの短縮に成功。
しかし順位を逆転するには0.2秒ほど足らず、惜しくも3位という結果に終わってしまった。

いくら入念に慣熟歩行をしても分からない水溜まりの中の石に左右されるなど、降雨のイベントは不確定要素のファクターが大きくなる。
優勝こそ逃してしまったが、自己タイムを更新して確実にポイントを重ねた荒井信介選手、そして今回の結果でシード権獲得の可能性が現実的になった佐藤隆行選手、マシンの熟成に手応えを感じている谷津良嗣選手らの今後の健闘に期待したい。
Driver's Voice
荒井信介 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 3位】
今回は2本ともADVAN A031。
一見すると似たような路面状況なんだけど、1本目の時はグチャグチャの路面で非常に滑りやすかった。2本目は堅いところが所々あるという、違った意味で難しい路面だったね。
2本目には予定通りタイムアップできたけど、少し足りなかった。こういうときは、1本目からきっちりとタイムを出しておかないとダメだね。そういう意味ではオレのミス。
でも、ポイント的には北村選手との一騎打ちになってきたから、次の大会が重要。それまでにエボ]とエボ\、2台の比較テストをするけど、今のマシンで走る可能性が高いかな。いずれにしても頑張るよ。

佐藤隆行 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 7位】
チーム員のクルマを借りて、自分の足回りを移植してきたんです。
そういう状況の大会でポイントを重ねられたのは嬉しいですね。
ボクの場合は後半の上の段で少しオーバーランしてタイムロスしたんですが、前半がとてもうまく走れた。勝ちたかったけど、悔いのない走りでした。
次は地元なので頑張りますよ!

谷津良嗣 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 7位】
もともとウェットタイヤは得意ではないのですが、昨日の公開練習ではトップタイムに迫るタイムを出せて手応えを感じることができました。
結果を残せるように、さらに頑張りたいという気持ちで一杯です。
Technical Information
今回の大会は、ナンバー付きのN3がオーバーオールを獲得したことからも分かるように、降雨の状況や路面が非常に大きく変動した大会となった。
水溜まりは深さによって避けるべきか入るべきかを判断するが、そのためには慣熟歩行が大きな鍵を握る。
その際に水溜まりに入れる場合のラインと避けた時のラインの二つを想定し、走行の時に瞬時に判断を下す。それを実現させるためにも、あらゆる路面でドライタイヤとウェットタイヤの感触を比較しておくなど、事前のフィーリングチェックも必要になる。
理想の成績は残せなかったが、荒井選手も佐藤選手もADVAN A031をきっちりと使いこなし、冷静な判断の上に得た好結果と言えるだろう。
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