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HOME / MOTORSPORTS / P-WRC 2007 / Round 5 News Index
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Rally New Zealand
開催日程
2007年8月30日(木)
〜9月2日(日)
開催場所
ニュージーランド・
ハミルトン近郊
天 候
LEG1 : 曇り 時々 雨
LEG2 : 曇り
LEG3 : 曇り 時々 雨
路 面
グラベル/ドライ
総走行距離
1255.98km
SS総距離
353.56km (SS1〜SS18)
>> Report (レポート)  >> Result (競技結果)  >> Detail (カテゴリー紹介)
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前戦・ギリシャでの第4戦から3ヶ月という長いインターバルを経て開催される2007年のFIAプロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)。
その舞台は南半球のニュージーランド、北島のハミルトンがホストタウンとなる。
 
日本では観測史上の最高気温記録が更新されるほど酷暑となった2007年の夏。しかし8月とは言っても南半球は季節が逆転するので真冬ということになる。
もっとも「一面の銀世界」という訳ではないのだが、気温は最高でも20度に達しない低さの時期。結果的にはラリーが開催された週末は空模様もぐずつき気味で、難しい路面コンディションの下での戦いとなった。
 
日本からは昨年のP-WRCシリーズ2位を獲得している奴田原文雄選手をはじめ、選手権外での参加も含めると多くのクルーが参戦。ADVANラリータイヤを装着して挑むマシンも多く、活躍が期待された。
 
特に今季も全日本ラリー選手権も合わせてシリーズを戦っている奴田原選手は、全日本戦の九州ラウンドを戦い終えた翌日、福岡から成田空港に直行。自宅で休養する間もなく、そのまま南半球へと旅立つタイトスケジュール。
奴田原選手は第4戦をスキップしているので、実に5月以来のP-WRC参戦となる。
 
これまでP-WRC/全日本選手権ともに歯車が噛み合わず本来のパフォーマンスを出し切れていない奴田原選手。今回のニュージーランドを終えると次は地元開催となるラリージャパン、日本のファンも奴田原選手の復調に期待しているところ。
 
木曜日にハミルトン市内で行われたセレモニアルスタートで幕を開けた戦い、金曜日のレグ1は時折小雨が降る生憎のコンディション。
柔らかい路面に手こずった部分もあったが奴田原選手は徐々にペースを上げて、初日をP-WRC4番手で終えた。
 
土曜日のレグ2では上位陣の後退もあって、一時は2番手にまでポジションアップ。最終的にはP-WRC4番手とポジションキープで走行を終える。
 
そして迎えた最終日のレグ3。初日同様に雨が時折降る空模様、ゆえに路面はスリッピーになりミスは許されないシチュエーションになった。
奴田原選手は前夜のうちにデファレンシャルを交換してリフレッシュされたマシンを駆り、ベスト3入りを目指して追撃を図る。
残念ながら追撃は成らず結果的にはP-WRC5位で競技を終えることになった奴田原選手。

順位としては満足出来るものではないが、自らがイメージした走りを最後には出来たと語った奴田原選手。
次のP-WRCは昨年奴田原選手が優勝を飾っている「ラリージャパン」。
さらに速さに磨きがかかった走りを奴田原選手が披露してくれることに大いに期待したい。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
真崎健雄
タイヤについては昨年NZでのハンニネン選手の高い実績からソフトコンパウンドを投入しました。
今回は残念ながら車両の不調もあってタイムが思うように伸びない場面もありましたが、奴田原選手のステディな走りによってライバルが戦いから脱落していくのを尻目に常に走り続けられたのは大きな意味がありました。
その結果として終盤には3位争いを演じたのですから、調子は間違いなく上向きと言えるでしょう。
惜しくも僅差で5位に終わってしまいましたが貴重なポイントを獲得することができました。
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