フランスのサルテサーキットを舞台に、その名の通り丸一昼夜を駆ける戦いが「ル・マン24時間レース」。
1923年に始まった伝統の一戦は世界三大レースのひとつに数えられるもので、ADVANも25年連続で参戦を続けている。
　
このレースは自動車の進化とも大きな関係があり、黎明期には自社で製造した車の性能、中でも耐久性をアピールするために自動車メーカーが参戦を重ねた。これがル・マン24時間レースを世界に名だたるビッグイベントに成長させる大きなきっかけとなった。
　
その後は耐久性に加えてスピードの追求が進み、エンジンやシャーシなどの進化に合わせて速さに磨きがかけられていった。
そして近年では環境保護という地球規模のテーマに対しても、ディーゼルエンジンを搭載したマシンの優勝という歴史的な快挙でひとつの答えを具体化した。
　
2008年、ADVANはル・マン24時間において新しいチャレンジを実行する。それは、ル・マン24時間史上初めての"産学共同プロジェクト"での参戦。
東海大学の林義正教授をリーダーとして、学生メンバーで行なう「東海大学 ル・マンプロジェクト」とパートナーシップを締結。このプロジェクトにはモータースポーツ界の枠を超えた大いなる注目と期待が寄せられている。
　

---

　
　　【ADVAN TIRE INFORMATION】
　
四半世紀にわたって、この過酷な戦いにチャレンジを続けてきたADVAN。
　
ル・マン24時間レースはサーキットコースと一般公道を組み合わせた全長13kmを超えるコースが舞台。
そこで耐久性と信頼性は24時間レースを戦うタイヤに欠かせないものとなるが、25年の参戦経験で蓄積された技術力とデータが、チームやドライバーから高く評価されるタイヤを産み出している。
　
また、長丁場の耐久レースであるがゆえに、戦略上「燃費」という要素も無視することは出来ない。そこでADVANは転がり抵抗を低くすることで燃費の向上に貢献するタイヤを開発。「速さ」と「燃費」を両立させたタイヤは横浜ゴムの高い技術力と長年の参戦実績から産み出されたものである。
　
さらに24時間レースということで気温の変化も大きい。気温の低い夜間はアクシデントが多発することでも知られているが、昼夜を問わず確実に路面を捕らえるグリップ力と、ピットストップ時間を最小限に抑えることにつながるタイヤライフ性能の高さも、ADVANレーシングタイヤの大きな特徴である。