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HOME / MOTORSPORTS / P-WRC 2007 / Round 4 News Index
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Acropolis Rally of Greece
開催日程
2007年5月31日(木)
〜6月3日(日)
開催場所
ギリシャ・アテネ近郊
天 候
晴れ
路 面
グラベル/ドライ
総走行距離
1577.12km
SS総距離
337.64km (SS1〜SS17)
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ギリシャの首都・アテネ。
古代ギリシャ時代に繁栄を見せた都市国家であり、1834年にギリシャの首都となってからも国の中心として発展を遂げてきた街。1896年には第一回オリンピックの開催地ともなり、スポーツ、芸術などの文化面でも世界的に存在感の高い街のひとつである。
 
そのアテネを中心としてギリシャを舞台に開催されるのが伝統の一戦「アクロポリス・ラリー」。
大会名に冠されている「アクロポリス」とは古代ギリシャの都市国家にあった神殿や砦が築かれた小高い丘を意味しており、このことだけでもギリシャの歴史と伝統を感じさせてくれる。
 
モータースポーツ文化における最高峰のひとつである世界ラリー選手権(WRC)、その中で改造を厳しく制限された車両によって競われるのがプロダクションカー世界ラリー選手権(P-WRC)。
 
今回のアクロポリス、ADVAN勢では奴田原文雄選手が全日本ラリー選手権出場のために不参加となり、ランサーを駆るS・カンペデリ選手、そしてインプレッサ勢からS・パブリドス選手、K・ソルベルグ選手、L・クザイ選手がドライバーをつとめる全4クルーが参戦する。
 
月曜日の公式テストは豪雨で中止となったものの、翌日以降は好天に恵まれて最高気温も30度に達する暑さに。
タフな路面で知られるアクロポリスはところによっては例年以上に過酷な路面も存在した。
 
期待のADVAN勢だったが、過酷なラリーがドライバー、そしてマシンに対して容赦なく牙を剥いた。
K・ソルベルグ選手は初日のSS4でステアリングアームを破損し14分と大幅なタイムロスを喫してしまう。
翌日のレグ2、9.18kmのSS11ではトップタイムを叩き出して速さとADVANラリータイヤの高いポテンシャルを見せつけた。だがその後、ドライブシャフトが音を上げてしまい万事休す。
 
L・クザイ選手もレグ1で転倒を喫してしまい、レグ2でも転倒してしまった上にマシンが炎上して戦線を離脱。S・パブリドス選手も結果的にリタイアとなってしまい、厳しい一戦となった。
 
そんな中で健闘をみせたのがランサーのS・カンペデリ選手。
これからの戦いぶりも楽しみな若きイタリアンは、この難しい一戦で着実にフィニッシュまでマシンを運び、P-WRCで8位という戦績を残した。
ENGINEER VOICE|エンジニア・ボイス
真崎健雄
アクロポリスには昨年優勝したキプロス仕様のタイヤをベースに、モディファイを施したものを投入しました。
WRCとしても記録的なパンク本数が生じた一戦となりましたが、耐パンク性能は問題ありませんでした。ただ、キプロスと比べると路面が硬く、高速コースであったこともあってタイヤにはかなりきつい戦いとなったことも事実です。
難しい路面に対しての良いデータや情報を得ることが出来ましたので、またアクロポリスにも挑戦出来れば良いな、と思っています。
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