全日本ラリー、その歴史はADVANラリータイヤ栄光の歴史に置き換えられると言っても過言ではないだろう。
ADVANブランドが誕生したのは1978年。既に四半世紀を超える歴史を刻むADVAN、誕生の翌年には「ADVANラリーチーム」が発足、ラリーステージを舞台にしたチャレンジを開始。
そして発足初年度からBクラスでチャンピオンを獲得している。
往年の日本におけるラリーは、俗に"計算ラリー"と呼ばれる競技スタイルが主流だった。
しかし近年になって海外で行われているラリーと同様に"SSラリー"へとその形態は変化、戦いはより速さを求め、タイヤには圧倒的なハイポテンシャルが要求されるようになっている。
ここ最近は日本でWRC(世界ラリー選手権)が開催されるようになったこともあり、ラリーに対する注目が高まっている。
ラリーはSSこそクローズされたコースで行われるが、公道を移動するリエゾン区間やサービスパークなど、比較的ラリーマシンやドライバーと間近に触れ合う機会が多いモータースポーツ。
個性的なカラーリングをまとうマシンが移動するリエゾン区間で、地元の子供たちなどが元気に手を振って激励する姿などは全国どこのラリー会場でも見られるもの。
各地で地元密着型の大会が催されており、地域振興の役割も担っているモータースポーツである。