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JRC Round 8
開催日程
2008年9月13日(土)
〜15日(月)
開催場所
佐賀県・吉野ヶ里町周辺
天候/路面
晴れ/ドライ(ターマック)
総走行距離
235.86km
SS総距離
65.61km
参加台数
44台 (ADVAN装着 14台)
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全10戦で競われる2008年の全日本ラリー選手権も、残すところあと3戦。終盤の3大会は全てがターマックでの戦いとなるが、第8戦が佐賀県で開催された。
サービスパークは弥生時代の環濠集落跡に整備された「吉野ヶ里歴史公園」の一角に設けられた。「吉野ヶ里歴史公園」は約69haという広大な敷地に弥生時代の竪穴式住居や高床倉庫、物見櫓などが復元されており、太古の歴史を感じることが出来る佐賀県有数の観光スポットである。

この吉野ヶ里を起点に8つのSS(スペシャルステージ)、合計65.61kmが設けられた。その道は比較的幅も広く整備の行き届いたものだが、とにかく休む間もなくコーナーが連続する。
13日(土)のレッキを終えてサービスパークに戻った「アドバンPIAA-KYBランサー」の田口幸宏選手は「100mくらいのストレートもあったから、そこでは一息つけるかな?(笑)」と語ったが、とにかくドライバーもペースノートを読み上げるコ・ドライバーにもハードな戦いとなりそうなコースである。

さらに週末にかけて気になったのが台風13号の接近。結果的には南方で台風が足踏みしたために佐賀県地方に大きな影響を与えることはなかったものの、競技が行なわれる14日(日)の朝までタイヤ選択に悩むチームの姿もあった。

奴田原文雄選手と田口幸宏選手が駆る2台の三菱ランサー・エボリューションXは、ともに245/40R18のADVAN A050 G/Sコンパウンドを装着してスタート。
しかしタイトコーナーが連続するステージは車両重量とボディサイズがともに大きくなったエボリューションXにとって苦戦を強いることになる。

序盤で大きくライバルに離されてしまった奴田原文雄選手は、2本のSSを終えた後のサービスでタイヤ交換などを行い、挽回を賭けてSS3へ臨む。
蒸し暑い空模様、路面のアスファルトは初秋の眩しい太陽に照らされて路面温度も上がっている。
そうなるとタイヤのパフォーマンスダウンも気がかりなところだが、ADVAN A050は熱ダレの兆候を微塵も見せず、奴田原選手は先行するライバルに食らいついていく。
そして1回目のサービスから4本目のSSとなる10.91kmのSS6「トム・ソーヤIII」ではセカンドベストをマークして総合3位にポジションアップ。
セクション2最後となるここまで3本のSS、合計23km以上を走っているが、奴田原選手のドライビングをADVAN A050がしっかりと支え続けた。
その後、2本のSSを走り、最終的に奴田原選手は4位でフィニッシュを果たした。
また吉澤哲也選手は田口幸宏選手と終盤で接戦を展開、最後は2.2秒差で振り切って総合6位を獲得。

この他、JN1.5クラスでは大井こずゑ選手がターマックでも安定した速さを見せてクラス3位、4戦連続で表彰台獲得となった。一方、大庭誠介選手はTC3遅着でペナルティを課せられたことも影響して4位となったが、シリーズランキング争いではトップの座を守っている。

JN1クラスはシティ勢に対してスターレットで果敢に挑む明治慎太郎選手が今回から車を入れ換えた。車種は同じスターレットだが、ボディカラーはそれまでの黒から白に一変。
今回もアグレッシブな走りで、3位をゲットした。
Driver's Voice
奴田原文雄選手  
 【今回の成績 : 総合4位(JN4クラス 4位)】
気温も高いですし、常にGがかかっているようなコースコンディションですので、タイヤの摩耗を考慮してG/Sコンパウンドをチョイスしました。
常にいいパフォーマンスを発揮してくれましたが、特に今回のラリーは回り込んだ道が多いために、車重が重くディメンションが大きいエボXでは苦戦してしまうのはしようがなかったですね。

明治慎太郎選手  
 【今回の成績 : 総合30位 (JN1クラス 3位)】
今回から車種は同じスターレットですが、車を入れ換えました。以前使っていた車もそろそろあちこちリフレッシュしたい感じだったので、ならばいっそボディも含めて新しくしようと決断した結果です。
車を登録したのが大会の2週間前とドタバタしていたので、車のセッティングもまだまだこれから。今日も朝はフィーリングが今ひとつだったのですが、サービスでセッティングを修正したら良い感じになったので、手応えはありましたね。

[右写真 : 明治慎太郎選手(左)と、コ・ドライバーの足立さやか選手(右)]
Technical Information|テクニカル・インフォメーション
ラリー本番の午後は雨の予報が出ていたので、タイヤ選択は難しい点もあった。
タイヤの使用制限は10本であり、アイテナリー(ラリー行程表)がタイトでリエゾンでの前後タイヤ交換もできないことから、ランサーエボリューションXは245/40R18のG/Sコンパウンドを装着した。
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