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JDC Round 3
開催日程
2009年5月24日(日)
開催場所
テクニックステージ・タカタ
(広島県)
天 候
曇り 時々 雨
路 面
ウェット
参加台数
152台
(ADVAN装着車 16台)
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全日本ダートトライアル選手権は早くも中盤戦に突入し、シリーズを追う選手にとって重要な一戦を迎えた。加えて、このタカタは西のダートラの聖地と言われるほど選手に人気のあるコースで、この大会にも150台を超える選手が集まった。

進化するコースとも言われるタカタは、毎年のようにコースが改修され、全日本戦でお披露目されることが多い。それは地元の選手に有利にならないようにという主催者の配慮だが、今年の改修は例年とは少し違い、コーナーのアールだけでなく土質そのものが変えられた。

例年だと1本目は深め砂利の走行、2本目は硬いフラット路面の走行という感じだが、今年の路面は砂利が少なく、それでいて走行を重ねてもギャップなどが出来にくいという路面になっていた。
例年の硬質グラベルは、ダストが乗ると見た目と実際のグリップ感に差があるという感じだったが、グリップ感を掴みやすく、序盤から終盤まであまりグリップ差が出ないという路面である。

コース管理者も、新たな試みとしてその路面の変化がどうなるのかを見守っているという状況だったが、前日の夜に降雨があり、早朝に雨が上がって水分を多く含んだグラベルになった。
目立った水溜まりはないが、厚い雲に日差しが遮られ、ドライ路面にはならない。降雨はないが、後半ゼッケンのクルマもウェットタイヤでアタックに出るという状況だった。

ところが、午後の2トライ目の早い時期に、大粒の雨に見舞われてしまう。路面は一転してハード気味のウェットに。だが、その雨は長くは続かず、僅かに路面が乾き始める。そのまま安定してくれていればよかったのだが、再び大粒の雨が降り出した。

「ちょうどスタートに向かおうとしたくらいの時だったね。すでにシードゼッケンが並び始めている頃で、A035を履いていたんだけど、慌ててA031に履き替えたんだ。
でも、雨が強かったからね。1本目のタイムを上回るのは難しいだろうとは思っていたんだ。
何が起きるか分からないから全開で攻めたけど、やっぱり1本目のタイムは超えられなかった」

1本目にベストタイムをマークしていたSA2クラスの荒井信介選手は、結果的に路面状況が大きく変化する中で見事な2勝目をゲットし、シリーズリーダーに浮上することに成功した。

また、九州で斬新なアニメキャラのマシンで参戦した同じSA2クラスの浜孝佳選手は、地元の一戦ということもあって上位入賞を狙っていたのだが、不運にもマシントラブルに見舞われてスローダウン。1本目のタイムで何とか7位という成績に終わった。
なお、浜選手はラリーへの参戦が決まっており、今年の全日本ダートラ活動はこの大会が最後になる。
独特な「メロン」のキャラクターを見にギャラリーが足を運ぶなど、ダートトライアルの知名度を高めてくれる存在だったことは間違いない。
来年以降も、ぜひダートトライアルに参戦して欲しいところだ。
Driver's Voice
荒井信介 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 優勝】
1本目はADVAN A031。でも、もしかしたらADVAN A035でも同じくらいのタイムが出せたかも知れない。といっても、砂利が飛び始めたラインをキープするのは難しかったからね。
1本目の時は雨の気配なんてなかったから、2本目の勝負になると読んでいたんだ。あえてリスク背負うことはないかなって。
でも、結果から言えば、そこできっちりタイムを出せていたのが幸いした。雨の降り始めがもう少し遅かったら、1本目のタイムは抜かれていたはず。
そういう意味では、逆に天気に助けられたと言っていいね。ホントに危なかったよ。

浜 孝佳 選手
 【今回の成績 : SA2クラス 7位】
地元だから何とか表彰台に立ちたいという気持ちがあったんですけどね。
ボクはADVAN A035でスタートラインに並んでいる最中に雨が降ってきて、チーム員がウェットタイヤを持って来てくれたんですけど交換できる時間がなかった。
でも、結果的に途中でトラブルが起きてしまい、2本目を走りきれなかった。
せっかくメロンちゃんが会場まで応援に来てくれたのに、残念な結果になってしまいました。
Technical Information
今回は降雨によって路面状況が大きく変化し、結果的に雨に翻弄された大会となった。雨のタイミングを読み取ることは難しく、それだけに1本目もきっちりと成績を残しておく必要がある。
荒井選手はドライでも同じようなタイムが出せた可能性もあるというが、さらに後半の走行のクラスもウェットタイヤでベストタイムを刻んでいるため、結果的にタイヤチョイスは正解だったと言える。
チョイスが難しい場合は、ライバル選手と同じタイプ(ドライ、ウェットという意味で)で挑む選択肢もある。
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